■スポンサードリンク
漆黒の霧の中で
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
漆黒の霧の中での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢周平作品は面白いです。配送も迅速です、ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢周平にはまっています。このシリーズも大変面白く、もう少しシリーズを読みたかった気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みたかった本でよかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鬱屈を過去に持ち、故に表世界から半分身を隠すように、静かに生きる版木彫師が、腕を買われて捕り物に関わり合うシリーズ第2弾。日向を避けるは、氏の色合いで、それがこの男の捕り物と程よくマッチして、リアリティを保つ。面白さは変わらず、この本も一気に読み切った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
生白い男(七蔵、七之助)が畳針のようなもので殺害され、遺体は川に流された。たまたま死体発見の現場に居合わせた元岡っ引きで彫師をしている伊之助は、前作のように、同心の石塚から捜査を依頼され、彫師としての仕事をそこそこに、なぜ七之助は殺されたのか、七之助の足取りを調べる。その背後に潜む大きな陰謀が明らかになり、事件を解決する。江戸の町でテンポよく捜査する伊之助、伊之助の雇い主である藤蔵とのコミカルなやり取りなど、するっと読めて楽しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「なんでオレがこんなことせにゃならんのだ」と言って仕事に精を出す男。(B面) 本シリーズの1作目『消えた女』には伊之助(主人公)が探偵の真似事をする理由付けがしっかりあった。 かつて世話になった爺さんが娘が行方不明になって弱りきってる、なんとか力になってやりたい。 ところが、2作目はそれが希薄だ。作者の藤沢周平も少し苦労したんじゃなかろうか? 結局、「元岡っ引きの血が騒ぐ・乗りかかった船だし」で話を進めてる。身の危険を冒してまで手伝う必要はないのだから。この読者の側からの疑問にはp.104で答えが返ってくる。 ーーなめやがって……。今度は、前のようにはいかねぇよ。 もう、最高だね。 * * * この小説は極論すれば大筋なんてどうでもいいのだ。 伊之助があちこち嗅ぎ回る、そして職場の親方とやりあう。そっちがメイン。 ーーーp.122 藤蔵親方 「もうおしまいかね、伊之さんよ」「なるほど、詫びて済んだというわけだ」「普通はそれで済んだとは言わねぇもんだけどな」「そんなにここの仕事が気にいらねぇなら、明日から出て来なくともいいよ」 伊之助「無茶言っちゃいけませんや、親方」 藤蔵親方「うるせえ、出て失せろ」 親方と盆暗職人のやりとりが落語を聞いてるようで楽しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元は凄腕の岡っ引、今は版木彫り職人の伊之助を主人公とするシリーズの二作目。 一作目は、いろいろ問題を抱えた作品だった。本作品では、一作目のような明確な「ルール違反」はない。出だしから、事件との偶然ともいえる遭遇、そして事件への関わり、ここまでは素晴らしい構成だ。その後の地道な捜査の積み重ねもいい。 ただ、後半で謎解きに入ったところからが、問題だ。謎の核心が、わかり易く語られていないのだ。とはいえ駆け足で最後まで連れて行かれる。商人、寺と大奥との関わりがうまくハイライトされていないのだ。必然的に登場する悪人の姿がうまく描けていないのだ。お定まりの決闘のシーンが最後を飾るのだが、どうだろう。これも作品としては、失敗作ではないだろうか。さて第三作目は??? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつもながらの藤沢周平の軽いタッチで、すっと読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一級の推理小説 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美しい風景描写でまるで景色を見ているような気持ちになりました。そしてあっという間に読み終えてしまいました。 藤沢周平氏の彫師伊之助捕物覚え3作を全部読もうと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢周平さんの小説には、「青春物」「市井物」「剣客物」・・・とありますが、もう一つ忘れてならないのが、「ハードボイルド物」 本書でも、主人公である伊之助の造形がいいですよね ・元は凄腕の岡っ引き ・妻が、岡っ引きを嫌がり、他の男と心中したことから、今は、版木彫りで、きままな独身生活を養っている ・ふと、人肌が恋しくなったときは、幼馴染のおまさのもとに行くが、結婚まではふみきれない 等々 いかにも、日本版「ハードボイルド」という風情が漂ってきませんか さて、本書では、その岡っ引き時代の凄腕ぶりが忘れられない同心が、「謎の溺死体」の探索を、伊之助に頼むことから物語は始まりますが、 版木彫りで忙しいかたわら、捜索を続ける伊之助にも、「魔の手」が迫ってきます こうなると、往年の「凄腕の岡っ引き」の血が伊之助にも出てきて、巨悪をつとめることになります 「 蝉しぐれ 」らの「青春物」に隠れることが多い「ハードボイルド物」ですが、藤沢さんの別の1面が見れる面白いシリーズだと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊之助の普段の生活とちょっと思えぬ活躍 面白く読めました ちょっとアウトロー伊之助 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢周平の小説はどれも面白いのですが、残念なことに、このシリーズだけは何となく楽しめません。 と言っても、お話は相変わらず面白いのですが、どう考えても主人公の設定に納得がいかないのです。 元は十手持ちで今は彫師の主人公・伊之助が旧知の同心の頼みで捕物の手伝いをするお話ですが、手伝う時間をひねり出すために彫師の仕事を早退したり遅刻したりで、親方からは怒られてばかりです。 それに手伝いと言っても実際には伊之助がひとりで調べているようなもので、手伝いどころか随分と危ない目にもあいます。 それで何か報酬があるのかと言えば、同心の旦那は一文の小遣いもくれず、探索に必要な費用も自腹になる始末です。 伊之助がそんな馬鹿なことをやっている理由は、何やかやと言っても捕物が好きということなのでしょうが、それなら十手持ちに戻るとか、親方に事情を明かすとか、同心の旦那に手当てを要求するとか、状況を変える方法はいろいろあると思うのですが、何もせずに自分ひとりで苦労している理由がわかりません。 好きなことをやっているから報酬はなくてもいいなんて、今どきの「やりがい搾取」みたいで、藤沢周平の小説で気持ちよくなろうと思っているに、これでは読んでいて心穏やかでなくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸物に詳しくありませんが、今も昔も悪いことを企むのは政府と繋がりのある業者ですね。 ハードボイルドなどと言うと、893が出てきたり悪い役人が出てきてもおかしくはありませんが、割りと普通?の人達が悪事に手を染めています。 そういう設定の派手さが無いところも、この作品の良い所ですね。 第一作目は目的は、知人の行方探し。なのでなんとなく思い入れが本作には欠けます。 欲をかいて命を落としたと書かれている半次ですが、どういう方法を用いたのか伊之助より先に短時間で核心をついています。 欲をかかなくても伊之助のような体術がなければ助からなかったと思いますが、読者としては主人公より先に真実を見つけた彼のことのほうが気になります。 聞き込み捜査も面白いですが、酒好きの自分としては毎回、伊之助の晩酌内容も渋くて気に入ってます。 おまさのような都合のいい女によりかかってばかりなのも、仕事はできるがプライベートは良くない人間らしさが出ています。 伊之助とおまさの関係が気になる方は前半で少し触れられていますが、なにせ殺人鬼(これは盛りすぎ)に目をつけられているので、後半からはサスペンスモードです。 しかし偶然でしょうかね、二作ともかるーく他の女の色香に危うく流されるところだったわー。みたいな場面があるのですが、伊之助はうまくかわします。 そういう所がハードボイルドなんでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作消えた女よりら更にハードボイルド色を濃くして伊之助の捜査は続く傑作! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつものことながら、最後まで気持ちよくお取引できました。ただ、マーケットプレース店は配送状況の確認ができないのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢周平の作品にはずれはないがこの作品の主人公は市井に普通に暮らす男でその普通さが魅力的、また職場の親方など、面白いキャラクターが描かれている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
3作シリーズで楽しく読みました。藤原周平作品らしく、面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊之助シリーズの2作品目です。1作目と同じようにやむなく事件の探索をする伊之助が、今度は巨悪といえるものに挑んでいきます。しかし相手が誰であろうとそのスタイルがぶれない伊之助は素晴らしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時代物が好きなわりには、捕物帖といった感じのものは余り興味がなく、だから、藤沢周平好きな割りには この、彫師伊之助捕物覚え、なんてのは、正直偶然手に取ったようなもんだった。 本作は、シリーズ第2作目、と言うことだけど、それも知らないで。 でも、面白かったです。 スピードとじっくり行くところ、更に艶めいた部分に殺人剣との立ち回り。非常にバランスがよくって。 だから、別に一作目から読む必要はない、と思いますね。 どことなく無頼な部分を秘めながら、でも日常は、口うるさい親方にがみがみ言われながら、残業して早出 して。。。なんてところで、親方に気を遣う 何だか身にほだされるところがありますね。 でも、伊之助の推理はよく切れるし、それ以上に、横丁の路地入って行って、奥さん達から情報を得る。 ここらの描写がいかにも、江戸の下町の様子で、ちょうどこの作品にも出てくる深川辺りに住んでいる私と しては、なんとも嬉しい。 さて、遅ればせながら、第一作を探しましょうか。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!