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太平天国
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【この小説が収録されている参考書籍】
太平天国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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コウシュウゼンはあの性格でよく気性の荒い地方の賊軍をまとめられたなと感心する、彼は棟梁の器がある。今の時代は引きこもりの王様に転生したのだろうか。 簡潔な文章でかなりするすると読みやすい。 | ||||
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南京に太平天国の拠点を築き上げた後、人間の常として起こる“業”の元で、内訌による崩壊の様子が、その時代で関係する清朝、英仏米の思惑を背景に描かれていました。当時のグローバル情勢を学べました。 | ||||
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地方の反政府組織が、漢人対満洲族と言う民族闘争を活用して、南京に“太平天国”と自称する政府組織まで発展させる過程が描かれていました。組織の組成から拡大させる様子を学べました。 | ||||
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阿片戦争後、中国南部で起こった反政府組織の始まりから、その組織が成長していく様子が描かれていました。中国と言う国を知る上で参考になりました。 | ||||
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衰退していく清朝対、成長していく太平天国と言う組織の動きが、描かれていました。中国と言う国を知る上で参考になりました。 | ||||
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菊池教授のプレジデントの記事を読ませていただいた。「死者2000万人超は人類史上最大」だったかどうかは論ずる気はないが(過去未来にこれを越える人類史上の出来事がなかったのか&実際にそれだけの死者が出ていたのか等)このような社会的辺境に置かれた者たちが行う急進革命が「抑圧された民の異議申し立ては、しばしば自分たちがかかえた苦難の大きさゆえにエスノセントリズム(自民族中心主義)に陥り、他者の苦悩に対する理解を欠いてしまうからである。」「中国だけではない。ヨーロッパとの出会いをきっかけに始まったアジア近代の歴史は、しばしばその内部に復古主義的な傾向をもち、列強の植民地化が深まるほど抵抗は激しく非妥協的なものとなった。」という論理がが成り立つのかどうかに疑問がある。前者の論理、辺境のモノの革命が非寛容でエスノセントリズムであることが成立するかどうかについてではない、それがアジア近代の歴史の特徴であるかどうかについてだ。 いうまでもなく復古主義なのは近代革命の本家となった欧米でも同様だ。ハンナアレントも指摘するようにフランス革命だろうがアメリカ独立宣言だろうが何もないところから理念だけを頼りに社会を一から構成したのではなくある意味でのルネッサンスだった。彼らの革命はギリシャローマの原民主主義を参考にしそれを拡大解釈することで成立した。筆者菊池英明氏も認めるように太平天国の乱が参考にしたキリスト教文明も排他的であり、異教徒や異宗教徒への弾圧が伴った。Mフーコーが言ってるように近代の理性支配とそれ以前の魔女狩りは論理や手法が入れ替わっただけで排他性において共通しているだろう。皮肉なことにこの頃のアフターポスコロの議論の中で他社に対する寛容と多文化主義を謳うポスコロにおいても形を変えた不寛容さを持っていたことは暴露された。 以上の指摘は何を意味するのか。およそ近代を形作ったあらゆす理念、思想闘争、革命で不寛容でないものはないということだ。勿論、話を人類一般に広げれば生産的な話ができると言いたいのではない。確かに話をより地域時間限定にし、中国の場合、日本の場合、東南アジアの場合など、それに現代の中華人民共和国の場合、21世紀の日本の場合など括弧付けで議論した方が(中範囲理論かした方が)生産的な意見は言えるだろう。だが問題領域が人類全体という下地があることを忘れるべきでない。 | ||||
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陳さんの歴史小説の特徴は、政治、経済、軍事といった歴史の縦糸に、宗教、秘密結社組織といった横糸を同時並行で描写している点と思います。この点では、小説でありながら学術資料としても貴重です。一気に四巻読み切りました。次は同氏のアヘン戦争を読みたくなりました。 | ||||
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書籍として十分な品質。適度な「年代感」もあって、本の内容ともマッチしており満足しています。 | ||||
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水滸伝のようなお話だが 実際に有った事なので主人公が全然英雄ではない むしろ凄く嫌な奴なのだ 読んでいて主人公に腹が立つのだが 面白かった | ||||
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残念だけど翻訳がよくない箇所がある。読み難い、残念。 | ||||
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万年、科挙受験生の洪秀全という若者がキリスト教の感化を受け、儒教を邪教とし、キリスト教の教えに基づき、万民、平等の公平な国家を築かんとして、打倒、清朝を掲げて反乱軍を起こすも、最後は滅亡するまでの波乱万丈の歴史談を主軸にした一大歴史ロマンです。 挙兵から幾多の苦難を乗り越えて南京を占領。天京として、太平天国の国家機構を築くまで。 天京内での権力闘争。権力闘争後の話しと滅亡。この三期に別れるでしょう。 圧巻はやはり、幾多の苦難を乗り越えて南京を占領するまでの苦難の歴史でしょう。南京に腰を押し付けるまでに幹部の西王、南王が戦死してます。そして、南京(天京)での天王(洪秀全)と東王(楊秀成)の権力闘争。北王が野心家で天王に味方し、恨み極まる東王を殲滅します。そして、北王も野心家となって天王に代ろうとして、失敗します。̪肢解の刑を受けます。肉をバラバラに解体し、各民家に見せしめにするのです。いやー、血で血を争う物凄い権力闘争の結果、天王は、辛うじて東王らの挑戦を斥けます。 しかし、勝利した天王の陣営も寂しくなりました。翼王はすでに身寄りの粛清を受け、天王を見限って天京から脱出します。天王も身寄りをなくしておりますので、この後は、陳玉成、李秀成らを抜擢して守りを固めます。 清朝側も曽国藩らが自衛の軍隊、湘勇を組織して反撃に出ます。模様見を決めていた周辺の土豪も次第に優勢となる湘勇に、バスに乗り遅れるな、とばかり加勢するものが増え、太平天国は次第にじり貧となります。最後は、キリスト教諸国の欧米諸国が清朝を支援したのが死命を制しました。常勝軍を率いたゴードン将軍が有名です。 その結果、太平天国は挙兵して14年で滅びました。 ですが、この後、清朝の中央からの統制は弱まり、辛亥革命への道が築かれました。 なお、天王、洪秀全は、天京陥落の数日前、草と言っても雑草を食べたので、これがもとで食中毒か、なにか胃腸の病で急死しました。北朝鮮の指導者みたいですね。 辛亥革命までの道はまだ遠いですが、太平天国が一つの目標となり、漢民族の中では、清朝に対する敵愾心が次第に高まってきたことは事実です。彼らは漢民族ではなく征服王朝でしたから。 ここまで拝読いただきありがとうございました。 | ||||
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夫の注文で買いました 本人は大喜びなので良かった。。。かな 本は綺麗ででした | ||||
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買いだめした本がたくさんあり、まだ読んでいません。欲しいと思ったときに買っています。 | ||||
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日本では幕末の時代に中国でこのような大乱があった事は もって知られていいはず。吉田松陰も言及していて高杉晋作が 上海に行った時にちょうど太平天国側に上海が攻略されようと していたという日本にも決して無関係でない乱の話です。 | ||||
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中国の新王朝末期に、中国を混乱に陥れた、太平天国の始まりと終焉を、コンパクトに紹介している。 従来の定説に合わせて、最新の研究の動向なども取り入れている。 洪秀全は、当初は、純粋な宗教的な活動を意図していたが、 やがて、貧しい農民を中心とした社会運動へと変わっていった。 南京に太平天国が定住してからは、その暮らしは、歴代の皇帝のように変化してしまった。 孫文や毛沢東が、自らの革命にあたり大いに参考したという太平天国の実態は、 意外にも、中国の歴代の乱と、あまり違っていないのではないか?と思えた。 | ||||
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エッ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 内容も重いが、本も重い。 | ||||
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洪秀全の思想的背景や西洋勢力との関係に着目している 当初は南京ゲットまで規律の正しかったのだが 政府を打ち立てる中で大幹部同士の内ゲバが酷くなる なんかそっから先は文革っぽい過程をたどるわけだが その反面では洋務運動の萌芽みたいな動きもあった また西洋諸国とも、「うちはキリスト教ですんで」と良好な関係を築いたり 西洋の兵器や傭兵の導入を図ったりもしたのだけれども 最後には清朝の側にいってしまうわけだ ミクロで見れば電波を受信したエリート崩れが、となるけれども マクロでみれば「中国ではよくあること」なんだよな てか清朝も降伏に対して寛容であればあそこまで手間取ることもなかったかも | ||||
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教団(拝上帝教)設立7年で挙兵、3年で南京に王都を築き(天京)その後11年存続した太平天国…王都において官位を整備し、元号を定める…「乱」というよりこれはもはや王朝…中国史に燦然と輝く大絵巻を堪能してください。 食うにも困る様な貧しい百姓たちが、官位に即けるかも知れないと栄華を夢見て太平天国に参加する…あるいは「公平な分配」や「税の減免」を掲げての進軍はまるでマニフェストを掲げた選挙キャラバンの様でした。 1840年のアヘン戦争前後、清朝の腐敗も極まる中で、地主等に対する反乱が起こったり、天地会系、白蓮教系の結社が割拠した混迷の時代に、太平天国は高度な戦闘力を発揮しながら勢力を拡大、遂に水軍や工兵も組織するに至りました。 1850年、武昌攻略、南京を攻略し王都となしてからが本書の白眉です。楽隊を従えた王たちの輿、位階の整備、財宝や煌びやかな服飾、美女を徴用して作らせた後宮…厳罰をもって保たれていたはずの禁欲主義は一挙に頽廃と貪婪を極め、市中の風俗紊乱も甚だしく奇想と不道徳のパノラマが神の都において繰り広げられたのでありますが、度を越した神託政治は不信と陰謀を招き、宮廷は遂に分裂と血みどろの殺戮に陥ってしまいました。(天京の惨劇) 太平天国は現代中国の政治過程に絡めて熱心に議論されているそうです。王都を持つに至った革命勢力…正義を掲げる集団が疲弊した社会において獲得した強い求心力と一本筋の通った連中が持つ極めてしぶとい戦闘力…中国政府が法輪功を恐れる理由も分かる様な気がします。 | ||||
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『阿片戦争』の続編として太平天国を取り上げ、混乱の時代を信仰心によって制圧しようとした太平天国の実情を分かり易く描かれており、謎多き太平天国を乱を知るには打って付けでした。 特に太平天国の成立と当時の世情の関係は非常に興味深いものでした。 | ||||
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『阿片戦争』の続編として太平天国を取り上げ、混乱の時代を信仰心によって制圧しようとした太平天国の実情を分かり易く描かれており、謎多き太平天国を乱を知るには打って付けでした。 特に太平天国の成立と当時の世情の関係は非常に興味深いものでした。 | ||||
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