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325sumire さんのレビュー一覧

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レビュー数3

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No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

読み応えありました

音道貴子シリーズ6作目読了! 音道が成長しています。刑事にもいろいろいて、星野のノー天気ぶりというか、どこかのネジがこわれているような刑事もいるが、ホームレスになりきって仕事を完遂する刑事、プロ集団いいですね。警察にかかわらず組織にはいろんな人がいる。仕事をやりきるプロは魅力的!
心に残るのが中田加恵子、幸せになってほしい。そして、平嶋がいいですね。同性としての心意気ですね。温かいものを感じます。あ~あ、これで音道貴子シリーズは終わりでしょうか。是非、続編を!!
鎖〈上〉 (新潮文庫)
乃南アサ についてのレビュー
No.2:
(9pt)

生活感のあふれる小説

乃南アサの小説二冊目読了です。音道と滝沢のコンビなかなかおもしろくてはまっています。「凍える牙」よりもお互いに理解を深めてしっくりした相棒になっていてホッとしました。滝沢が音道に惚れているふうにもみえますね。滝沢の方にどちらかというと親近感を感じています。音道はちょっとしんきくさい感じ。白骨死体の発見から事件解決まで一気に読めます。隣で生活している息遣いのようなものが感じられる小説です。長尾広士と祖父母みんないとおしいですね。一つ気になったのは、老人福祉施設職場で働く若者達を暗い、きたない職場で働くように描いていることは気になりました。
風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)
乃南アサ風の墓碑銘 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

久しぶりにはまりました

大学の図書館の書評のお勧めで久しぶりにミステリーを読みました。この作者の作品を読むのもはじめてです。一番おもしろいと思ったのは、音道が女性蔑視の警察組織の中で敢然と戦う姿、そして滝沢とのコンビ、それぞれが抱える家庭問題などが人間くさく描かれているところかな。とても身近に感じました。 ただ、笠原には同情しますが、娘の薬物中毒に関わった人間達に復讐する描き方は、ちょっと現実離れしていてすーっと入って行けませんね。疾風には恋しますね。忠犬ハチ公を連想しました。音道の今後と野沢が気になりますので、この著者の次の作品を読もうと思います。
凍える牙
乃南アサ凍える牙 についてのレビュー