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死に花



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【この小説が収録されている参考書籍】
死に花
死に花 (角川文庫)

死に花の評価: 3.27/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

思った以上の品質です。

本の状態も良く、満足しています。 読み終わった今とても得をした気分です。
死に花 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:死に花 (角川文庫)より
4041518156
No.3:
(4pt)

老人5人組が死に花を咲かせる。

東京都立川市の有料老人ホーム「らくらく多摩川園」で、老人たちはみな仲の良い友達や恋人(!)とのどかな日常を過ごしていた。仲間がぽつぽつと命を落としていく中、菊島、先山、穴池、庄司、伊能の仲良し5人組が選んだ「死に花」は北多摩銀行本店の金庫破りだった、、、。
前半はリタイア後の気楽な日々を過ごす老人たちが描かれており、老人ホームの姥捨て山的な印象が覆されました。
5人組が銀行を襲うことを決意するシーンが若干短絡的で急過ぎる印象を受けますが、まさに「死に花」を咲かせようと老人5人があり余る金と時間と経験をつぎ込む様は爽快です。老人を主人公にした小説らしくラストは少しほろ苦い。
死に花 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:死に花 (角川文庫)より
4041518156
No.2:
(5pt)

人生の幕引きを考えさせられる

若い頃は、夢と希望に満ちて人は生きる。子供が出来ると、今度は子供のために生きる。やがて子供は手を離れ、定年を迎えた時、人は何のために生きるんだろう・・。人生の終盤に差し掛かった老人達が計画した銀行強盗。目指すは17億円。奇想天外な物語がコメディタッチで描かれているが、根底に流れるテーマは哲学的で切ない。人生の幕引きをどうするか、考えさせられる一冊です。
死に花 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:死に花 (角川文庫)より
4041518156
No.1:
(5pt)

5人の爺さんたちの大活躍に脱帽

■実に面白い。主人公は、立川市内の老人ホームに集う仲良し5人組のお爺さん達。彼らの活躍が描かれ、痛快かつさわやかな極上のエンタテインメントになっている。3つの連作が収録されている。■①自分の棺桶を作り、葬儀のお膳立てをしていた源田金蔵、80歳。彼が、部屋に置いた棺桶の中で死んでいるのが見つかった。持病の心臓病の発作が起きて、苦しみながら自ら棺桶に入ったようだ。ところが火葬場で焼骨を取り出したとき、何と頭蓋骨が2つ出てきた。どうやら源田と仲の良かった女性のものらしい。その謎とは? ■②まだらボケの元校長が、突発性激怒症の車椅子の老人と口論の末、サッカーボールをぶつけ、相手が死ぬ。果たしてその顛末は?■③第3話がもっとも長く5人組の大活躍が描かれる。老人パワーを結集し、一儲けをたくらみ、見事成功させるのだ。その内容は読んでもらうしかない。■5人の爺さんたちは世の中を笑い飛ばすような心意気を常に持っていて、共感をおぼえた。社会風刺と下ネタ満載のとぼけた会話が随所に盛り込まれ、絶妙な味わいのとりこになってしまいそうだ。
死に花Amazon書評・レビュー:死に花より
4048733974

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