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りょうま さんのレビュー一覧

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レビュー数3

全3件 1~3 1/1ページ

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No.3:
(9pt)

下町ロケットの感想

下町の中小企業の苦悩や挫折や誇りが、リアリティ溢れる文章で綴られている。
内容も最初からドキドキもので、これでもか、これでもかというぐらい経営に対する問題が発生するが
それに対処する社長社員の苦悩がにじみ出ている。
昔実際にあった東大阪の中小企業が作った人工衛星「まいど1号」でもこんな事が起きたのかと勝手な想像をして、きっと小説以上の大変さが
あったのではないかなぁ、そんな事を想わせる作品です。
最後は清々しい気持ちになれます。
下町ロケット (小学館文庫)
池井戸潤下町ロケット についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ロスジェネの逆襲の感想

池井戸潤氏の作品は初めてでしたが、大変面白かったです。
俺の中で超ヒット作が出た感じ。
ドラマの半沢直樹のイメージが想像できてしまいます。
最後まで読んで気持ちがスカッとする小説。
これはお勧め。
他の池井戸潤の作品も是非読んでみたくなりました。
ロスジェネの逆襲 (文春文庫)
池井戸潤ロスジェネの逆襲 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

イニシエーション・ラブの感想

最初恋愛小説かー、読めるかな?と、ちょっと腰引き気味に思ってたんですが、
読んでみたら意外とスラスラ読むことができました。普通に楽しく読めた良本です。
サイドA、サイドBで別れていて学生時と社会人時のお話のラブストーリーです。と、ここまでなら7点ぐらいの内容です。

しかし、この小説の醍醐味は読み終わった後から始まる。
何も気付かなかった人にはただのラブストーリーなのだが、「最後の2行」で気付くと、「え、そうなの?」とパラパラと読み返す事になる。
そして、この物語が緻密に計算されて作られた物語である事がわかる。伏線もちゃんと張り巡らされていて再読で納得。伏線内容はインターネットでの解説で詳しく書かれていますので、そちらを読まれる事をお勧めします。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー