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(短編集)
一人称単数
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一人称単数の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 41~60 3/6ページ
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読みやすかったかな 春樹節炸裂だが | ||||
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「名前」「個」と言う2つのワードが全作品を貫く横糸になっていますね。 ソシュールをあげるまでもなく「名前」とは記号に過ぎず、記号の下で分別される「個」 物語自体はいつもの春樹です。 この強烈なワードに託されたメッセージがどこまで刺さるかは、その人の生きてきた人生次第なんでしょうね | ||||
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久しぶりの村上春樹なので、たいていのハードカバーは図書館で借りてしのぐのですが、 こちらは購入しました。 紙の本を買うのも、ハードカバーを買うのも久しぶりです。 概ね「村上春樹」の短編という感じで、愉しく読みましたが、一番今までの村上春樹の 雰囲気が色濃く出ているのが「品川猿」だと思います。 ネタばれはしませんので、興味ある方、ぜひお手にとって読んでみてください。 | ||||
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どれも素敵なお話でした。 読み終えてしばらく経ちますが、時々思い出しては小説の世界観に戻って行きます。 | ||||
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昔誰かの太宰治についての評論で、「太宰のすごさは、太宰を理解できるのは自分だけだ、と多くの人に思わせるところにある」って書いてあったけど、村上春樹もまさにそんな感じがする。 誰がなんと言っても、僕はいい作品を読ませてもらったし、きっちり身になったと思う。 | ||||
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まずなによりも豊田徹也先生の装画が素晴らしいです。 『アンダーカレント』以来の大ファンだったので、漫画という形式ではないとはいえ、こうして新しい作品を目にすることができ非常に嬉しく思います。 美麗な装画が本書全体に調和した空気感をもたらしているように思われ、すでに読んでいた「一人称単数」以外の短編群も、新鮮な気持ちで読むことができました。 豊田先生の作品はどことなく空気感が村上作品に似ていると従前から思っていたので、こうして両者が正式な形で結び付くところを見ることができたのは、村上ファンとしても豊田ファンとしてもうれしい限りです。登場人物の造形が脳内でいつのまにか豊田作品のキャラ風に補完されました。笑 安定感・安心感のある文体をもった作品群であることは以前と変わらず、そこに装画という形でのスパイスが取り入れられた、よい本だと思います。 | ||||
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いい買い物しましたありがとうございました | ||||
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私自身特に読書家というわけではありませんが、村上春樹の作品が好きで読んでいます。 短編集になっており、読み終わった後に少し悲しいような懐かしいような感じがします。 文書を読むと心の中で情景が自然と浮かんでくる、そんな作品でした。 | ||||
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村上主義者であれば、言わずもがなの短編集。 早く書き下ろしの長編小説が読みたい〜〜 | ||||
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この先生(村上春樹の)本 | ||||
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批判評を書く人々は相変わらずですね。個人的には、この短編集はとても面白かった。とても。ウィズ ザ ビートルズの余韻。久しぶりな感じでした。他の短編も。誰が何と言おうと、僕は村上春樹を読む。回顧モードに入りつつある印象も受けた。 | ||||
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村上作品を読んだ後に残る心地よい苦味が本作では限りなく薄い気がする。 長編であれ短編であれ本全体に漂う拭い切れない違和感が本作にはない。 その心地よい違和感の代表が名作「納屋を焼く」だろう。 薄れた苦味が変化なのか?進化なのか?は不明だが、長年の愛読者は殆どがそれを期待していたのでは?と勝手に推測する。 ただ、誰がなんと言おうと数十年もの長きに渡って村上春樹が文学の概念を変えて本を読む人口を増やして来たのは間違いない。それだけでもノーベル賞ものだと僕は思う。 | ||||
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プレゼント用に購入 喜んでくれました\(* ॑꒳ ॑* )/ | ||||
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非常に興味深い短編集でした。 一番好きな作家さんで、本当に読みやすいのですが、深いです。 | ||||
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約6年ぶりの短編集。いかにも村上春樹らしい作品が並ぶ。 村上氏は自らを長編型の作家であると考えているはずだが、彼の資質が本当に長編向きであったかどうかは意見が分かれるところだと思う。 個人的には90年代に書かれた彼の長編(「国境の南、太陽の西」「ねじまき鳥クロニクル」「スプートニクの恋人」)を良いと思えないこともあり、非常に感覚的ではあるがユニークな彼の短編のファンだ。 本書に収められた夢のような物語や作者の実体験に基づくのかそうでないのか判断が難しい話はそれぞれにチャーミングだったりカッコ良かったりするが、同時に謎めいていて釈然としない余韻を読むものの心に残す。 「品川猿の告白」には、「書く前から、原稿を読み終えた編集者の困惑した顔が目に浮かぶ。『こんなことを作者にうかがいたくはないのですが、この話のテーマはいったい何なのでしょう?』みたいなことを訊かれるかもしれない。」という一節があるから、もちろん著者は確信犯的にそういう短編を書いているのだろう。 私にとってはそういったミステリアスさや割り切れないもの、そして品川猿のキャラクターに代表される日本的でない「おかしみ」のようなものが村上春樹の短編に求めるものであって、そういった意味において実に後味の悪いタイトル作も含め、大満足な短編集だった。 一点だけ不満なのはカバーイラスト。「猫を棄てる 父親について語るとき」のカバー、イラストもああいったものだったので最近の村上氏や周りのスタッフの好みなのかもしれないが、次作では軌道修正されることを心から祈っている。 | ||||
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ここ何日も Michelangeli と Rubinstein の " Carnaval ( 謝肉祭 ) " を日替わりでヘビロテで聴いている。 この本を読まなかったら恐らく一生の間そんな数日を過ごすことはなかった、多分。 村上 春樹 の文章は優れて音楽的だが、これはなにも上記のように読者を直接具体的な音楽に誘導するということではない。シンプルに音楽が香るというか、image を飛躍させると数学上の「すべての有理楕円曲線はモジュラーである。」という「谷山・志村 予想(※1)」を準用して・・・「すべての村上作品は『音楽』である」との想いに至ったりも。 そして、村上 春樹 は圧倒的な長篇作家。それを前提にしてこの「一人称単数」は私にとって ひとときの渇望を癒す一杯の水 (短篇集)。 全 8 篇のうち書下ろしはタイトルの「一人称単数」のみであとは雑誌「文學界」で発表済。そのうち 5 篇は既読だがこういう短篇集に纏められるとまた新たな魅力を発信するようで楽しんで読むことができた。印象に残る作品は「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles (※2)」そして " 彼女は、これまで僕が知り合った中でもっとも醜い女性だった・・・・・" ではじまる「謝肉祭 ( Carnaval ) 」、唯一の書下ろしということで「一人称単数」に注目が集まるであろうが、 ここから何かが始まるのか、そのままなのか小説自体からは読み取れないし、それを越えた分析・観測・憶測・評価もこの作品にはあまり意味がないように思う・・・云わば 7 つの短編をまとめる風呂敷のような存在。 さて、とりあえずの渇きはリセットされた。 後は 圧倒的な " 次なる長篇 " を待とう。 ※1 フェルマーの最終予想を アンドリュー・ワイルズはこの「谷山・志村 予想」の一部を証明する形で最終定理にした。 ※2 1965年当時 世に " パナソニック " Bland はなく それは " ナショナル " でしょう !! といった批判が散見されるがエッセイでもない純然たるフィクションに一体何を言っているのだろう?? それは当時 " パナソニック " Bland が広く認知されていた並行世界の物語かもしれない、あるいは・・・ぐらいの想像力・読解力もあっていいのでは ? ※ " チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ " を読んで チャーリー パーカーを聴いてみようという方は とりあえず次の 3曲を。 ① Bird Gets The Worm ( Savoy 盤 ) ・・・神的流出と言われた絶頂期の演奏。吹きまくるパーカー。 ② The Gypsy ( Dial 盤 ) ③ Lover Man ( Dial 盤 ) ・・・②,③ は有名な " Lover Man Session " での演奏。ヤク切れ と 体調不良でほとんど朦朧状態のパーカー、しかし それ由 かえって Bird の「天才」が顕わに。 聴く者の感性を諮る踏絵でもある。 | ||||
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村上春樹のリズムはとても心地よい。品川猿での話し言葉もとてもユーモアに溢れ笑えた。 | ||||
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表題作『一人称単数』を真っ先に読んでみた。 自己と他者との距離について考えさせられた。 人間関係に迷った時読むといいかもしれない。 読後感がいいです。 | ||||
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村上氏のエッセイでは、不思議(奇妙)な体験が語られることが多く、本当(真実)のことかどうか疑問を 持つこともありました。 本作では、すべて村上氏自身が語り手となり、過去の不思議な体験を記述しています。 しかし、本作は短編小説集ですので100%フィクションの形を取っています。 本作を読むと、村上氏の小説とエッセイの境目は、きわめて曖昧になるのを感じます。村上氏は意図的に真実とフィクションを、混乱させようとしているようです。そのテクニックと着想には脱帽するしかありません。 なお、品川猿は、15年前の短編小説集「東京奇譚集」の一遍に登場しています。 | ||||
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8作品からなる短篇集です。 生活の裏側にある、つかみどころのない暗部が垣間見える瞬間を、人生の節目に遭遇する示唆的な出来事として描いたような作品が多い印象でした。 また、村上春樹の過去の作品でもよく見られる「分裂」をテーマにしたものが多いように思えました。 収録作品の「品川猿の告白」は『東京奇譚集』の人の名前を盗む猿の話である「品川猿」の後日譚です。 また、「ウィズ・ザ・ビートルズ」には、サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』の「対エスキモー戦争の前夜」のオマージュが含まれてるように思われました。 具体的には、どちらの作品も、主人公が少女の家で彼女を待ってる間に、やや不精な性格の兄貴が現れて場をつなぐシーンがあります。 装画は『珈琲時間』などの豊田徹也です。作品の雰囲気に合ってるような気がしました。 | ||||
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