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葬る
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葬るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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最近、頻繁にテレビでも取り上げられているお墓の問題。 高倍率の霊園の抽選にチャレンジすべきか? いや、のちのち世話する子孫もいなくなるのでは? 墓じまいだって高額かかるというし……と、悩んでいる人も多いはず。 この『葬る』は、そもそも「お墓ってなんなんだろう?」という疑問を、主人公といっしょに考えながら読み進める作品。しかも主人公・麻衣は、家業として墓石を売る側の人物。彼女が、ほかの葬り方も認めていく……というところに意外性がありました。 墓石を建立しない「樹木葬」。海に撒く「海洋散骨」。従来の「墓」にこだわらず、葬り方の多様性を認めたい。そして、いろんな「葬る」を、家業として行っていきたい……。 麻衣の心が、そう定まっていくまでの過程は、とても読み応えがありました。 彼女が出会った多くの人々。彼ら、それぞれに異なる、家族を「葬る」スタイルは、読んでいるこちらも大いに心動かされ、自分や家族のことを考える良いきっかけになりそうです。 海洋散骨の実際について、法律による制限や許容なども示されて、実務的にも参考になります。おすすめ。 | ||||
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鎌倉の石材店の娘、麻衣は家業を手伝っている。個人の価値観、少子化、家族のあり方、地域とのかかわり方などが多様化していく中で、身内が亡くなった時の‘葬る’かたちも変わってきている。時代の変化の中で‘お墓’にこだわる商売に疑問を持った麻衣は、海への散骨を事業化していく。さまざまな境遇の人がそれぞれの身内への思いを語り、送り方を考えていくところが、しっかりと描かれており説得力を持って心に届く。おすすめ。 | ||||
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