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(短編集)
一人称単数
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一人称単数の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 61~80 4/6ページ
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1周回って、元に戻って、2周目に入るトレーニングでしょうか?非常に安心感のある、これこれ!という感じの、村上春樹の新作。 次の長編が楽しみです。 | ||||
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「クリーム」「ウィズ・ザ・ビートルズ With The Beatles」「品川猿の告白」この3作だけでもお金を払った価値があった。村上春樹さんはなかなか手が伸びず、読まず嫌いだったが、短編集と聞いて、デジタルで買ってしまいました。村上さん71歳とのことで、やはり、この作品は、40歳以降の方たちに向いているのではないかと思いました。10年、20年の空白があった後の人との再会、残像、そんなことがわかる歳だとさらに読んでいてじんわりくるかもしれません。歳をとるのはそう悪くはありませんね。 | ||||
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音楽がやはり出てきて、YouTubeで探し、やはりCD欲しい、けど売り切れてる、など、脱線しながら、読みました。村上春樹作品を語ることは、見当違いなことを言うことになって冷笑されるのも悲しいし、正直なところ、そんな言葉も持ち合わせていないので、しません。 でも、なんか、おもしろかったな、と思います。また、読み返したい。そして、 高校生のころ、風の歌を聴け、の文庫本を本屋で偶然手にしたときのことを、思い出しました。 | ||||
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『石のまくらに』と『猿』がおもしろかった。とくに『石のまくらに』には村上氏の才能が凝縮されているように思う。『チャーリー・パーカー』のニューヨークのレコード店の話は,村上氏の他のエッセーか何かで同じストーリーを読んだような気がする。『ヤクルト』は小説ではなくエッセーだろうが,特に黒ビールの話がおもしろかった。『一人称単数』は私にはよくわからない。何か宗教的あるいは政治的メタファーだろうか? | ||||
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★三つか四つかとで迷いましたが、 謝肉祭と品川猿以外は、まあ飽きずに読めたので四つにしました。 石のまくらに、では顔にほくろが二つあったことしか思い出せないとあるが、 二十歳のころにセックスした相手の顔は普通は覚えてますよね。 おっぱいや身体の形とかは具体的に書いてるんですからね。 ビートルズに関して、春樹氏がミュージャンではないので仕方ないが、 2チャンネル録音から、4チャン8チャンネルと、とても試行錯誤していることや、 アレンジやコードワークやコーラスアレンジやテープの逆回転など、 こんなに創意工夫したビートルズを、大したことが無いとよく書けるなあと思いましたよ。 一度でいいから、ギターでコピーしてみて下さい。春樹氏が賢ければ新発見がたくさんあると思いますよ。 この本は最後の一人称単数を発表したくて出した本だと分かりました。 村上氏を嫌いな人は沢山います。好きな人も同じくらいいると思いますけどね。 僕は安原顕さんが好きだったので、どちらかと言われれば好きではないほうですが、 クリームなんかはとても良いと思いました。やっぱり★三つかなあ。笑 | ||||
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表題作では「私」を使っているが、「僕」が日本一(すなわち世界一)似合う作家だろう。おそらく、90歳になっても100歳になっても、「僕」はジャズやクラシックやときにはボサノバの蘊蓄を傾け、美しい(あるいは美しくない)女性との思い出を語るのだろう。 「品川猿の告白」が唯一にして格段に面白かった。惜しむらくはここでも自分の脳内に旋律が流れない洋楽が使われていたことだ。サッポロ黒ラベルに裂きイカに柿ピーならば、八代亜紀じゃダメなんですか。 | ||||
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村上春樹さんの短編集。相変わらず文章は読みやすく、独特の世界を楽しめた。 表題作「一人称単数」は、見知らぬ人から言われなき悪意を受ける話。「当たり前でしょう」「恥を知りなさい」という相手の断固たる攻撃的なセリフが、主人公の受けた不条理な想いと戸惑いを際立たせる。 SNSの世界では一方的な悪意はよくある話だが、現実世界で関係性のない人からとなるとあまりある話でもなく、さぞや衝撃的だろう。 短いストーリーだが、実に見事に人間心理を描写し、共感を誘う。 「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」は、ここまで想いを馳せる対象があることが羨ましくなる。素敵な人生だ。 「クリーム」「ウィズ・ザ・ビートルズ」は、若い頃の不思議な出来事や、心に残っていることを回想する話。余韻が残る読後感が心地良い。 | ||||
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やっぱりおもろい。ヤクルトスワローズの話しはよく笑わせてもらえました。神戸近郊に住んでいたので、タイガースを応援しなければいじめられるの件、本当にそのとおりです。 初期の短編集に似た作品が多く、村上文学初心者の方でも手軽に手をとってほしいです。 | ||||
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・初めて短歌が出てくる →「石のまくらに」 ・何のために頭を使うのか分からない →「クリーム」 ・チャーリー・パーカーがボサノヴァを吹くだって!? →「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」 ・耳の奥で小さな鈴の音が聞こえる →「ウィズ・ザ・ビートルズ」 ・人生の本当の知恵を知りたい →「ヤクルト・スワローズ詩集」 ・品川猿のその後が気になっている →「品川猿の告白」 ・たまにはスーツを着てみようという気持ちになった →「一人称単数」 | ||||
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先が読めない展開の中にもオチの効いたあのストーリーテリングが、実に心地よい。 村上自身は細かい筋道を決めずにどんどん書いて、金鎚でたたくようにあとから推敲(もはや趣味であるとも断言)をきっちり行う制作スタイルだと述べているが、なかなかどうして、精緻な計算を感じさせる作りだった。 村上作品を指して「つまらない」「ライトノベル風」などと揶揄する声がある。「ノーベル文学賞を欲しがり続ける身の程知らず」という論調の識者(?)も多い。いちいち反論しようとも思わないし、村上自身もノーベル賞受賞を望んでいないことは明確に否定している。 もちろん万人が絶賛する文学などありえない(あるとしたらそれは文学ではない他のなにかなのだろう)し、受賞自体が作品の恒常性を本質的に変えることはない。 私はただ、25年来彼の作品を読み続けられる時代に生きていることに幸せを覚える。 | ||||
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今回の短編集は正直なところ面白くなかった(面白いところもあった)。ウィズ・ザ・ビートルズ、品川猿、一人称単数は面白いと思った。8作品のうち3つが面白かったということは3割7分5厘。イチローのメジャーリーグにおける年間の最高打率が2004年の3割7分2厘であることを考えればとても優秀だと言える。私は村上春樹の作品が好きなので普段は一つ一つの文章を楽しむようにゆっくりと読みたいと思うことが多いけれど今回は違った。意味さえわかればいいというようにさらっと読む部分が多かった。まるで90年代のアダルトビデオの大半のシーンを早送りで見ていた頃のように。読み終えた後、あらためて目次を見て各タイトルを眺めたが、内容を思い出すことができないものもあった。まるでアダルトビデオのタイトルを見ても内容がわからないように。読んでいると所々で女性を形容する表現に嫌悪感を感じるところがあった。それを読んだ私は「なんだか古臭いな」と感じた。まるで90年代を振り返るテレビ番組でその頃の女性のヘアスタイルを見たときみたいに。逆に70歳の男性が書く小説が今現在の若者のありようをいきいきと感じさせたとしたらそれもおかしな話だろう。28歳、素人人妻とパッケージに書いてあるアダルトビデオの女優さんがどう見ても30代後半に感じられるように。今回、一人称単数ということで自分語りのスタイルで書かれているので冒頭では「村上春樹のエッセイ」のように感じさせておいて途中から「なんだ、フィクションかよ。やれやれ」といった読者をだますような手法が使われている。「ヤクルトスワローズ詩集」にいたってはフィクションなのかノンフィクションなのか最後まで私にはわからなかった(読み終えた今もわからない)。読者を騙したり、試したりするような手法に関しては少し違和感、残念感のようなものを感じた。まるで、「本編は顔出しです」と書いてあるアダルト動画(サンプル動画では口元がモザイクで隠されている)を見たときに「むしろモザイクのままのほうが良かったわ」と感じるように。 | ||||
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とても面白いと思いました。 村上春樹らしい短編集です。 | ||||
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カフカから始まる理解を超えた世界。騎士団長でもう意味不明(意味はわかるが、直感的には楽しめないという意味で)。その反省から生まれたものが、この一人称単数だと思う。 伝えたいモノは変わっていない。ただ、この本では、何とか伝えようと、題材、文章、世界の切り取り方など表現の方法を大きく変えている。どうにかして伝えられないものを伝えようとしている。してくれている。その葛藤が、努力がみてとれる。一時あんなに自暴自棄に、諦めていたのに。マスターべーションみたいに。 でも村上春樹は、戻ってきてくれた。アートで言うところのデュシャンやポロック的なものから、フェルメールやセザンヌ、モネ的なものへ。 70歳を過ぎても、自分のスタイル、世界を更新していく。追求していく。その好奇心、生真面目さ、紳士的な態度。それらこそが村上春樹を素直に信頼してよい、尊敬してよい最大の理由だと思う。 | ||||
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村上春樹が どのように 村上春樹になったのか が わかる かな 村上春樹を読んでいて 『はてな』 と感じたことが すとん! と 胸に落ちるような 感覚が ある 村上春樹 ある意味 人生のまとめに入った? (蔵書など 早稲田に寄付とか) …と 思わせつつ 飄々と 百まで作家 も ありそうな 雰囲気 | ||||
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昔の80年代・90年代の短編と比べて「変わったな」と感じた2点。 一つは実年齢の視点で書かれていること。 これはちょっとした驚きでもあり新鮮だった。 もう一つは割と細部まで描かれていること。悪く言えば余白が無くてちょっと息苦しさを感じるところもあった。 特に「クリーム」は僕のようなあまり頭の良いとはいえない読者を想定しているんじゃないかと勘繰りたくなるくらい説明的だ。 最後の表題作「一人称単数」は怖かった。 明るい表通りを歩いているつもりでも、僕らの背後には常に暗くて冷たい影がぴたりと貼りついているんだ。 | ||||
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書き下ろしタイトル作で、一人称が40年見てきた「僕」ではなく「私」なのに、世界が歪む思いをして読んでいましたら、結末も作者には珍しいストレートな世界の即物的な歪め方で驚きました。 他は全て面白かったですねー。記憶をめぐる連作といえるかもしれません。記憶が消えたり盗まれたり、ワープして現れたり。 一番は「ウィズザビートルズ」です。読中わくわくで、読後ゾゾゾと怖い話です。主人公の彼女のお兄さんというのが、羊男みたいな異世界とこちらの間にいるような存在で、関西弁をしゃべりまくります。神戸奇譚としては「クリーム」もよかった。 「ヤクルトスワローズ詩集」と「チャーリーパーカープレイズボサノヴァ」は懐かしい笑いに満ち満ちていて大満足です。プレイズボサノヴァで、ベースにジミー・ギャリソンをもってきたり、スタンダードナンバーはピアノはジョビンからハンク・ジョーンズに替えるあたりは、さすが。 しかし、こんな洒落た人でも、70歳になっても基本セックスのことばかり考えているのは、少し茫然としました。セックス、たまにプラスアルファが人生。正直なのかな、作者は、 | ||||
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歯車のような怖さが | ||||
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村上春樹の短編集。自伝のような内容からエッセイのような内容まで幅広く、 この何とも言えないグラグラとした感じが村上春樹っぽいな、と感じたりもしました。 一方、村上春樹特有の比喩(たとえ)に、私自身、あまり切れ味の良さを感じる事が出来ませんでした。 これは、私自身の感受性が変わったのが一番大きいとは思います。 言い換えるなら村上春樹が研ぎ澄ました感性と、私の育ててきた感性がズレているんだろうな、と思います。 ともあれ、本の内容自体は非常に面白く、読み始めればグイグイと文章に引き込まれてしまい、 村上春樹の筆の強さ(豪腕ぶり)を存分に味わえます。そう言う意味では、今作も非常に楽しめました。 長編も含めてあと何作品、新作が読めるのか分かりませんが、 引き続き村上春樹の新作を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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なぜか村上春樹の短編小説が好きである。むしろ長編小説よりも好きかもしれない。ちなみにエッセイも好きである。思考回路が少し常人と違うのではなく、きっとイメージ力が常人より優れているから、個性的で愉快なメタファーが、長編小説よりも頻出するんだろうと思う。 短編小説は長編小説のようには主人公との付き合いが長くないし、物語もあっという間に終わってしまう。なのでその分だけ、少し頑張らないと記憶に残らないし、面白くないとエッセンスとしての小説が味わえない。短いけれど濃縮されているから、きっと短編小説は面白いのだ。いや、どの作家の短編小説も面白いというのではなく、むしろほとんどの作家については、長編小説より短編小説のほうが面白いなんて思いもしない。 でもよく言う<短編小説の名手>とは、小説作りがとても上手いのだろう。そういう作家は多くはないけれど、そんなに少なくはない、というのがぼくの印象だ。 『石のまくらに』は、『ノルウェイの森』の流れのような不思議な出会いと別れの小説だ。ヒロインの性格を印象的に見せるのが、彼女の創る和歌なのだが、村上散文ワールドには珍しい一面である。 『クリーム』は、新手のハードボイルド・ワンダーランドかもしれない。不思議な出来事を体験する主人公は、その意味を考え込まざるを得なくなる。その考えこむ不思議そのものがテーマとなっているような一篇だ。 『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノバ』は作者の好きなジャズがテーマ。バードが1955年に亡くなっていることや、ボサノバが初めてブレイクしたのが1962年という情報は個人的に勉強になったが、だからこそ生まれる矛盾のテイクが、あり得ないレコードがファンタジックな道具となった一篇。 『ウィズ・ザ・ビートルズ』は本書中一番長い作品。ぼくの少し上のベビーブーム世代はビートルズのヒット曲に「壁紙のように囲まれて」育ったのだそうだ。ぼくがビートルズを聴き始めた途端に解散してしまった。そういう音楽の話から物語は懐かしい恋愛体験と、その現在へと時の流れを感じさせながら移行する。読出しと読み終わりの印象が全然異なる作品だ。 『ヤクルト・スワローズ詩集』では「ぼく」が村上の姓で登場。ジャイアンツ戦以外はいつでも空いている神宮球場のスローな野球観戦が好きで、スワローズ詩集を自費出版して遊んでいたという。散文作家による韻文の少し首を傾げたくなる(笑)詩が沢山登場するサービス篇。 『謝肉祭』では、醜い、と明確に形容する女性との出会いと別れを語りつつ、人間の本質や魅力の謎に迫る、少し哲学的な作品は、驚きのラストで終焉する。 『品川猿の告白』はこの作家によくあるSF的で変な話。こういう面白さに引きずられて次々と読み進んでしまうのが、村上ワールドなんだろうな。現代の寓話というにはリアルすぎて、ひょっとしたらあり得そうな感覚に陥ってしまうのだ。 『一人称単数』は、ことによると本書中、不思議さではナンバーワンである話かもしれない。本作だけは書き下ろしだそうで短編集のタイトルにもなっている話で、しかも落としどころが掴みにくい作品。作者は読者を化かして、この一冊を切り上げたかったんだろうか? だから最後に持ってきたのだろうか? 一番化かされているのは、化けたつもりだった主人公であることに間違いはないのだけれど。 | ||||
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「石のまくら」では、ああ、またか・・・また「僕」が女性とSEXをすることになるいつもの村上舞台か? 射精小説か?って、いうふうになるけど、ここだけ、この一遍だけでよかった。で、残るはタオルの歯型の記憶。 次の「クリーム」 この短編を読んで、物語る物語の舞台に実際に行ってみたくなった人は、正常!異常!の区別などどうでもよくて、とにかく行って観ることにした愛すべき読者は多い???多かった??? 神戸の山手の高級住宅地、あの四阿を探して、あの「中心がいくつもあって、しかも外周を持たない円」を教えてもらいにあの老人をめっけに・・・で、その山手に差し掛かると・・・な、な、なんと! Charlie Parker Plays Bossa Novaのアナログディスクはないかもしれないけど、ひょっとしてCD化されたものの中に、サービストラックとして残されているやもしれない!と勘ぐって、急ぎ、自前のCDストックをあさってみたこれまた愛すべきジャズファン・・・で、そのCDの中に、な、な、なんと! With the Beatlesのアナログディスクを大事に抱えた女の子! まあ、いい風景ではあります ヤクルト・スワローズ詩集は、amazonでは、もはや出回ってない? で、「謝肉祭」の詐欺夫妻って誰?って、妙に勘ぐったりして・・・ 品川猿が日本に初めて出没したのは今から15年前の2005年「東京奇譚集」が、リリースされた時だった! 品川区土木課長につかまってから、高尾山に放逐されたはずなのに、またぞろ、出てきたのか? そいえば、今でも、時々東京23区内に現れるおサルさんは、あの時の品川猿なのか? ブルックナーの7番第3楽章のアナログディスクに今まさにレコード針を下ろそうとしている品川猿の真剣な表情。これをとらえた豊田徹也氏の装画が好ましい&喜ばしい。 少し前に「文学界」にリリースされたものをまとめたものだけど、「一人称単数」(Iのこと?)だけは、書下ろし。 「私」の三年前の水辺が気になる・・・ここだけが「私」。「文学界」に出したものの話し手はすべて「僕」ないしは「ぼく」。ま、どうでもいいけどね。 短編集の面白さを久しぶりに感じ取ることのできた作品集だったな | ||||
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