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【小野寺史宜】
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4.00/5点 レビュー 5件。 B ランク
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向き不向き
東京モノレールに勤務する人を主役にしたショートストーリーが4話。とはいえ、あまりモノレールに関係なく、とりとめのない話が展開される。これが、嫌というほどとりとめがない。ショートストーリの中にさらに短いエピソードがいくつも描かれているが、本当にどーでもいいような話がなんの脈絡もなくちりばめられている。「だからなに?」と問いかけたくなるようななんでもない日常や会話の連続。こういうのが好きな人にはおもしろいのでしょうね。個人的には、あまり楽しめなかった。東京モノレールを舞台にする意味があったのかな?
それから、まるでページ数 稼ぎのように短い会話が繰り返されるシーンが散見される。これも好き嫌いあるのだろうが、私は好きではない。
「外国って、どうなの」
「どうって?」
「いいの?」
「うーん、まあ。いいな」
「どういいの」
「日本と距離をとってられるのが、いいな」
「ふぅん」
「でも」
「でも?」
「いればいるほど、日本のほさもわかるよ」
「うわっ」
「何だよ」
「カッコつけてる」
「つけてねえよ」
こんな調子が3ページ以上も続くのはいらいらした。私は苦手。
小説の最後、あとがきまで終わったあとに、「おまけ」がついているが、これを読んで 思わず本当に声を出して「きもっ!」と言ってしまった。とことん私には向いていない作家さんのようだ。