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論理テノール さんのレビュー一覧
論理テノールさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.60pt |
レビュー数5件
全5件 1~5 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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倫理よりも論理が大事だと考える全てのミステリファンのための一冊。
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絶対にこの作品単体で読むんじゃないぞ!最低限「占星術」と「斜め屋敷」だけは読んでから来い!この作品の真価が味わえないからな!「島田荘司はこの作品が初めてで〜」って言ってるやつの感想は信じるな!これ単体で評価できる作品じゃないんだ!
もう一度言うぞ!絶対に前作を読了してから読め!!そうしたら面白いことは保証するから!! |
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「メルカトルと美袋のための殺人」「メルカトルかく語りき」に対し、今作はやや劣ることは否めない(というかこいつらが凄すぎるのだが)。しかし、事件を「終わらせる」ための銘探偵の真髄は余す所なく発揮されており、それが顕著なのはやはり最終作「メルカトル式捜査法」だろう。推理小説としてタブーといってもいいレベルのことを涼しい顔でやってのける。これこそが麻耶雄嵩である。前2作とはまた違った方向で突き抜けた傑作であると考える。
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なんと言っても青崎有吾「噤ヶ森の硝子屋敷」と周木律「煙突館の実験的殺人」が素晴らしい。特に「煙突館」は実に周木律らしいトリックが炸裂している。「硝子屋敷」は青崎の短編集「11文字の檻」に収録されたが、「煙突館」は現状(2024年6月)このアンソロジーでしか読むことはできない。しかしこの短編のためだけにでもこの本を買う価値はあるくらいのぶっ飛んだ作品である。他の短編はやや印象が薄いが。
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メルカトルシリーズではないため、麻耶雄嵩特有の不条理な展開、壮絶なカタストロフィなどは抑えられているが、それでもなお切れ味抜群の4篇。私的ベストは「交換殺人」。メルカトル鮎では逆に成し得ない(比較的)正統派のミステリ、思わず唸らされるトリック、そして麻耶雄嵩らしいラスト。筆者自身の短編群の中で見ても非常に優れた作品である。
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