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死亡遊戯で飯を食う。
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死亡遊戯で飯を食う。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ジャンクフードのような面白さというのが、この作品の一番妥当な評価なのかもしれないと思う。 主人公のある種の無気力さやなんとなくの残酷さなど、ある意味で今風の若者ともいえるキャラ造形と思うので、共感しやすい人もいるのではないかと思う。 あとがきにあるが、作者さんがバイトを辞め、貯金減る中で書いた作品だからか、ある種の軽度の欝めいた感情や感覚、虚無感があり、今の日本の社会で誰かしら感じたことのある気持ちに共感する所もあると思う。 解説で竹町さんが、「自分ならこう変更すべきだと思うが、面白さを損なう」みたいなことを書いており、 それは妥当だと思われる。 同じ美少女が活躍する話であっても、竹町さんのは友情努力勝利の少年マンガの系統で、 無気力デスゲームな携帯小説からの流れを組む作風とはだいぶ違いますから。 方向性が違うから描き方を変えれば別料理になり、持ち味を殺すことになります。 「エグい」とか「すごい謎」とかで言うならもっとすごいデスゲームものはあります。 ただこの作品は賛否両論だったと言われても、実はそういうゴア的なよりデスゲームものの好みがわかれる部分を削ぎ落としてマイルドになっていると思われます。 「激辛」ではなくて「スパイシー」て感じか。 読み手の感情や罪悪感を刺激する部分を消すような淡々とした文章。 簡単にキャラを殺す一方で、なんでそれで生きてる?という無茶苦茶なゴツゴウもあり。 美少女がひどい目にあう画面映えする設定で、それでいて血飛沫は特殊な医療によって発生しないという、アニメの謎の光か?みたいな要素。 キャラ出てきたと思えば見せ場あったら「はい消えた」といなくなり、バラエティぽさがあり、小説というより映像作品めいた感じを受けました。 出演者がひどい目にあうのを罪悪感なく、視聴者が残酷に笑って見てしまうような感じでしょうか。 デスゲームものの尖った要素でなくて、受ける所を切り取り、丁寧に組み合わせた商品と感じました。 小説としては私は評価できないのですが、次はどうなるかと気にはなり、こういう余計なことを考えない気楽に見れる娯楽作品てのはたまに読みたくなります。アニメとかにしたら映えそうです。 ただし、すぐいなくなサブキャラや薄味の主人公など、愛着をみるものが持てるキャラ魅力や、この作品だからこそのオリジナルな魅力には乏しい気がするので、映えはしても受けるかわからないと感じます。 ただ今のアニメは12話程度の短さですから、「悪魔のリドル」みたいに美少女たちが出てきて、バンバン消えるというのもやり方次第ではあるかもしれないという気もしますし、作中でけっこう時間がとんだり、「こんなゲームクリアした」みたいに説明だけで終わるものもあるので、オリジナル要素を加える余地がかなりあり、ポテンシャル高めと言えます。 作品としては好みじゃないのですが、商品としては優れているでしょう。 | ||||
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非常に上手い設定が多く、楽しみな作品です ストーリーテリングも分かりやすく、すいすい読めます 内容はタイトルが全て表しています 『デスゲームが日常』 人が死ぬのも当たり前、報酬がもらえるのも当たり前 残虐な表現や、心理描写は読者の想像力次第なので、割と誰でも楽しめるデスゲームものだと思います 展開や筆力には完全に脱帽です 作品が出るたびに買ってしまいそう 作者の飯のタネにされるのかな? | ||||
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デスゲーム経験者が主人公という設定の話は初めて読みました デスゲームものは、なんか巻き込まれた主人公と読者が同じ目線で少しずつ設定や状況を理解していくのが殆どだと思いますが これは最初に経験者の主人公がこれはこういうものだとだいたい説明してくれます 設定がわかってからは未知のゲームに挑む主人公と同じ目線で、ドキドキしながら読める 主人公のキャラがデスゲーム主人公らしくなく、良いなと思いました 冷静にやれば生き残れる可能性が高いからみんな落ち着いていこうと提案し、かと思えば冷徹なところもあり あくまで、生き残るために動くというのが新鮮でした 2巻以降も注文してしまいました | ||||
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デスゲームものをラノベで挑戦したような作品です。キャラが簡単に死にます。誰が生き残るのか最初に予想して読む楽しみ方を自分はしています。大抵外れます | ||||
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人がやたらに死ぬ創作には二種類あります。 隙あらば愁嘆場として扱う作品と、何の感傷も無くバッサバッサとクールに殺す作品とです。 そしてデスゲームものにどちらが向いているかと言えば、個人的には後者だと思っています。例えば本作のように。 何故ならば、デスゲームは「ゲーム」だからです。 理不尽な死のゲームと、その中での参加者たちの創意工夫とあがきがエンタメとしての本質です。 生きるの死ぬのの度にグダグダと愁嘆場をやっていては、テンポも興も損なわれてしまいます。 また率直に言えば、人の生き死にをシリアスかつ深遠に扱った作品が見たければヒューマンドラマを見ます。 元より「人の命を何だと思ってるんだ」的荒唐無稽エンタメであるデスゲームに、そんなものは求めていません。 その観点からいえば、この作品は百点満点です。 とてもテンポよく人が死に、ほとんど感傷を覚える余地もありません。 参加者は女の子だけ、という設定は昨今の残酷系ストーリーにありがちのギミックではありますが、 本作はその「女の子ならではの華やかさ」も良く生かしていると思います。 「なるほど、このデスゲームは参加者が十代の女の子でなければ映えないな」 という、舞台設定におけるビジュアル的説得力があります。 そして、主人公がそんな華やかで残酷なゲームの申し子のような、虚無を抱えたクールな女の子というのもベストマッチ。 本の説明を読んで手に取って、期待した以上の中身を見せてくれた本作は、文句なしに☆5の一冊です。 | ||||
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かなりよかったです! 内容は短編集的なデスゲームものという感じで、デスゲームである以上登場キャラがどんどんいなくなってしまうのですが、それでもストーリーは面白かった! 何より主人公の幽鬼がいい味出してます。ダルデレというか、プロフェッショナルというか、淡々としながらも根はいい子なんだな、ってわかるところがすごく好感を持てました。 続刊でさらにキャラが深掘りされていったり、師匠のようなベテランキャラも増えてくると思うので、それを楽しみにしたいと思います! | ||||
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面白い。私は好きです。ラノベらしからぬ題材でありながらビジュアル面では確かにラノベです。また凄惨なシーンは特殊な処理でマイルドになっています。非常に興味深い作品です。私はとても好きでしたので、2巻も読んでみたいです。 | ||||
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ビジネスとして行われる美少女たちのデスゲームで、99連勝を狙う少女の記録。 淡々としたダークサスペンスに惹き込まれます。残酷な展開がゲーム性が故に崩壊した倫理観で平然と紡がれ、読者の感覚さえバグってくるのがまた気持ちいい。 デスゲームものにも「人のどろどろした醜さに焦点を当てるか否か」という区別があると思うのですが、この作品は醜さを置き去りにして(ないとは言えませんが)あっさり・さっぱりと少女たちの死を描いており、読みやすいんですよね。キャラクターたちはただそこにいて、その危機を回避できなかったがために死んでいくというあっさり感と、設定に基づくグロ描写のなさから、惨憺たる状況がサラッと飲み込めて、主人公のログとして物語に没入できるんですよ。主人公はこの状況をどう切り抜けるのか?というハラハラ感でページを捲る手が止まりません。 かといって、登場する美少女たちに魅力がないわけではなく、彼女らにもそれぞれの個性や生き様があり、ねこめたる先生の美麗なイラストもあって、魅了されます。キャラクター同士の掛け合い、特に作中二つ目のデスゲームで描かれる、死亡遊戯に生きる主人公と初参加の少女のやりとりにこの作品の良さが詰まっていて、主人公の「ヤバさ」にクラクラきました。 美少女たちがあっさりと命を落としていく、シチュエーションゆえに死の重さが狂った世界が持つ独特の淡白さがクセになり、先の不透明性によって主人公から目が離せなくなる作品です。 | ||||
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