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(短編集)

おせん



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【この小説が収録されている参考書籍】
池波正太郎短編小説全集 7 おせん
おせん (新潮文庫)

おせんの評価: 4.79/5点 レビュー 14件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(5pt)

池波御大縦横無尽

各短編が書かれた時期は不明だが、烈女、ちいさな幸せ、思いもかけぬ父殺しの相手との交差、白牝猫に白牝狐と、様々な「おんな」物語が描かれる。
どれも面白く、まったく損のない一冊。
おせん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:おせん (新潮文庫)より
4101156263
No.13:
(5pt)

さすがに地元図書館に広い特設室が常設されている

池波正太郎の作品だった。
ドラマ雲霧仁左衛門で名前は知っていたがそこまでの作家かなと思っていたが、先生、失礼しました。
NHKラジオ深夜便で「平松屋おみつ」 前編を放送したが後編は1週間後なので待ち切れず電子版を購入した。
音声で聴いています。
その他はこれから聞きます。
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No.12:
(5pt)

また利用したいです

新品同様でした。価格も良心的なのでまた利用したいと思います。
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No.11:
(5pt)

読みやすく映画を観ているよう

元々池波正太郎フアンです。鬼平とか藤枝梅安とか、剣客商売や随筆などは、殆ど読んだ人間ですが、まだ、読み残したものがいくつかあって、読み足しています。この「おせん」は短編集ですが、どれも、文章が読み易く、まるで映画を観ているようです。真田太平記や若い頃のものは文章が硬くて、読み難いですが、これは抜群です。コロナ禍で出歩かないので、せっせと読んでいます。
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No.10:
(5pt)

綺麗な…。

綺麗な状態でした。
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No.9:
(5pt)

ああ、つまらねえ。まるで不作の生大根をかじっているようだ、、、。

お長をおもちゃにした弥市が放った一言が、お長のこころに突き刺さる。
自分は、そんなにつまらない身体なのだろうか?
いつまでも忘れられない、この言葉がお長をとんでもない行動に駆り立てる
「三河屋お長」など、13編のさまざまな女を描いた、珠玉の短編集。

作者は「女とは変わりやすきもの。わが女房とて、よくよく気を付けて見れば、
一日のうち何度となく、これが女房か、と思うほどの顔かたちを見せる。
ふしぎな生き物じゃよ」と本書収載の「力婦伝」の中で語らせているが、
代表作の「鬼平」では、「女には過去も未来もない。ただあるのは現在だけよ」と、
一刀両断に片付けている。

果たして池波正太郎の、女に対しての本音はどちらにあるのか、気になって
仕方がない。
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No.8:
(5pt)

やっぱり池波正太郎おもしろい!

剣客商売シリーズを読んで、著者に是非聞いてみたいことがありました。
「女は・・・」の後に続けるとしたらどんな言葉か、です。常日頃から「女は・・・」と男の人がしたり顔で女を語るようなのが嫌いだからです。
この本は正にその答え、池波正太郎の女性観が語り尽くされているようでした。
やっぱり(!)決して良くは書いていないと思うのですが、でも結局は女の味方になってストーリーを片付けてくれているので、許せる、後味の良い本でした。
つながりのない短編集ですが、順番通りに読むことにも意味があるように思います。
それにしても、やっぱり池波正太郎の本、ユーモアがあってとてもおもしろかったです!
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No.7:
(5pt)

どの話もおもしろかったです

短編は当たり外れがありますが、こちらはどれもとても面白かったです。
表題作の「おせん」は、無理矢理押し付けられた老女の無欲の愛情が、おせんの心を動かしていく、とてもいい話でした。
「蕎麦切りおその」や「力婦伝」「御菓子所・壺屋火事」などは実在の人物の親だったり、芝居になった話しなど、元になっているものがある話のようで楽しめます。
池波正太郎のシリーズものが大好きですが、シリーズとはまた違ったよさがあります。
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No.6:
(5pt)

オンナが生き生きとしている。オンナはすごいと唸らざるを得ない。

13の短編が。
オンナのすごさを 痛感させる。
池波正太郎は やはり、オンナのキレがいい。

蕎麦切おその
そばしか食べることができない おその。
おそのの そばで 店が繁盛するが、
店の旦那と つきあったと勘違いされて。
おそのは,いいわけもしなかった。

烈女切腹
りつは 評判の悪い 側用人 渡辺茂太夫とその息子を 切り捨てた。
それは、父親の仇だけでなく、ある想いがあった。
御家の大事と保身に走るサムライを尻目に 道を通す。

おせん
おせんは 弥四郎というオトコとつきあったことがある。
弥四郎の妻は おせんのお陰で 生活ができなくなったと
弥四郎の母親を おせんにおしつけるのである。
おせんは 最初は いやがったが 
弥四郎の母親に興味を抱くのだった。

力婦伝
さつは 人並みはずれた 力を持っていた。
それで、嫁に行く先もないが、武家奉公することになった。
道女はいじめられてばかりいたが、さつは それをかばった。

御菓子所・壺屋火事
惣次郎は 気だてのいいオトコでよく働く。
そんな惣次郎に対して 冗談を言うやつがいたのだが
それを真に受けた 旦那がいた。
そのことで、牢屋に送られるのだった。
それを慕う お伝は。

女の血
八千代は 貧乏な食い扶持の金之助と結婚できたが、
横恋慕した弥十郎に 金之助が殺されてしまう。
八千代は 女だてらに 仇をとろうとする。
それで,道場に 剣術を習いにいくが。
その道場主に手込めにされる。

三河屋お長
不作の生大根と言われた お長は そのことが気にかかっていた。

あいびき
お徳はものたらない生活に、はけ口をもとめた。
それを 文吉にみつかって、25両を要求された。

お千代
大工職人松五郎は、お千代という猫をかっていた。
嫁なんかいらないと思っていたが 棟梁から結婚しろと勧められる。

梅屋のおしげ
おしげは 顔一面のあばたができていた。
そのことで、辛い想いをしたが お姉さんが励ましてくれていたのだが。

平松屋おみつ
おみつは キセル職人の父親と暮らしていたが、
父親が 斬殺された。
そして奉公にでて おりんと言うしつけの厳しいおかみさんに
教育を受けて、りっぱに 成長する。

おきぬとお道
オンナは 顔だけで判断してはいけないのだ。

狐の嫁入り
枕元に キツネがでて,結婚ができないので
おいておくれと懇願された弥次郎は、承知したが。

いずれにしても オンナが 生き生きとしているのだ。
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No.5:
(4pt)

お芝居で

舞台で演じられているのと同じ題名だったので買いました。短編集ですが、どれも個性的な人物たちでした。やはり、おせん、が良かったです。
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No.4:
(4pt)

巷間に寄る辺なく漂う人生にも浮かぶ瀬あり

池波正太郎の本領発揮、というところで、
後ろだてもなく一人で生きていくには、あまりに弱い女性の身が、
それでも、自分を失わず流されずに生きていく姿が清々しい。
それも逆境にあって、踏みとどまらせるのが、自らの内からじんわりと湧き続ける生命力への気づきであったり、ふとしたきっかけで生まれたふれあいの、慎ましくも細やかな厚情であったり、というのがいい。
人というのは、こうしたことがあれば、そこに気づくことができれば、なんとかやっていけるものなのだ、としみじみとした気持ちにさせてくれます。

残念なのは、内容でなく、誤植の多さ。
原本かkindle版かいずれのテキストが悪いのかわかりませんが、あまりにお粗末。名作が泣きますよ。
おせん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:おせん (新潮文庫)より
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No.3:
(4pt)

ほろりと。

色々なタイプの女性が出てきて大変に読みごたえがあります、中にはしんみりとして涙が出ることがあります。
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No.2:
(5pt)

思わず涙…

ひまつぶしに何気なく購入したのに、読み進むうちに、
これは逸品だ!出会えてよかった!と久々に思わせてくれる一冊です。
とくに表題の「おせん」には参りました。読み終えた途端に涙してしまいました。
私にとって池波作品デビューでしたが、
素敵な出会いに感激。少々厚みのある一冊ですが短編なので、
時代劇はちょっと…という方にもオススメです!
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No.1:
(5pt)

小気味いい小編集

池波正太郎と言う人は、剣劇を書かせるに二人といない作家だからか、女性を主人公にした作品は
それほど多くはない。
しかしそれはそれ。それほど多くはない、女性を主人公にした作品の、いずれもまた面白い。
今回のこの本には、13の小編がおさめられているが、そのほとんど全ては女性が主人公で、皆市井
のごく普通の、しかしけなげで懸命に生きる江戸の女たち。
どの主人公も、ある意味で強い。男どもに比べると、ある意味したたかで。でも、とにかく皆、憎
めない。
江戸の庶民を描く上で、藤沢周平とはまた違う視点だけど、池波正太郎の描く世界は、庶民のした
たかさと温かさ、だと思うな。

剣客商売や梅安シリーズなどの「箸休め」にもってこいです。
おせん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:おせん (新潮文庫)より
4101156263

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