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私を抱くと死ぬらしい
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私を抱くと死ぬらしいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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草凪優はもはや『官能界のトップランナー』ではなく『ノワール小説の新旗手』であろう。 事実、本作は官能小説とは言えない。 いわゆるAV的な連綿と続くエロ描写はない。代わりに黒い色彩を纏った不気味なエロスが五感に忍び寄って来る。 極上のサスペンスであり、バイオレンス小説でもある。ラストのどんでん返し。予想はあったが、それでも、なるほどと思わせる巧みさだ。。幾種類もの顔を持つ男が、広いん川村清奈の前に登場する。 どの男たちも善人で悪人で、悪人で善人だ。そして、このヒロイン清奈も決して純情なわけではない。 ファンタジーでは描けない女の本性^打算、優柔不断が、くっきり描かれている。 凄い小説だ。 若干、新堂冬樹の一連のノワール物に似ていないこともないが、小説としての仕上げの巧さは草凪優の方が、一枚上ではないか。(新堂冬樹の粗さも、それはそれで魅力でもあったが)。 もうこの草凪優に官能という冠はいらないだろう。 その狭い井戸の中に閉じ込めてしまうと、気がつかず通り過ぎてしまう読者を増やすだけだ。 とにかく爆発力のある作品だ。 エロエロに浸りたい読者は、フランス書院やマドンナメイトを読めばいい。 それよりも遥かに深く、濃密なエロスがここにはある。 | ||||
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