椿山課長の七日間

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椿山課長の七日間の評価:

4.31/5点 レビュー 246件。 D ランク

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平均点4.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全500件 341〜360 18/25ページ
No.160
(5pt)

笑えて泣けていっぱい考える

素敵な物語をありがとうです。
浅田先生の作品、大好きなんですが、たまに(私の中で)ハズレもあるので、こちらも恐らくそっちではないかと手付かずでしたが…
何故もっと早く読まなかったのかしらっ!!

小説で泣いた事も笑い転げた事はいくらもありましたが、こんなに心に響き、人生(特に自分ではなく、自分に関わり合う人々)の事を考えた作品は初めてでした。

今読み終えたばかりなので、なんと言葉にしたらいいのか考えがまとまらないのですが、とにかく一人でも多くの人に読んで頂きたいと思い、こちらに書き込ませて頂きました。

もう少し、余韻に浸ろう…
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.159
(5pt)

笑えて泣けていっぱい考える

素敵な物語をありがとうです。
浅田先生の作品、大好きなんですが、たまに(私の中で)ハズレもあるので、こちらも恐らくそっちではないかと手付かずでしたが…
何故もっと早く読まなかったのかしらっ!!

小説で泣いた事も笑い転げた事はいくらもありましたが、こんなに心に響き、人生(特に自分ではなく、自分に関わり合う人々)の事を考えた作品は初めてでした。

今読み終えたばかりなので、なんと言葉にしたらいいのか考えがまとまらないのですが、とにかく一人でも多くの人に読んで頂きたいと思い、こちらに書き込ませて頂きました。

もう少し、余韻に浸ろう…
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.158
(5pt)

目こぼししてよ、カミサマ。

あったかい。本当にあったかい。

実は浅田作品は、あまりに著名過ぎて読んだことがなかった。
先に映像で見てしまう後追いがあまり、好きでないから。
たまたま手にして、心の中で少しだけ、よくある設定だよなぁなんて半分小馬鹿にしていたあたしのばかばかばか。

今の日本人が忘れている(ような気がする)、黙って耐える、古いオヤジの姿がそこにある。
自分を殺し、他人の幸せのために自分の全てを犠牲にする、そんな古臭くもいとおしい、そんな姿が。

出来れば、そこには地獄がないことを。
ルールを破ることは罪かもしれないけれど、そのルールだって誰かが決めたものだろう。
誰しもが納得できないルールは、その遵守を潔しとしない道につながらざるをえず、ゆえに存在意義を失いはしまいか。

・・・なんて難しく書いたけどさ、ぶっちゃけ、
ちょっとは目こぼししようよカミサマ。
そのほうがきっと、ウケルと思うよ。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.157
(5pt)

目こぼししてよ、カミサマ。

あったかい。本当にあったかい。

実は浅田作品は、あまりに著名過ぎて読んだことがなかった。
先に映像で見てしまう後追いがあまり、好きでないから。
たまたま手にして、心の中で少しだけ、よくある設定だよなぁなんて半分小馬鹿にしていたあたしのばかばかばか。

今の日本人が忘れている(ような気がする)、黙って耐える、古いオヤジの姿がそこにある。
自分を殺し、他人の幸せのために自分の全てを犠牲にする、そんな古臭くもいとおしい、そんな姿が。

出来れば、そこには地獄がないことを。
ルールを破ることは罪かもしれないけれど、そのルールだって誰かが決めたものだろう。
誰しもが納得できないルールは、その遵守を潔しとしない道につながらざるをえず、ゆえに存在意義を失いはしまいか。

・・・なんて難しく書いたけどさ、ぶっちゃけ、
ちょっとは目こぼししようよカミサマ。
そのほうがきっと、ウケルと思うよ。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.156
(5pt)

浅田次郎作品を初めて読んで

人から薦められて何気なく読み始めたけれど本当に面白かった。
父が亡くなってすぐだったので、こういう世界に
本当に行っちゃったのかなぁなんて思いながら読み進めた。
涙がぼろぼろこぼれるような話ではないけれど、心にジーンと
くる内容で、でもコミカルに描かれている部分もあり、本当に楽しめた。
またぜひほかの作品も読みたい。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.155
(5pt)

浅田次郎作品を初めて読んで

人から薦められて何気なく読み始めたけれど本当に面白かった。
父が亡くなってすぐだったので、こういう世界に
本当に行っちゃったのかなぁなんて思いながら読み進めた。
涙がぼろぼろこぼれるような話ではないけれど、心にジーンと
くる内容で、でもコミカルに描かれている部分もあり、本当に楽しめた。
またぜひほかの作品も読みたい。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.154
(5pt)

読み止らない。

先に映画を見た。
夜中にBSでやっていたもので、まったく期待せずに見始めたのに、これが非常におもしろかった。
原作があったことを知って、読んでみた。
私の中で椿山が西田俊之に変換されてしまったが、それが原作のイメージを壊すことはなく、むしろ面白さを増幅させたように思う。
朝方まで読み止らず一気に読んでしまった。
何度も何度も涙した。
「地下鉄にのって」とテーマは同じものを感じるが、この作品には笑えるところも多く、個人的にはだんぜんこっちがおもしろかった。
ただ、エピローグは映画のほうが後味よかったかな。
あんないいお父さんや、親分があの最期は辛い。
黄泉の国なんとかしてよ!!って本気で思ってしまった。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.153
(5pt)

読み止らない。

先に映画を見た。
夜中にBSでやっていたもので、まったく期待せずに見始めたのに、これが非常におもしろかった。
原作があったことを知って、読んでみた。
私の中で椿山が西田俊之に変換されてしまったが、それが原作のイメージを壊すことはなく、むしろ面白さを増幅させたように思う。
朝方まで読み止らず一気に読んでしまった。
何度も何度も涙した。
「地下鉄にのって」とテーマは同じものを感じるが、この作品には笑えるところも多く、個人的にはだんぜんこっちがおもしろかった。
ただ、エピローグは映画のほうが後味よかったかな。
あんないいお父さんや、親分があの最期は辛い。
黄泉の国なんとかしてよ!!って本気で思ってしまった。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.152
(5pt)

ストーリ仕立てのため倍速読みができる会計入門書

何より設定がユニークで面白かった。
物語としても、オッサンが美人としてのりうつって、愛人として疑われたり・・・あまり詳しく書くのはやめますが・・・そういう突拍子もない設定で、肝心の会計基礎を説明していますので、読みやすく、理解しやすい物語です。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.151
(5pt)

文庫本版もDVDも製版されるおもしろさ。

私は、文庫本が出る前に、読み終えましたが、会計の考え方を非常にとっつきやすく、分かりやすく説明されていると思いました。ちょっと勉強の合間に・・・往復の通勤電車に・・・、または本屋で一気にたち読みを!という時に、飛ばし読みできる楽しいストーリー仕立ての入門書でした。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.150
(5pt)

ストーリ仕立てのため倍速読みができる会計入門書

何より設定がユニークで面白かった。
物語としても、オッサンが美人としてのりうつって、愛人として疑われたり・・・あまり詳しく書くのはやめますが・・・そういう突拍子もない設定で、肝心の会計基礎を説明していますので、読みやすく、理解しやすい物語です。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.149
(5pt)

文庫本版もDVDも製版されるおもしろさ。

私は、文庫本が出る前に、読み終えましたが、会計の考え方を非常にとっつきやすく、分かりやすく説明されていると思いました。ちょっと勉強の合間に・・・往復の通勤電車に・・・、または本屋で一気にたち読みを!という時に、飛ばし読みできる楽しいストーリー仕立ての入門書でした。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.148
(5pt)

絆と想い

浅田次郎氏の作品は本作が初体験です。突然過労で死んでしまった椿山課長が、美女の体を借りて現世に舞い戻り、それまで見えなかった様々なこと――家族のことや父親のこと、かつての親友の一途な想いなど――を知るという物語。

まず最初に断っておきたいのですが、私は冥界や黄泉の国を信じている人間ではありません。宗教が別なのです。
それでも、この作品には本当に感動させていただきました。ファンタジー的な物語と思って読んだのですが、人間ドラマとしても素晴らしいと思いました。
人と人のつながりとか、家族の絆とか、一途な心とか。そういうつい忘れがちだけど、とても大切なものが、これでもかと丁寧に描かれていて、読み終わる頃には、ただただ胸が震えました。良い作品でした。

ただひとつだけ気になったのが、何となく主人公の椿山課長より、それ以外の人物、例えばヤクザの武田や椿山の同僚の知子、父親の昭三などといった周りを固める人々のほうが、キャラとして立っていたというか、魅力的のように感じました。でもそのせいで作品の良さが損なわれると言うわけではもちろんありません。意外な人達が意外なところで繋がっていたりするのも、とても面白かった。
サブキャラクターの中でも特に、最後に肩を並べて下りのエスカレーターに消えた二人が非常に印象的でした。本当に格好良すぎです。いつかあの二人も救済されたのだと信じたい…。

長さ的にはそれほどでもなく、読むのが早い人ならさくさく読み進められるかと思いますが、できるなら自宅で、じっくりと読むことをお勧めします。じわじわ心に沁みます。読むときはハンカチの準備を忘れずに。

本作は映画化されているので、今度そちらも視聴してみようかと思います。

お勧めです。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.147
(5pt)

絆と想い

浅田次郎氏の作品は本作が初体験です。突然過労で死んでしまった椿山課長が、美女の体を借りて現世に舞い戻り、それまで見えなかった様々なこと――家族のことや父親のこと、かつての親友の一途な想いなど――を知るという物語。

まず最初に断っておきたいのですが、私は冥界や黄泉の国を信じている人間ではありません。宗教が別なのです。
それでも、この作品には本当に感動させていただきました。ファンタジー的な物語と思って読んだのですが、人間ドラマとしても素晴らしいと思いました。
人と人のつながりとか、家族の絆とか、一途な心とか。そういうつい忘れがちだけど、とても大切なものが、これでもかと丁寧に描かれていて、読み終わる頃には、ただただ胸が震えました。良い作品でした。

ただひとつだけ気になったのが、何となく主人公の椿山課長より、それ以外の人物、例えばヤクザの武田や椿山の同僚の知子、父親の昭三などといった周りを固める人々のほうが、キャラとして立っていたというか、魅力的のように感じました。でもそのせいで作品の良さが損なわれると言うわけではもちろんありません。意外な人達が意外なところで繋がっていたりするのも、とても面白かった。
サブキャラクターの中でも特に、最後に肩を並べて下りのエスカレーターに消えた二人が非常に印象的でした。本当に格好良すぎです。いつかあの二人も救済されたのだと信じたい…。

長さ的にはそれほどでもなく、読むのが早い人ならさくさく読み進められるかと思いますが、できるなら自宅で、じっくりと読むことをお勧めします。じわじわ心に沁みます。読むときはハンカチの準備を忘れずに。

本作は映画化されているので、今度そちらも視聴してみようかと思います。

お勧めです。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.146
(4pt)

愛すべき椿山課長

おもしろかった。
最初は、雄太くんとヤクザの親分の話は余計だなぁと思っていたんだけど、
話が進むうちに登場人物がいい感じで絡まってきて、一気にラストに向かって走り出します。

ユーモアの中に、重い事実が隠れていて、考えだすと切なくなるけど、
登場人物がみんな納得しながら進んでいく姿がすがすがしかった。
こんなに複雑などろどろした話を愉快に楽しく描くのは、すごいなと思う。

とてもコミカルでユーモアがあって、ほろっとさせる。
こういうのもいいなぁと思いました。

最後、本人たちは納得してたけど、私としては二人も救済してくれと
思いました。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.145
(4pt)

愛すべき椿山課長

おもしろかった。
最初は、雄太くんとヤクザの親分の話は余計だなぁと思っていたんだけど、
話が進むうちに登場人物がいい感じで絡まってきて、一気にラストに向かって走り出します。

ユーモアの中に、重い事実が隠れていて、考えだすと切なくなるけど、
登場人物がみんな納得しながら進んでいく姿がすがすがしかった。
こんなに複雑などろどろした話を愉快に楽しく描くのは、すごいなと思う。

とてもコミカルでユーモアがあって、ほろっとさせる。
こういうのもいいなぁと思いました。

最後、本人たちは納得してたけど、私としては二人も救済してくれと
思いました。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.144
(5pt)

愛を追求した作品

家族愛、師弟愛など愛を追求した作品でとても感動した。特に感動したのが、椿山と同期入社の智子の告白。椿山と仲良くなりすぎたがため恋愛感情を伝えられず、また椿山が別の女性と結婚するときには自分のためにとっておいたとっておきの指輪を紹介するという、心から椿山のことを想っている心情がとてもよく伝わった。また、借り物の姿で現世に戻り自分の正体を明かしてはいけない中で、どのようにして未練を果たしていくのか、その過程もとてもおもしろかった。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.143
(5pt)

愛を追求した作品

家族愛、師弟愛など愛を追求した作品でとても感動した。特に感動したのが、椿山と同期入社の智子の告白。椿山と仲良くなりすぎたがため恋愛感情を伝えられず、また椿山が別の女性と結婚するときには自分のためにとっておいたとっておきの指輪を紹介するという、心から椿山のことを想っている心情がとてもよく伝わった。また、借り物の姿で現世に戻り自分の正体を明かしてはいけない中で、どのようにして未練を果たしていくのか、その過程もとてもおもしろかった。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528
No.142
(5pt)

してやられた!

「浅田次郎の作品は電車の中では読まない方が良い。」と聞いたことがある。「思わず涙」でバツの悪いことになるから。

最初は大いに笑わせてくれた。特にカズヤマツバキが椿山家を弔問するところは絶品。互いに相手が不倫していると思い、妻と大喧嘩になる。
ところが、後半の「献杯」になると様変わりする。椿山の元の彼女(佐伯知子)の「独白」だが、その臨場感には圧倒される。椿山が婚約者と指輪を買いに宝石売り場に来る。「どんなにつらいことがあっても、売り場に立ったらニコニコ笑わなければならない」「一年中サンタクロースをやらなければならない」「あの人が幸せになる。それは私にとっても本望だと思った」「あの人のためなら命もいらない。私自身の恋する心すらいらない」
全ての言葉が、まるで自分に向けられたかのように、胸に突き刺さる。
しかし、これは序の口だ。本当にまいったのはお父さんのエピソード。エスカレーターをおりて、気を付けをして、(知子に)深々と頭を下げる。まわりの人が怪しむほど、ずっとそうしている。「有り難いね、親って。女心なんかわかるはずないのに、私の心の中だけは読み切ってらしたの。」「おとうさんの誠実さがつらくて、私は嘘をついたの。『実は近々結婚します』でも、泣いたら嘘はおしまい。精一杯の作り笑顔を、おとうさんは怪しまなかった」
このあたりで涙腺のダムが決壊した。
「やめてよ。他人のあなたに慰められたくない。変な人ね、どうしてあなたが泣くの。ごめんなさいって、あなたに言われる筋合いじゃないでしょうに」
もう、まともに活字が見えなかった。

表面上は「よみがえりもの」だが、書かれていることは「この世の真実」。「いかに生きるか」ということ、言い換えると、「人を愛することのすばらしさ」「人に感謝する事の大切さ」となろう。
椿山課長の七日間 Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間より
402257786X
No.141
(5pt)

してやられた!

「浅田次郎の作品は電車の中では読まない方が良い。」と聞いたことがある。「思わず涙」でバツの悪いことになるから。

最初は大いに笑わせてくれた。特にカズヤマツバキが椿山家を弔問するところは絶品。互いに相手が不倫していると思い、妻と大喧嘩になる。
ところが、後半の「献杯」になると様変わりする。椿山の元の彼女(佐伯知子)の「独白」だが、その臨場感には圧倒される。椿山が婚約者と指輪を買いに宝石売り場に来る。「どんなにつらいことがあっても、売り場に立ったらニコニコ笑わなければならない」「一年中サンタクロースをやらなければならない」「あの人が幸せになる。それは私にとっても本望だと思った」「あの人のためなら命もいらない。私自身の恋する心すらいらない」
全ての言葉が、まるで自分に向けられたかのように、胸に突き刺さる。
しかし、これは序の口だ。本当にまいったのはお父さんのエピソード。エスカレーターをおりて、気を付けをして、(知子に)深々と頭を下げる。まわりの人が怪しむほど、ずっとそうしている。「有り難いね、親って。女心なんかわかるはずないのに、私の心の中だけは読み切ってらしたの。」「おとうさんの誠実さがつらくて、私は嘘をついたの。『実は近々結婚します』でも、泣いたら嘘はおしまい。精一杯の作り笑顔を、おとうさんは怪しまなかった」
このあたりで涙腺のダムが決壊した。
「やめてよ。他人のあなたに慰められたくない。変な人ね、どうしてあなたが泣くの。ごめんなさいって、あなたに言われる筋合いじゃないでしょうに」
もう、まともに活字が見えなかった。

表面上は「よみがえりもの」だが、書かれていることは「この世の真実」。「いかに生きるか」ということ、言い換えると、「人を愛することのすばらしさ」「人に感謝する事の大切さ」となろう。
椿山課長の七日間 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 椿山課長の七日間 (朝日文庫)より
4022643528