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りょうま さんのレビュー一覧
りょうまさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.80pt |
レビュー数15件
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初めてクローズドサークル物を読みました。
決められた空間の中で登場人物の行動にのみ物語を動かす意味があるという点において、 自分にはそれほどのめり込む事ができませんでした。 推理ものが自分に合ってないのかも? 本作を推奨も批評するつもりもありません。 こんなものかなって感じです。 |
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面白かったです。
ちょっと、ほっこりしたストーリーになっています。 犯人の要求は身代金「5000万」いやいや「100億円」。 前代未聞の要求に日本中が驚きます。 この誘拐されたお婆ちゃん、只者でない。 話は暖かい内容で安心して読む事ができます。 こんなお婆ちゃんがいたら、やっぱしみんなから愛されるんだろうな。 |
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【ネタバレかも!?】
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SFものとミステリーが融合した作品でした。
主人公の視点で物語が進んで行きますが、物語が進む中で主人公の身勝手さが徐々に出てきて 読後感の悪さは筆者の狙い通りでしょう。 主人公の彼女の運命が決まる場面が僕の中で一番盛り上がる場面でした。「あぁ、そうくるか・・・」って。 この本を読んで、アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」を読んでみたくなりました。 |
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実際にあった話をモチーフに練り上げて作った良作に仕上がってます。
さて本作ですが、企業、銀行等、グループ財閥企業の奢りからできた悪役ぶりの人間模様、 またその大企業に立ち向かう中小企業の社長の孤立無援の奮闘ぶり。 欠陥車による被害者の悲しみや苦しみ等がよく描かれており大変面白いです。 最後はさざ波が押し寄せる感じで徐々に主人公の立場が改善されていきます。 最後はこうなるだろうと予測できるので、 劇的な感じでの「爽快感」はないですが、やはり面白いです。 |
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【ネタバレかも!?】
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泣ける泣けないではない。
大変切ない話で現実味のある話だと思う。 |
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下町の中小企業の苦悩や挫折や誇りが、リアリティ溢れる文章で綴られている。
内容も最初からドキドキもので、これでもか、これでもかというぐらい経営に対する問題が発生するが それに対処する社長社員の苦悩がにじみ出ている。 昔実際にあった東大阪の中小企業が作った人工衛星「まいど1号」でもこんな事が起きたのかと勝手な想像をして、きっと小説以上の大変さが あったのではないかなぁ、そんな事を想わせる作品です。 最後は清々しい気持ちになれます。 |
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企業の立て直しと野球部の立て直しを取り組んで行く事を題材にした小説。
野球が好きだともう少しよい評価になるかもしれない。 それなりに面白いのだが、下町ロケットと比べると後塵を拝する。 |
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池井戸潤氏の作品は初めてでしたが、大変面白かったです。
俺の中で超ヒット作が出た感じ。 ドラマの半沢直樹のイメージが想像できてしまいます。 最後まで読んで気持ちがスカッとする小説。 これはお勧め。 他の池井戸潤の作品も是非読んでみたくなりました。 |
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最初恋愛小説かー、読めるかな?と、ちょっと腰引き気味に思ってたんですが、
読んでみたら意外とスラスラ読むことができました。普通に楽しく読めた良本です。 サイドA、サイドBで別れていて学生時と社会人時のお話のラブストーリーです。と、ここまでなら7点ぐらいの内容です。 しかし、この小説の醍醐味は読み終わった後から始まる。 何も気付かなかった人にはただのラブストーリーなのだが、「最後の2行」で気付くと、「え、そうなの?」とパラパラと読み返す事になる。 そして、この物語が緻密に計算されて作られた物語である事がわかる。伏線もちゃんと張り巡らされていて再読で納得。伏線内容はインターネットでの解説で詳しく書かれていますので、そちらを読まれる事をお勧めします。 |
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普通に楽しめた。ただ心に残る物語かと聞かれれば「残らない」物語だった。
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主人公こと安井算哲が人生全てを賭け、粉骨砕身した改暦について書かれた本であります。
幾多の登場人物も絡んでの大物語ですが、基本、算哲の話です。 時には大きな挫折を何度も味わいながらも周りの助けを得て、 算哲は大和歴にたどり着く事ができたんだなと感心する。 才多き人であり、人情味が深く、また良き知人に巡り会えた。 物語当初から、碁の話と算術の話がよく出てきます。「ヒカルの碁」とか読んでた人はイメージしやすかったのではないでしょうか。 算哲が碁打ちであることと、算術好きであることが、後半の話に紐付いてきます。 算哲の周到にしかけた改暦のくだりにぴったしハマって、「明察」となります。 ただし、ちょっと登場人物像は全体的に味付けは薄かったのではないでしょうか。 長編だった事もあり、私は途中「飽き」てしまって挫折しかけました。 ちょっと中だるみしましたね。改暦する為の話としては重要だったのでしょう。 後半の改暦のくだりは白熱して面白くなり、 読むスピードが加速していって読破できました。 改暦って何かというと、例えば1年は365日ですよね、でも誤謬があって実際は少しズレている。だからうるう年を定めその狂いを修正します。 この時代はまだ、色んな事がわかってない時代で、この時に使っていた暦(カレンダーと言っていいでしょう)には、誤謬があるのでそれを正す(計算方を変える)。という事です。 改暦するとはどういうことか、政治、歴史、文化、宗教、権力、その他雑多利権が絡み凄まじい権力争いになった事はいうまでもありません。 なぜなら改暦は、天の時を知り、地の利を得るという事なのだから、それを一手に握ったとしたらと考えると、当時の権力者の争いは凄まじかった事でしょう。 安井算哲が改暦をなした後、えんと仲睦まじく余生を暮らせたのはよかったな、と私は思います。 |
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普通に読めました。盛り上がり所は少なかった気がします。ストーリー的に少しはホラー的要素があったらもっと緊迫感が出たかも。
主人公のハスミンこと、蓮実聖司のサイコパスぶりを描いた作品です。どんどん殺していきます。 作品中ではすごく頭が切れ人望に富む好青年の様に見え、裏では幾多の殺人を起こすも証拠を残さない完璧な殺戮者の怪物の様に書かれています。 がしかし、普通に読んでいて違和感を感じます。だって、前の殺人がバレそうだから疑問を持った人を殺しちゃうんでしょ!そしてその殺人もバレかけたから、次殺しちゃうし。全然完璧じゃない! だからこれは、バレない一線を死守する為にヒイヒイいいながらハスミンが頑張ってる。そんな物語です。 上巻と下巻では雰囲気が変わります。前半はハスミンの人物像に迫って、後半ハスミンが頑張る。先生と生徒の知恵比べです。 ホラーではなくミステリー?エンタメ小説。 完全犯罪の為に駆け回るハスミンの頑張りを応援してあげて下さい。 |
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【ネタバレかも!?】
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みんなの評価が高かったので読んでみました。
序盤の環境作りが非常に自分には苦痛でした。助走が長すぎる。 ミサキ・メイを巡る「いる」のか「いない」のか、のやり取りの連続。 執拗な接触を図る主人公。曖昧な表現で謎めかそうとしたやりとりに終始する展開。 もうそこに○~○んだから!確定してるのでは?と思っても物語は、まだまだ謎なのだって言いたいらしく、 読んでいて腹が立ってきて、ハッキリしてくれ!って本を投げ出したくなりました。 もともと、この連続殺人事件の条件は「関係者」と「主人公の住んでいる街」というキーワード内であれば、 後はなんでもありのご都合主義で「殺人」が起こせる為、人の有無、場所、時間、記憶などに意味がなく、 そういった屁理屈も「そういうモノなの!」の一言で片付けられてしまう設定が逆に凄いと思いました。 「どこが本格ホラーミステリーなのか?」 まぁ、ちょっとは怖かったけど。 ご都合主義設定は頂けなかった。 そのような状況の中で事件を作れるので、作者は事件を作るのは楽だっただろうなって思ってしまいました。 また最後の「死者」に対しても結局は○○の特殊能力で「犯人特定」というお得意のご都合主義展開で、 読者は「死者」を想像できずに物語に付き合わされるだけで、「死者」はこの人よ!って言われても物語上紐づいていないので困惑です。 強引な引き寄せで納得できませんでした。 最後の「死者」が誰であるか「どんでん返し」どころか伏線張れよ!って思いました。 小説だからできる設定で、映像化する時どう誤魔化すんだろうかとそこだけ気になりました。 |
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後味よし。読むべし。
伊坂ワールドらしくなく良い感じで仕上がっている。 最後まで読んで余韻あり。 |
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貴志さんのファンだからあえてキツイ評価をします。
つまらなかった。この一言に尽きます。普通に雀蜂との戦いです。 もっと面白くして欲しかったし、それができる才能がある作家のはずです。 |
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