神島幻影: 警視庁公安0課 カミカゼ4
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大沢在昌 新宿鮫に匹敵する刑事・警察小説を探してこれに辿り着きました。 最初、1巻の冒頭、友岡があっけなく死ぬシーンで、チャラいおバカアクションかと思い やめようか考えましたが、いい意味期待を裏切ってくれました。 主人公瀧川、重要登場人物薮野、白瀬、舟田、鹿野、今村、有村母子ら、それと敵対する極左勢力らの人物と心理がしっかり描かれており、目まぐるしい場面展開と迫力のアクションシーンであっという間に一気読み。 最新の4巻で、瀧川が負傷しつつも生還するシーンでは、落涙しました。 やはり、そんな中でも瀧川は、愛すべき人物かと。 彼の強くて弱いところ、交番巡査だけど適性を買われて公安部員となったその素人的な部分と土壇場でフル稼働する知性の部分、有村母子への愛情など人間らしい部分は、読者を惹きつけてやまないでしょう。 そのうち、でよいのですが、彼が志望する少年課での活躍も、第二部として読みたい。 彼ならやってくれるでしょう。 とにかく、続編に大いに期待しております。 瀧川さん、応援してます。 | ||||
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「もぐら」「ACT」のファンであり、この「公安0課カミカゼ」シリーズもずっと読んでいる。 潜入物が好きなのだ。 前作「首都爆発」は傑作であったが、本作はその七割の出来という感じがする。潜入して解決すべき事項に、 時間的制約がなかったからであろう。 「首都爆発」では、霞が関、永田町が爆撃されるというタイムリミットがあった。今作は、白瀬と薮野が捕まったことで、初めて時間的制約が出来る。それも最終版だ。 物語は瀧川、薮野、白瀬の三人の視点で進行するが、ほどよくシャッフルされて、興味を持たせつつ、次の節(別視点)へと飛ぶ、それぞれが、大小のどんでん返しに遭うが、その複線のようなものがあまり張り巡らされていない。「この人が実は……」のパターンだが、それと思わせる要素が少なすぎるので、若干、置き去りのされた感じがした。 とはいえ、リーダビリティはあり、指に唾をつけて早く次のページを捲りたくて仕方がなかった。 ひょっとしたら、著者は連載小説だったために、その都度、小さなどんでん返しを入れて、次号への興味をつないだのかもしれない。 もしもこれが、連載小説でなければ、著者はより物語の構造を整えたに違いない。 講談社文庫の「ACT」がおわってしまっているが、再開されないだろうか。潜入の面白みでは「ACT」のほうがあった。 | ||||
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