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神島幻影: 警視庁公安0課 カミカゼ4
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神島幻影: 警視庁公安0課 カミカゼ4の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
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「もぐら」「ACT」のファンであり、この「公安0課カミカゼ」シリーズもずっと読んでいる。 潜入物が好きなのだ。 前作「首都爆発」は傑作であったが、本作はその七割の出来という感じがする。潜入して解決すべき事項に、 時間的制約がなかったからであろう。 「首都爆発」では、霞が関、永田町が爆撃されるというタイムリミットがあった。今作は、白瀬と薮野が捕まったことで、初めて時間的制約が出来る。それも最終版だ。 物語は瀧川、薮野、白瀬の三人の視点で進行するが、ほどよくシャッフルされて、興味を持たせつつ、次の節(別視点)へと飛ぶ、それぞれが、大小のどんでん返しに遭うが、その複線のようなものがあまり張り巡らされていない。「この人が実は……」のパターンだが、それと思わせる要素が少なすぎるので、若干、置き去りのされた感じがした。 とはいえ、リーダビリティはあり、指に唾をつけて早く次のページを捲りたくて仕方がなかった。 ひょっとしたら、著者は連載小説だったために、その都度、小さなどんでん返しを入れて、次号への興味をつないだのかもしれない。 もしもこれが、連載小説でなければ、著者はより物語の構造を整えたに違いない。 講談社文庫の「ACT」がおわってしまっているが、再開されないだろうか。潜入の面白みでは「ACT」のほうがあった。 | ||||
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