流星たちの宴

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

流星たちの宴の評価:

4.12/5点 レビュー 17件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(4pt)

相場という夢を見たもの

白川道の本で初めて読んだのは「天国への階段」で2000年のことだった。その迫力に引き込まれ、分厚い上下巻のハードカバーをあっという間に読み終えてしまった。ただ、読後感はまずかった。ラストが気に入らなかったのだ。ああいう終わらせ方しか出来ないのなら、この作家はその程度だと、見限ったつもりでいた。 ところが、この「流星たちの宴」は違った。デビュー作らしい荒い構成に目をつぶれば、全てが面白かった。 話はバブルの頃にさかのぼる。37歳の主人公、梨田雅之は投資顧問会社社長に見込まれ、株の世界に足を踏み入れる。そこで恩師とともに何百億円単位の仕手戦に出るが、土壇場で恩師を裏切る。手元に残ったのは1億円の金。その虚しさを使い果たした時。男は再び株の世界へ戻り、復讐にも似た勝負に乗り出した… 本書の雰囲気は、次の言葉の中にある… 「動機と結果を結ぶもの。きっとそれが夢ってやつなんだ」 「相場にはな、たとえその相場が崩れても、またいつか蘇るだろうという期待が持てる物語がなくちゃならない。そいつがなくては、相場は相場は単なる金もうけだけの夢のない代物になってしまう」 描かれているのは、ひりひりするような生。夢。結果が問題なのではない。生き方が、問題なのだ。動機と結果を結びつけることも出来ずに、毎日を過しているのは私だけではないはず。そういう人には、おすすめの一冊 なお、この「流星たちの宴」は白川のデビュー作。一方、「天国への階段」は見城徹氏肝いりの幻冬舎の記念作品。たぶん私が気に入らなかった「天国への階段」のラストより、「流星たちの宴」のほうが、白川道の真の作風なのだと思う。
流星たちの宴 Amazon書評・レビュー: 流星たちの宴より
4103994010
No.7
(4pt)

相場という夢を見たもの

白川道の本で初めて読んだのは「天国への階段」で2000年のことだった。その迫力に引き込まれ、分厚い上下巻のハードカバーをあっという間に読み終えてしまった。ただ、読後感はまずかった。ラストが気に入らなかったのだ。ああいう終わらせ方しか出来ないのなら、この作家はその程度だと、見限ったつもりでいた。 ところが、この「流星たちの宴」は違った。デビュー作らしい荒い構成に目をつぶれば、全てが面白かった。 話はバブルの頃にさかのぼる。37歳の主人公、梨田雅之は投資顧問会社社長に見込まれ、株の世界に足を踏み入れる。そこで恩師とともに何百億円単位の仕手戦に出るが、土壇場で恩師を裏切る。手元に残ったのは1億円の金。その虚しさを使い果たした時。男は再び株の世界へ戻り、復讐にも似た勝負に乗り出した… 本書の雰囲気は、次の言葉の中にある… 「動機と結果を結ぶもの。きっとそれが夢ってやつなんだ」 「相場にはな、たとえその相場が崩れても、またいつか蘇るだろうという期待が持てる物語がなくちゃならない。そいつがなくては、相場は相場は単なる金もうけだけの夢のない代物になってしまう」 描かれているのは、ひりひりするような生。夢。結果が問題なのではない。生き方が、問題なのだ。動機と結果を結びつけることも出来ずに、毎日を過しているのは私だけではないはず。そういう人には、おすすめの一冊 なお、この「流星たちの宴」は白川のデビュー作。一方、「天国への階段」は見城徹氏肝いりの幻冬舎の記念作品。たぶん私が気に入らなかった「天国への階段」のラストより、「流星たちの宴」のほうが、白川道の真の作風なのだと思う。
流星たちの宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 流星たちの宴 (新潮文庫)より
4101422214
No.6
(5pt)

バブルの裏側で繰り広げられていたドラマ

時はバブル期、主人公の梨田雅之は最後の大勝負に出るのだが、残ったものと言えば…。経済情勢にほとんど左右されない職業のため、株価とか景気と言うものを体で感じたことがなく、株やギャンブルをやらないどころか、1万円以上の貸し借りさえしたことがない私でも、十分楽しむことの出来る作品である。また、テレビや新聞で報道されたことからしか知り得ない、仕手戦・バブル・ブラックマンデーと言うものの裏で、この作品の登場人物のような人々が様々なドラマを展開していたのかと、感慨深く読んだ作品でもある。
流星たちの宴 Amazon書評・レビュー: 流星たちの宴より
4103994010
No.5
(5pt)

バブルの裏側で繰り広げられていたドラマ

時はバブル期、主人公の梨田雅之は最後の大勝負に出るのだが、残ったものと言えば…。経済情勢にほとんど左右されない職業のため、株価とか景気と言うものを体で感じたことがなく、株やギャンブルをやらないどころか、1万円以上の貸し借りさえしたことがない私でも、十分楽しむことの出来る作品である。また、テレビや新聞で報道されたことからしか知り得ない、仕手戦・バブル・ブラックマンデーと言うものの裏で、この作品の登場人物のような人々が様々なドラマを展開していたのかと、感慨深く読んだ作品でもある。
流星たちの宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 流星たちの宴 (新潮文庫)より
4101422214
No.4
(4pt)

雰囲気あるねえ

ちょっと臭いけど、雰囲気はとてもある小説。最近こういうのを書く人(書ける人)いませんねえ。やはり書き手が生きてきた世界が迫力があるから、雰囲気がにじみ出るのでしょう。もう少し短くはできると思うけど。
流星たちの宴 Amazon書評・レビュー: 流星たちの宴より
4103994010
No.3
(4pt)

雰囲気あるねえ

ちょっと臭いけど、雰囲気はとてもある小説。最近こういうのを書く人(書ける人)いませんねえ。やはり書き手が生きてきた世界が迫力があるから、雰囲気がにじみ出るのでしょう。もう少し短くはできると思うけど。
流星たちの宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 流星たちの宴 (新潮文庫)より
4101422214
No.2
(5pt)

いっきに最後まで

 680ページぐらいある文庫だが、これはいっきに最後まで行くしかないでしょう。ノンストップです。ハードボイルドというジャンルを感じさせない、素晴らしい現代小説だと思います。ミステリーではありませんが、謎といえば、すべてが謎なのであって、その多くは登場人物たちの「思い」に込められているのです。しかも、それが一筋縄ではいかない上に、読み進むにつれてしだいにわかってくる。最後までよくわからない部分もあるのですが、それは読み手の解釈にゆだねられているのでしょう。すっきりとした後味、間違いのないしっかりとした作風ともに、まったくもって損のない、みごとな大作でした。
流星たちの宴 Amazon書評・レビュー: 流星たちの宴より
4103994010
No.1
(5pt)

いっきに最後まで

 680ページぐらいある文庫だが、これはいっきに最後まで行くしかないでしょう。ノンストップです。ハードボイルドというジャンルを感じさせない、素晴らしい現代小説だと思います。ミステリーではありませんが、謎といえば、すべてが謎なのであって、その多くは登場人物たちの「思い」に込められているのです。しかも、それが一筋縄ではいかない上に、読み進むにつれてしだいにわかってくる。最後までよくわからない部分もあるのですが、それは読み手の解釈にゆだねられているのでしょう。すっきりとした後味、間違いのないしっかりとした作風ともに、まったくもって損のない、みごとな大作でした。
流星たちの宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 流星たちの宴 (新潮文庫)より
4101422214