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論理テノール さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.60pt

レビュー数5

全5件 1~5 1/1ページ

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No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

エレファントヘッドの感想

倫理よりも論理が大事だと考える全てのミステリファンのための一冊。
エレファントヘッド
白井智之エレファントヘッド についてのレビュー
No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

この作品から読むな!

絶対にこの作品単体で読むんじゃないぞ!最低限「占星術」と「斜め屋敷」だけは読んでから来い!この作品の真価が味わえないからな!「島田荘司はこの作品が初めてで〜」って言ってるやつの感想は信じるな!これ単体で評価できる作品じゃないんだ!

もう一度言うぞ!絶対に前作を読了してから読め!!そうしたら面白いことは保証するから!!
異邦の騎士 改訂完全版
島田荘司異邦の騎士 についてのレビュー
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

銘探偵ここにあり

「メルカトルと美袋のための殺人」「メルカトルかく語りき」に対し、今作はやや劣ることは否めない(というかこいつらが凄すぎるのだが)。しかし、事件を「終わらせる」ための銘探偵の真髄は余す所なく発揮されており、それが顕著なのはやはり最終作「メルカトル式捜査法」だろう。推理小説としてタブーといってもいいレベルのことを涼しい顔でやってのける。これこそが麻耶雄嵩である。前2作とはまた違った方向で突き抜けた傑作であると考える。
メルカトル悪人狩り (講談社文庫)
麻耶雄嵩メルカトル悪人狩り についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

青崎、周木による二編が秀逸

なんと言っても青崎有吾「噤ヶ森の硝子屋敷」と周木律「煙突館の実験的殺人」が素晴らしい。特に「煙突館」は実に周木律らしいトリックが炸裂している。「硝子屋敷」は青崎の短編集「11文字の檻」に収録されたが、「煙突館」は現状(2024年6月)このアンソロジーでしか読むことはできない。しかしこの短編のためだけにでもこの本を買う価値はあるくらいのぶっ飛んだ作品である。他の短編はやや印象が薄いが。
謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー (講談社タイガ)
東川篤哉謎の館へようこそ 白 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

見過ごされがちな名作

メルカトルシリーズではないため、麻耶雄嵩特有の不条理な展開、壮絶なカタストロフィなどは抑えられているが、それでもなお切れ味抜群の4篇。私的ベストは「交換殺人」。メルカトル鮎では逆に成し得ない(比較的)正統派のミステリ、思わず唸らされるトリック、そして麻耶雄嵩らしいラスト。筆者自身の短編群の中で見ても非常に優れた作品である。
名探偵 木更津悠也 (光文社文庫)
麻耶雄嵩名探偵 木更津悠也 についてのレビュー