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325sumire さんのレビュー一覧
325sumireさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.17pt |
レビュー数6件
全6件 1~6 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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音道貴子シリーズ6作目読了! 音道が成長しています。刑事にもいろいろいて、星野のノー天気ぶりというか、どこかのネジがこわれているような刑事もいるが、ホームレスになりきって仕事を完遂する刑事、プロ集団いいですね。警察にかかわらず組織にはいろんな人がいる。仕事をやりきるプロは魅力的!
心に残るのが中田加恵子、幸せになってほしい。そして、平嶋がいいですね。同性としての心意気ですね。温かいものを感じます。あ~あ、これで音道貴子シリーズは終わりでしょうか。是非、続編を!! |
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これで音道シリーズ五作目読了! 少し飽いたかなとおもいはじめたが、「山背吹く」と「聖夜まで」はよかったです。人がどうしようもなく落ち込んで、だけど「・・・せめて今の状況を諦めて、受け容れるより仕方がなかった」といって前向きに生きようと気持ちをきりかえる姿、起きたことは起きたこととして受け容れるしか仕方がない。でもだれかが自分のことをわかってくれると思って、誰しも乗り越えてきたのではなかろうか・・・とても納得のいく言葉だった。そして、「聖夜まで」共働き夫婦の難しさ、夫婦関係、親子関係、とても身近に感じました。よかったです。
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これで音道刑事シリーズ四作目読了。短編四作入っていますが、どれも心に残ります。隣近所の出来事のようなそんな感じで「老い」「親心」などがとりあげられています。音道が隣に居るような気がしました。「木綿の部屋」は滝沢刑事の長女の家庭問題に音道がひょんなことから同席することになって・・・・そこにあたかも自分もいるような感じになりました。あ~あ、人生いろんなことあるよねー、そうして人間みんな老いていくんだよねーって思いましたね。本当に人間くさい作品です。音道シリーズ以外の作品も読んでみたくなりました。
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これで音道貴子シリーズ三作目読了! 短編集なので期待していなかった割には楽しめました。今作は、変に女という気負いのない音道貴子で無理なく感情移入できました。季節感ある日常の描き方がいいですね。滝沢刑事とのコンビも面白いが、六編ともおもしろかったです。ちょっと音道が身近に感じられるようになったかな。表題の短編「花散る頃の殺人」の老夫婦の生き方には、そんな人生もありかとも思うけど、現代ならばもう少しちがう生き方もできたのではないかと割り切れない思いが残りました。
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乃南アサの小説二冊目読了です。音道と滝沢のコンビなかなかおもしろくてはまっています。「凍える牙」よりもお互いに理解を深めてしっくりした相棒になっていてホッとしました。滝沢が音道に惚れているふうにもみえますね。滝沢の方にどちらかというと親近感を感じています。音道はちょっとしんきくさい感じ。白骨死体の発見から事件解決まで一気に読めます。隣で生活している息遣いのようなものが感じられる小説です。長尾広士と祖父母みんないとおしいですね。一つ気になったのは、老人福祉施設職場で働く若者達を暗い、きたない職場で働くように描いていることは気になりました。
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大学の図書館の書評のお勧めで久しぶりにミステリーを読みました。この作者の作品を読むのもはじめてです。一番おもしろいと思ったのは、音道が女性蔑視の警察組織の中で敢然と戦う姿、そして滝沢とのコンビ、それぞれが抱える家庭問題などが人間くさく描かれているところかな。とても身近に感じました。 ただ、笠原には同情しますが、娘の薬物中毒に関わった人間達に復讐する描き方は、ちょっと現実離れしていてすーっと入って行けませんね。疾風には恋しますね。忠犬ハチ公を連想しました。音道の今後と野沢が気になりますので、この著者の次の作品を読もうと思います。
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