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逝年: call boy2
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逝年: call boy2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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ありそうであり得ない、有り得なさそうであり得るストーリーで、女性向きのストーリーだった。こんな風に女性を大切にできる男は滅多にいないだろう。登場する女性陣もみな魅力的だ。特別な人しか出てこない設定になっているからだろう。 | ||||
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社会的から見ると多数派が普通になり、少数派が普通じゃなくなる。ただ分母に対する分子が少ないという理由で異形の者として扱われることがある。アユムがいい例だ。性同一性障害として周りの者と違う自分がいても表に出すことが出来ず、表に出しても否定される。まるであってはならない事象のように、本人の存在否定される。他と違うことが否定するのであれば出したくなくなるのは常だし、自分の中で感情を封じ込めるしかない。だけど、誰か自分の周りの一握りの人が理解するという救いはあってもいい気がする。今回の一番理解されたいはずの親に一番の否定を受けているアユムには本当に胸が締め付けられる。一番近くで鋭い刃で切り刻まれるというのはどんな思いなのだろうか。でも、和解という言葉では表現できないが、お互いが自分の変えられない思考を持ちつつも腹落ちさせたような終わり方ができてよかったなと思った。 | ||||
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娼年の続きですが こちらの方が面白かった あっと言う間に 読めてしまったし 続きが気になります | ||||
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ネタバレ要素有り 娼年を読みまして、逝年を早く読みたくなり注文しました。 90分ほどで読み終わりました。 アズマとリョウの絡むシーンが印象的で、他は内容が薄いというのか、記憶に残らない。 時に考えさせられるような文面もいくつか出てくる。 | ||||
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気がつくと話にのめり込んでいました。 ただ決定的な違いは、前作では興味津々だったのが 今作ではよくよく考えさせられました。 でも決定的な解答は見つからず、自分なりの進み方で 出口を見つけるだけしか出来ませんでした。 それでも不思議と不完全燃焼にはならず スッキリと読み終えることができました。 | ||||
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映像化があって、知らなかったので、ぜひ、原作を読もうと集めてみました。 | ||||
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読みやすく一気に読んでしまいました。 人間の深さに関心を持たれたら、きっと理解される方の多いであろう理想な男女の姿だと思います。 | ||||
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読み終わり、正しさってなんだろーと。思わず考え込む。 子育て中なので色々と考えさせられちゃう作品でした。 | ||||
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あまり期待せず購入して読んだのですがなかなか良かったです。 娼年の続編なのでまずは娼年を読んでからこの本を読んだほうがいいですね。 | ||||
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最期が迫っている。 そうした時に、私はどうするかどうしたいか。相手は何を思うか何をするべきなのか。 向き合い方はそれぞれだと思いますが、彼はいつも優しい。 前作の自己への回答と、過去への回答。 今作の相手への回答と、自己への折り合い。 どうして、と思う前にやることあるよな、って気持ちになりました。 | ||||
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とても面白い作品であった。娼年を読まずにこの本から読んでしまったのが、少々残念であるが、十分楽しめた。どろどろしそうな事件、人間関係をキレイに描写する点が評価できる。 | ||||
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10年前「娼年」を読んで面白かったので、今回本作を買い「娼年」から読み直してみた。 個人的には「娼年」の雰囲気のほうが好きだが、良い作品だったという印象。 死という重いテーマであるにも関わらず、仲間でわいわいしてるせいか前作に比べて緊張感に欠ける気がした。失礼だけどこの主人公は孤独のほうが似合う。 あと、大人が物わかりよすぎるというか、敵ポジションだったキャラ(メグミ・アユムの父親)があっさり和解するというのも少し拍子抜け感が。 気になった点ばかり書いてしまったけれど、女性と交わる描写は前作と同様に素敵だったし、クライマックスに向けての展開も良かった。 単なるお金稼ぎじゃなく生きがいとなる…わたしもそんな仕事に出会えるかなぁ。 | ||||
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前回の続編です。娼年を読んだあとで読むことをオススメします。 | ||||
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小説娼年 (集英社文庫)の続編です。まずはこちらを読んでから取り掛かることをお勧めします。私は普段海外のSFやミステリーを読むことが多いのですが、最近日本の作品に回帰しています。海外エンターテイメントは近年に登場人物がたくさんおり、人物一覧に戻りながら読むことが少なくありません。また、話を大きくしてボリュームが大きくなる傾向にあります。しかしながら作品のボリュームに見合う内容の作品はそれほど多くありません。そのこってり感から逃げるようにして手を取ったのが石井衣良作品でした。 本作は登場人物が絞り込まれており描写もシンプルです。しかしながら、これだけディテールをそぎ取っても不足感を感じないのは不思議でした。そういえば古典といわれる日本文学もこんな感じだったことを思い出します。日本の小説は、もともと登場人物が少なく、シンプルなプロットで完結にテーマを掘り下げる作品が多くあります。本作も性的マイノリティ、女性のセクシャリティ、エイズ、人の死に際など盛りだくさんにもかかわらず、とてもすっきり収まっています。 特に病気により体が徐々に衰弱していき、登場人物が死に至る過程や心情の変化について、とても丁寧に描写されています。死への過程について、読者には想像しづらいテーマと思います。これを作者はある意味非常にドライに、同時に繊細に描いている点が印象に残ります。死に際は人それぞれなのでしょうが、本作で描かれるそれは硬質であるが故にむしろリアリティを感じます。セックスという生の営みがテーマでありながら、その対極にある死についてフォーカスして読んでみると意外と深みがあることに気が付く作品であると思います。 | ||||
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なんで評価が低いのか気になるが、私はよかったと思う。生と死を真正面からとらえて、死にゆくものへの 切ない情愛を見事に描き切った石田さんの力量には感心する。 文章がきれいで性愛小説のいやらしさがなかった。 | ||||
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誰かを恋い慕う気持ちと肉体への欲望は、なんら矛盾するものではない、あらためてそう感じました。 愛する人と結ばれながら、その人が次第に死んでゆく姿を見つめるリョウの悲しみが、静かに伝わってきます。 恋愛に限らず、大切な人を見送ったことのある大人であれば、理解できる小説だと思います。 | ||||
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オンラインで本の感想を書くのは初めてだし苦手なのですが、この本については絶対書かなくてはいけないと思いました。 性描写が多いのに、何故かいやらしくなく、読んでいて恥ずかしくなることもない。残るのは、考えさせられることの連続。特に、「普通」とは何かをすごく考えさせられました。性同一性障害で悩むアユムが『クラブ・パッション』で受け入れられて涙するシーンには、心打たれました。自分も性弱者なので、こんなコミュニティが見つかったらいいのに…と。性同一性障害を好奇の目無しで書く作品は数少ないのですが、石田さんはその難しさをストーリーに自然に組み込んでいます。また、同級生がみんな就職活動に励む中、ライフワークとして娼夫としての仕事に励むリョウの姿勢…ありのままで、自分の思うように生きられることは幸せだな、と感じさせられます。また、HIV/AIDSを患った苦しみと戦う静香さんの言うことにも、感銘を受けました。前作「娼年」よりも登場頻度も重要性も低くなっていますが、それが世代交代ということなのではないでしょうか。 この作品をフルに楽しむには、他の方々がおっしゃるとおり、「娼年」を先に読むことを強くおすすめします。でも、私にとって、作品としてのバリューは「逝年」のほうが高かったです。ちなみに、ストーリーとは関係ないのですが、本の内装がゴールド・パールを主としていて、とても綺麗です。 | ||||
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このはじめにすでにこの世にいないことを序章で書く切ない展開は琴線に触れます。この娼年の続編を読んでやはりレッスンを作者は読んでると確信しました。といっても悪口を言いたのではなく、とても気に入っています。ハラハラさせるだけの小説ではなく、潔いのです。オススメします。 | ||||
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いろいろな形の欲望があるな。。。というのとそれぞれ抱えている思いが 切ない物語でした。 | ||||
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タイトルにぴったりの内容だなと思いました。石田衣良さんは大人の女性を描くのがとても上手です。読んでいてこんな世界もいいかなと思いました。前作「娼年」とは全く違う描き方で、少し大人の世界、そんな感じを受けました。 | ||||
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