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代理母、はじめました



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【この小説が収録されている参考書籍】
代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)

代理母、はじめましたの評価: 2.95/5点 レビュー 21件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

思ったより中身が薄い

最近の代理出産かと思って読み進めると、東京が荒廃した近未来のSF要素が強かったです。読みはじめの主人公脱出までは、ドキドキでしたが、それ以降はなんだか中身の薄い成功物語?皆ハッピードラマのようでちょっとがっかりです。
代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)Amazon書評・レビュー:代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)より
4122074274
No.4:
(3pt)

ちょっと無理かな

この著者の作品は何冊か読んでいますが、最近読んだものでは『懲役病棟』が良かったです。”病棟” シリーズと言ってもいい一連の作品は魔法の道具の様な聴診器が登場するのが非現実的ではありますが面白いところです。

本作では著者らしい話の運びですが、舞台を近未来に設定しています。そうしないと代理母というテーマを取り上げにくいのでしょうが、ところどころに近未来だと確認させる様な描写があるものの読んでいるうちに意識は現代に戻ってしまいます。人の感情や営みはそうそう変わるものではないとしても、もっと細部に “違い” を織り込んで欲しいと思います。

代理母ということにまつわる問題をいろいろ盛り込んであって何も知らない読者に問題の存在を教えてくれるという点では良い作品だと思います。
しかしながら代理母という制度の犠牲者であった登場人物が途中で一転してそれを”させる” 側に転向してしまうという点は描き方にもっと工夫が必要ではないかと感じました。
他にも立場が変わってしまう登場人物や都合よく(と感じる)死んでしまう人物の描き方にも読者を納得させる描き方があってもいいはずだと思います。

しかし仮にそれらをじっくり描いたとしたらかなり重く長い作品になってしまって作者の異色作と言われてしまうかもしれません。
代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)Amazon書評・レビュー:代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)より
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No.3:
(3pt)

小説としてこなれていないが

前半は、鬼のような義父から代理母をさせられる未成年の少女をめぐるサスペンス小説となっています。
この著者にしては、ダークなタッチです。
ところが、後半になると、代理母というものについて、さまざまな問題点がある、ということで、単に列挙したような印象となっています。
小説としてはこなれていない感じがするのです。
ただ、そのこなれていない後半部分が、いかにもこの著者らしくて、けっこう興味深く読めてしまうのです。
全体を通すと、小説としての完成度はいまひとつですが、垣谷美雨のファンであれば、読んでも損はないのではないか、と思います。
代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)Amazon書評・レビュー:代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)より
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No.2:
(3pt)

倫理の問題は別

近未来の日本で色々な人種が交わり多様性が進む世界の中、貧富の差が拡大。
義理の父親に騙され代理母出産をした女性が、代理母のビジネスに進むという展開で、中盤までは今後の展開に期待を持たせる。

ただ中盤以降は展開が粗すぎるのと、登場人物達がどれも中途半端で、結局何がしたいのか不明。
時代背景もすさんだ日本との関係が分からず、妊娠出産という通り一遍の描き方ではなく広がりを持たせて問題提起をしたいのかなと想像するが、それでもストーリーが魅力的に展開されなかった。
代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)Amazon書評・レビュー:代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)より
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No.1:
(3pt)

楽しく読みました・ネタバレあります

生殖に関して、どこまでがOKで、どこからが「神の領域」になるのか、考えれば考える程分からなくなってくるなあ…自分的には「公序良俗」は、割とどうでもいい(←時代変化が激しいから)。が、「倫理規定」となると話が別で…
「騙されて、代理母をさせられ、搾取され」て、更には代理出産で命を落とした事例を見たユキが、代理母ビジネスに乗り出すトコ(←と、いうより「手を染める」方向に感じるのは否めない)で、「堕ちた」と思った
が、「どうせ無くならない事なら、ちゃんとやろう」ってのは正しい商売である訳で
この手の事は、商売だとしてもお互いに「誠意」があってこそ成り立つ事で、色んな事の温床にもなり易いしなあ…「育ちが悪い」筈のユキが、ロクデナシ義父の「教育」で「育ちが良い」に見えたって事は「面接」ってのはその程度の話で、「悪用」をどこまで弾けるかなあ…?分かり易い素朴な「ろくでなし」ばっかなら良いけれど
読みながら思考をぐるぐる色々巡らせてた感じ
そういえば、代理出産って、元々の発想はどっち側から出たんだろう?医療者側か当事者からか?

風呂入って洗濯した服着るだけでマトモな世界に戻れるのに、それができない
看護「師」になったら、「長」が男になった
に、同感。
公序良俗の観念からだと、代理母と依頼者の間で「子」の取り合いするなら、それはマシ。自分はどっちかというと「押し付け合い」の心配をする
…そういえば、「排卵」や「子宮」を知らない、教えない、学ぶ機会がない国も層もまだまだあるんだっけ…

個人的にはラストがあまりピンと来なかった
諸悪の根源が居なくなってても、のうのうと優遇されてた弟妹を「許す」事はできないなあ
自分の成功に乗っかって来られたら、新たな「諸悪の根源」と認定しそうだ

楽しく読みました
代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)Amazon書評・レビュー:代理母、はじめました (中公文庫 か 86-3)より
4122074274

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