(短編)

瓶詰の地獄

評判

瓶詰の地獄の評価:

4.59/5点 レビュー 39件。 B ランク

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平均点4.59pt

Amazonレビュー一覧

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全43件 41〜43 3/3ページ
No.3
(5pt)

夢野久作とドグラ・マグラのための本

本書は夢野久作集と銘打ってありますが、夢野久作の作品を全く知らない方にとっては少なからずとっつきにくい内容になっていると思います。その理由としては、収録作品が「瓶詰の地獄」「氷の涯」「ドグラ・マグラ」の三作しかないうえに、代表作である「ドグラ・マグラ」が全804P中631Pを占める大長編であることがあげられます。このことから本書は、夢野久作集というよりは、集大作である「ドグラ・マグラ」を読むための一冊といってよいと思います。そういった意味で、「ドグラ・マグラ」として薦めるのなら、三大奇書の一つとして読みたい方や夢野久作作品の終着地点として読みたい方など、「ドグラ・マグラ」に集中して興味がある方が最適だと思います。夢野久作の短篇や中篇がたくさん読みたいという方には、収録作品数が少ないのであまりお薦めしません。
付録として収録されている「夢野久作の作品について」は夢野久作の息子さんである杉山龍丸氏が書かれたものです。本書を最後まで読み終えた後のステキなお楽しみです。
日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫(400‐4)) Amazon書評・レビュー: 日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫(400‐4))より
4488400043
No.2
(5pt)

プチ・ドグラ・マグラのオンパレード

四方山犬彦による解題、西原和海による解説にも詳しいですが、この巻のテーマは「脳髄の地獄」、つまりは狂気、或いは現実の認識を歪める程の力を持った強力な強迫観念です。狂える脳髄が生み出した、外道なる虚言のカタマリ、夢の中でも続くは悪夢、界遠望なる幻影地獄………今この現実を浸蝕しているのは、病院のベッドの上で生み出されたイルージョンか、コシラエられた他者の記憶が混在する、一篇の悪夢なのか………。そうした夢野/夢の光景が一面に広がる作品ばかりが集められています。 自らが生み出したフィクションの中で、次第に溺れ、窒息し、悲鳴を上げるか笑い出すかするしかないこれらの登場人物達の悲喜劇は、大作『ドグラ・マグラ』が推敲されてゆく段階で生み出されたもので、あちらで敷衍されたアイディアがピンポイントで提示されていると云う点に於いては『ドグラ・マグラ』よりインパクトがあるとも言えます。かの作を補逸するもの、派生作とも、或いは凝縮したものとも読むことが出来るでしょう。収録作品は以下の通り。瓶詰地獄一足お先に狂人は笑うキチガイ地獄復讐(大雪)冗談に殺す木魂(すだま)少女地獄 何んでも無い 殺人リレー 火星の女
夢野久作全集〈8〉 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 夢野久作全集〈8〉 (ちくま文庫)より
4480026789
No.1
(4pt)

言わずと知れたドグラマグラなど

ドグラマグラを読むだけでも他の文庫で買うよりも値段が安くすむ。その上、「氷の涯」という名作まで読めて満足度大。「氷の涯」は、とにかくラストシーンのためだけにも読む価値がある。
日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫(400‐4)) Amazon書評・レビュー: 日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫(400‐4))より
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