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後宮の女官占い師は心を読んで謎を解く
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後宮の女官占い師は心を読んで謎を解くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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とても読みやすく、巧みな心理を読む主人公が面白かったです。続きが読みたいです | ||||
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続編が読みたいなぁ て思わせる小説だった 心理学と後宮の組み合わせ面白かった | ||||
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もっと読みたいと思える作品。 でも恋愛小説ではないです 小話作って挟めば5巻は出る筈 | ||||
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夢見里龍様の新たな後宮ものの小説が発売されると知り、ストーリーと共に登場人物の心情がどのように描写されていくのだろうか、と想像力を膨らませながら待ち望んでいました。 主人公のミャオは後宮の女官の仕事に就きながら、人に占いをしてお金ではなく美味しいものをちょっといただきながら日々を暮らしています。ミャオが占い師になったのは、幼いころ姉が命を脅かされそうになった時、犯行が行われる前に相手のしぐさや癖から悪意、悪行を見破り、姉を守ろうとする意志が芽生えたことから始まりました。 そしてミャオは廃嫡された第一皇子のレイシェンと出逢い、やがて一本の細い糸が紡がれていくように、強い縁を結んでいきます。 《運命は選び取るものだ。俺は俺の星を選んだ》とレイシェンは語ります。 レイシェンは呪われた運命を背負い、未来や希望を失いながらも大切な弟を守るため身を挺して生きてきました。そしてミャオはレイシェンが硬い殻の中に閉じこもり、運命を諦めている心の内を見破ります。その時のミャオの相手を想うが故の言葉とレイシェンが自ら殻を破っていく意志の強さは、まるで漆黒の重い闇夜の中から一筋の光を放って朝日が昇っていく、そんな清々しい感覚を覚えます。 自らの運命に身をもって抗い、リスタートをしたレイシェンが希望を胸に未来を輝かせて欲しい、とエールを贈らずにはいられません。 そして、心や意志は何のためにあるのか、自分は運命に抗って自ら切り開いていこうとしているのか、と、自らに問わずにはいられません。 今までは、運命というのは定められた呪縛を生きるしかないと思っていました。 しかし、自らが呪縛を作り刻んできたことに気付いたなら、その気付きに満足することなく力を振り絞り抗うことによって、新しい自分に出逢える運命が在ることを教えていただきました。 人生は旅であり、自分の道を歩んでる途中に新しい扉が在ることを知ったなら、ドアノブに手を伸ばして開けたくなってしまう、そんな勇気や希望がちりばめられているこの素晴らしい小説に出逢えて感無量です。 この先、ミャオとレイシェンの運命は如何に。 レイシェンが自ら手を伸ばし選び取った星がどのように輝いていくのか、とても期待が膨らみます。是非とも第二巻を出版していただきたいです。 | ||||
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物語がとても楽しく夢中になりました!ありがとうございます! | ||||
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緻密で奥深い世界観と人物像を、芸術的な文調で描く作風が魅力の夢見里龍さんの最新作。 早速読んでみました。 王子様とのロマンスが軸になるのかな?と思いきや、行動心理学を利用したプロファイリングが見どころの、痛快後宮活劇でした! ヒロインの猫耳娘・易妙は、生き抜くために身につけた、人の心の裏の裏まで読む観察眼と推理力、胆力抜群の世渡り能力を王子『累紳』に見込まれて、ある計画の右腕になるよう依頼されます。 夢見里さんの作品群のなかでも、随所にちりばめられたユーモアはピカイチ! さりげなく効かせたツッコミが良きスパイスになっていて、妙ちゃんの魅力もストーリーの面白さも倍増。 思わずクスッと笑ったり、ホロっときたりしながら、美味しく読ませていただきました。 運命を嘆きたくなるような天涯孤独の境遇なのに『あたしはカミサマが嫌いなんですよ』と言い放ち、あえて悲壮感の沼をひょいっとまたいで生きようとしているかのような、妙。 拳法の達人みたいな軽快さで、後宮に起きた事件や王室の後継者争いを解決していきます。 歳若くして海千山千の試練をくぐり抜けてきた妙は、達観して生きているようなところがありつつ、嘘を見破る嗅覚は鋭敏です。 累紳に頼られるのもわかる。 美味しいものが食べられて、のんびり生きていければそれで幸せ。 その無欲さに嘘はないけど、『食』という最低限の小さな幸せでココロをいっぱいにすることで、悲しみが決壊しないように生きてきたのかも‥‥。 そのけなげさとか、切なさを包み込んでくれる累紳の懐の深さも男前でいい!です。 宿命とか、伝統とか、見えない縛りをかけてくるだけの存在なら、カミサマなんかいらない。 自分を解放するのは自分でしかない、というリアリズムが粋ですね。 すべての欺瞞を見破り、自分しか信じないのに底抜けに明るい妙。 著者さまのあとがきも、あたたかな命への讃歌になっていて、読後の余韻に浸れます。 装丁も綺麗ですね!ボダックスさんの絵が作品世界に華を添えています。 目にも心にも滋養満点の、生きる意欲が湧く一冊です! | ||||
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心理を利用したエセ占い師である娘がとある事件を解決したことで皇帝位争奪戦にまで巻き込まれてゆくーー なろう発、ノー天気で食いしん坊な易妙と廃嫡第一皇太子の軽快なミステリ活劇。序盤のふたつの事件は小粒ながらもうまく考えられている。 そして物語は皇帝暗殺事件のウラからどんどんと不穏な方向へ。 少しご都合展開はあれど構成がうまい。小気味よく読める文体と適度に力が抜ける熱い主人公、そして第一皇子との徐々に深まる関係性(食べ物に釣られたともいえる)。 一冊でしっかりまとまってて読みごたえあり。挿絵も良かった。続きは出るのかな。 | ||||
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