レビュー一覧
梁山泊 さんのレビュー一覧
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大学4年生なので阿部寛に置き換えて読むのはかなり困難ではある。
「放課後」といいこの作品と言い、作者はちょっと学生に何か偏見を持っているのだろうか。
いくら親友だろうと、その人の全てを知っている訳ではない。
確かにその通りなのだが、ほぼ知っているから親友なのだと思うのだ。
その親友を殺すに至る動機にしては余りにも弱過ぎないだろうか。
大学4年生といえば、子供から大人への・・・っていう段階でもないと思うのだが・・・
しかも学業もスポーツもトップクラスの面々なのだ。
その割に殺害に至るまでの思考が単純すぎる。
「頭にきたから殺す」的で、親友に手をかける事に対する本来そこにあるべき紆余曲折の苦悩・躊躇といったものを感じることが出来なかった。
学生=子供、青い 作者がそのように思っているような気がしてならない。
タイトルの「卒業」は、そういう「青さ」からの卒業、そんな風に読めてしまった。
主要登場人物が誰一人として幸せになれない卒業ってのもどこか無理矢理で「大人になる前の試練を与えてあげました」的な感じがして共感できなかった。
だから読後感はイマイチ。
一方ミステリーの方だが、これもイマイチ。
▼以下、ネタバレ感想