赤ヘル1975

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赤ヘル1975の評価:

4.66/5点 レビュー 53件。 B ランク

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平均点4.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全102件 21〜40 2/6ページ
No.82
(5pt)

カープファン必読の一冊

カープファンなら絶対に読むべき本。
昭和40年代の広島の街で主人公の3人の少年がカープを通じて成長する姿が活き活きと描かれています。
カープが広島で愛されている理由が納得できます。
どのエピソードも素晴らしいですが私は特に最後のシーンが大好きで涙が止まりませんでした。
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.81
(5pt)

カープファン必読の一冊

カープファンなら絶対に読むべき本。
昭和40年代の広島の街で主人公の3人の少年がカープを通じて成長する姿が活き活きと描かれています。
カープが広島で愛されている理由が納得できます。
どのエピソードも素晴らしいですが私は特に最後のシーンが大好きで涙が止まりませんでした。
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.80
(5pt)

カープ万年最下位脱出元年の作品

広島の本当の復興は、カープが初優勝した1975年に始まったのではないかと思う。
主人公の3人の少年はとても魅力的で、ほぼ同年代で広島に住んでいた私と重なるものがあり共感できた。彼らを取り巻く大人たちも魅力的でストーリーを引っ張っていく。
あの3人の少年たちはその後どんな人生を歩んだのだろう? 続編に期待したい。
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.79
(5pt)

カープ万年最下位脱出元年の作品

広島の本当の復興は、カープが初優勝した1975年に始まったのではないかと思う。
主人公の3人の少年はとても魅力的で、ほぼ同年代で広島に住んでいた私と重なるものがあり共感できた。彼らを取り巻く大人たちも魅力的でストーリーを引っ張っていく。
あの3人の少年たちはその後どんな人生を歩んだのだろう? 続編に期待したい。
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.78
(4pt)

1975年の奇跡と時代の軌跡を描いた作品

広島人としては、いつかは読まないといけないと思っており、ようやく読みました。悲願のカープ初優勝に向かってペナントレースを勝ち進むカープと原爆投下後の復興と悲惨な記憶の継承といった広島の人と街の軌跡を、転校生マナブやヤスなど中学生の視点で描く重松作品。話はよいと思うが、学たちの物語の行方いわゆるクライマックスと悲願のカープの奇跡が一致して終わらないので、不安的な気持ちのままカープの優勝を迎えてしまうといった感じで、感極まる終結というものではない。やはり、最後まで重松作品でした。考えさせられる。物語的にはどうなったの?万事解決といった具合ではありません。重松氏の意図、作風にそって読み解けば、これでよいのかもしれません。がフィクションで、広島人であれば、どうしても題名からしてカープの物語がメインとして読んでしまって、カープが「明」であれば、原爆、マルチ商法、家族のつながりなど「暗」の部分が私は純粋に心にひっかかり、楽しく物語を読み進めるという感じにはなりませんでした。悲惨な広島の経験とその記憶や想いを往時の町や時代背景などをこれだけ詳細に広島弁で描く重松氏の力量と熱意に広島人として感謝に値します。戦争の記憶が風化しつつある昨今、この作品を次世代へ読み継がせたいとも思います。そんなわけで、個人的満足度は古葉監督の背番号のちなみ100点満点中72点といったところです。(^_^)>
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.77
(4pt)

1975年の奇跡と時代の軌跡を描いた作品

広島人としては、いつかは読まないといけないと思っており、ようやく読みました。悲願のカープ初優勝に向かってペナントレースを勝ち進むカープと原爆投下後の復興と悲惨な記憶の継承といった広島の人と街の軌跡を、転校生マナブやヤスなど中学生の視点で描く重松作品。話はよいと思うが、学たちの物語の行方いわゆるクライマックスと悲願のカープの奇跡が一致して終わらないので、不安的な気持ちのままカープの優勝を迎えてしまうといった感じで、感極まる終結というものではない。やはり、最後まで重松作品でした。考えさせられる。物語的にはどうなったの?万事解決といった具合ではありません。重松氏の意図、作風にそって読み解けば、これでよいのかもしれません。がフィクションで、広島人であれば、どうしても題名からしてカープの物語がメインとして読んでしまって、カープが「明」であれば、原爆、マルチ商法、家族のつながりなど「暗」の部分が私は純粋に心にひっかかり、楽しく物語を読み進めるという感じにはなりませんでした。悲惨な広島の経験とその記憶や想いを往時の町や時代背景などをこれだけ詳細に広島弁で描く重松氏の力量と熱意に広島人として感謝に値します。戦争の記憶が風化しつつある昨今、この作品を次世代へ読み継がせたいとも思います。そんなわけで、個人的満足度は古葉監督の背番号のちなみ100点満点中72点といったところです。(^_^)>
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.76
(4pt)

千羽鶴

1964年生まれのストライク世帯です。当時広島カープが優勝した年 担任の先生が産休休まれた時みんなで千羽鶴折ったの覚えてます。 当時千羽鶴折るの意味あったのでしょうね。  なんとその時生まれたて子供が 今私の子供の担任の先生になってます。 この本読んでかなり感慨深いものがあります。
今 広島は豪雨災害で大変な状態です。広島のみんな励ますためにも今年は日本一になってくたさい!
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.75
(4pt)

千羽鶴

1964年生まれのストライク世帯です。当時広島カープが優勝した年 担任の先生が産休休まれた時みんなで千羽鶴折ったの覚えてます。 当時千羽鶴折るの意味あったのでしょうね。  なんとその時生まれたて子供が 今私の子供の担任の先生になってます。 この本読んでかなり感慨深いものがあります。
今 広島は豪雨災害で大変な状態です。広島のみんな励ますためにも今年は日本一になってくたさい!
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.74
(4pt)

広島が好きになりました

広島が好きになりました。
作中のカープファンのアツさに泣き、ガラの悪さに笑いました。

この作品をきっかけにはじめて広島に旅行に行ってしまいましたし、市民球場跡地を見てなんだかジーンとしてしまいました。
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.73
(4pt)

広島が好きになりました

広島が好きになりました。
作中のカープファンのアツさに泣き、ガラの悪さに笑いました。

この作品をきっかけにはじめて広島に旅行に行ってしまいましたし、市民球場跡地を見てなんだかジーンとしてしまいました。
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.72
(4pt)

懐かしい1975

作者と主人公達より2年歳下の私にはまだ幼くて戦争を意識した事はなかった。
丁度30年後の広島では、まだ生々しい傷だったのだろうと想像します。
まあ、作中で言う所のよそもんなんですが。
東京だって大空襲があったのに、多くの人が流れ込んで来る都会では薄まって
しまうのか、それとも能天気な子供だったのか。。。。
広島が初優勝した年。中日ファンな私には悔しい思いをしたのを良く覚えてます。
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.71
(4pt)

懐かしい1975

作者と主人公達より2年歳下の私にはまだ幼くて戦争を意識した事はなかった。
丁度30年後の広島では、まだ生々しい傷だったのだろうと想像します。
まあ、作中で言う所のよそもんなんですが。
東京だって大空襲があったのに、多くの人が流れ込んで来る都会では薄まって
しまうのか、それとも能天気な子供だったのか。。。。
広島が初優勝した年。中日ファンな私には悔しい思いをしたのを良く覚えてます。
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.70
(5pt)

昔にタイムスリップ

懐かしい、あの頃、私は小学生だった。広島市ではなかったが、同じような状態だった。カープ優勝の日に小学校の休み時間に友達の持ってきたラジオを聴いていたのは、懐かしき思い出です。
カープ、原爆、戦争と広島とは切ってもきれない事を真正面から描いた作品。是非広島出身の方に。それ以外の方には広島を知ってもらうため、是非読んでもらいたい。
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.69
(5pt)

昔にタイムスリップ

懐かしい、あの頃、私は小学生だった。広島市ではなかったが、同じような状態だった。カープ優勝の日に小学校の休み時間に友達の持ってきたラジオを聴いていたのは、懐かしき思い出です。
カープ、原爆、戦争と広島とは切ってもきれない事を真正面から描いた作品。是非広島出身の方に。それ以外の方には広島を知ってもらうため、是非読んでもらいたい。
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.68
(5pt)

多感な時期

原爆投下の30年後の1975年にカープは初優勝した。中学1年生ヤス ユキオ そしてマナブの多感な時期の物語。
これは是非一読すべき名作です( ̄▽ ̄)=3
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.67
(5pt)

多感な時期

原爆投下の30年後の1975年にカープは初優勝した。中学1年生ヤス ユキオ そしてマナブの多感な時期の物語。
これは是非一読すべき名作です( ̄▽ ̄)=3
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.66
(5pt)

ありがとう

カープが初優勝した年、広島に転校して来た中学1年生が経験したエピソードと言う形で話は進む。実はこの本、本屋で見た瞬間にいつかは読まねば、と思いながら入手するのをあえて後伸ばしにしていた小説。あの初優勝の感激を実際に体験したカープファンとしてはすぐにでも読みたい内容なのに待機していたのは、生半可な覚悟じゃ読むべきでないと言う本能が働いたから。ノンフィクションでなく重松清ほどの作家が小説に仕上げたからには、もっと重たいテーマーはっきり言えば原爆ーについても触れられているはずと何も知らないうちから感じていたし、読んでみると正しくそうであった。これは読み飛ばしは出来ないなと覚悟して、貪るように読み続けた。睡眠時間を削り、通勤電車の中でも、職場の昼休みも、白状すると勤務時間にも読むのをやめられなかった。そして帰宅してから夕食の支度を待っている間に読み続けてようやく読了したのである。

 私自身この年は小学校5年生で、主人公達とほぼ同年代。だから優勝決定試合の日に、授業ではみんなでラジオ中継を聴いて後ろの黒板に試合経過を書いていたり、この小説のまんまの熱狂を経験した。作者は岡山県人だけど素晴らしい取材の成果で会話の広島弁など完璧だし、あの時代の広島の雰囲気を忠実に再現しているように感じた。だからこそ、本当に貪るようにこの長編を読みことが出来たのだ。

 この小説の主人公は、マルチ商法などいかがわしい仕事をやめられない父親のせいで夜逃げを繰り返し、今度も広島に転校して来た中学生だが、これも実は私と重なる。私も小学校時代から10度近く引っ越し、転校も経験してるので強く感情移入する事が出来た。私の場合は父親が自衛官だったからだけど。そしてこれは小説ならではだが、主人公が経験する2人の親友たちやクラスで一人浮いていた女子とのエピソードが、原爆とも絡み劇的で感動的。
 今は九州に暮らしている私だが、この小説はカープ初優勝のあの感激と、その時代の広島をまざまざと蘇らせてくれた。カープ初優勝が近付いて、球場には昔からのファンだった故人の遺影を持って観戦する人が沢山いて、決まった時も大騒ぎする前に静まって誰もが「ありがとう」と心の中で祈ったと言う。私もこの小説を書いてくれた重松清に言いたい。「ありがとう」

http://blog.livedoor.jp/nattolove-002/archives/12572491.html
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.65
(5pt)

ありがとう

カープが初優勝した年、広島に転校して来た中学1年生が経験したエピソードと言う形で話は進む。実はこの本、本屋で見た瞬間にいつかは読まねば、と思いながら入手するのをあえて後伸ばしにしていた小説。あの初優勝の感激を実際に体験したカープファンとしてはすぐにでも読みたい内容なのに待機していたのは、生半可な覚悟じゃ読むべきでないと言う本能が働いたから。ノンフィクションでなく重松清ほどの作家が小説に仕上げたからには、もっと重たいテーマーはっきり言えば原爆ーについても触れられているはずと何も知らないうちから感じていたし、読んでみると正しくそうであった。これは読み飛ばしは出来ないなと覚悟して、貪るように読み続けた。睡眠時間を削り、通勤電車の中でも、職場の昼休みも、白状すると勤務時間にも読むのをやめられなかった。そして帰宅してから夕食の支度を待っている間に読み続けてようやく読了したのである。

 私自身この年は小学校5年生で、主人公達とほぼ同年代。だから優勝決定試合の日に、授業ではみんなでラジオ中継を聴いて後ろの黒板に試合経過を書いていたり、この小説のまんまの熱狂を経験した。作者は岡山県人だけど素晴らしい取材の成果で会話の広島弁など完璧だし、あの時代の広島の雰囲気を忠実に再現しているように感じた。だからこそ、本当に貪るようにこの長編を読みことが出来たのだ。

 この小説の主人公は、マルチ商法などいかがわしい仕事をやめられない父親のせいで夜逃げを繰り返し、今度も広島に転校して来た中学生だが、これも実は私と重なる。私も小学校時代から10度近く引っ越し、転校も経験してるので強く感情移入する事が出来た。私の場合は父親が自衛官だったからだけど。そしてこれは小説ならではだが、主人公が経験する2人の親友たちやクラスで一人浮いていた女子とのエピソードが、原爆とも絡み劇的で感動的。
 今は九州に暮らしている私だが、この小説はカープ初優勝のあの感激と、その時代の広島をまざまざと蘇らせてくれた。カープ初優勝が近付いて、球場には昔からのファンだった故人の遺影を持って観戦する人が沢山いて、決まった時も大騒ぎする前に静まって誰もが「ありがとう」と心の中で祈ったと言う。私もこの小説を書いてくれた重松清に言いたい。「ありがとう」

http://blog.livedoor.jp/nattolove-002/archives/12572491.html
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043
No.64
(4pt)

広島弁で読む赤ヘル初優勝と広島の戦後史。好小説である

この本の魅力は「読む広島弁」とでもいえようか。
広島出身者にとっては小説中の広島弁が心地よい。出来ることならばオーディオブックがあって広島弁で語ってほしいくらいだ。
で、以下、広島弁でレビューを。

ワシが大学3年生の時、カープは初優勝を果たした。 その瞬間を後楽園で実際に見たあの時は40年以上たった今でもつい昨日のように思い出すんよ。後楽園球場レフト側で水谷のグラブにウィニングボールが吸い込まれていくんを見とって、一緒に行った広島出身者同士で肩を叩き合って歓声をあげて喜んだのを覚えとる。 ファンがフェンスを乗り越えてフィールドになだれ込んだこと、お立ち台に立ったコージが男泣きに泣いてインタビューにならんかったこと。 うれしかったのお。
同時に思い出すんは、あの優勝した年のペナントが始まる前に出た選手年鑑の中での今年の抱負。 記憶に間違いなければ、他の選手やコーチがせいぜいAクラス入りを目標にします、と言っていたのに古葉だけは「目標は優勝」とはっきり語っとったんを思い出す。 実際、6月が終わってもまだカープが沈んでいかんのには予想外じゃったし、ほいで、7月に大学が夏休みにはいって、広島に帰ったら本通りで「それいけカープ」応援歌の発表会をやっとたんよ。びっくりしたのぉ、あん時は。評論家や新聞は皆そろって「ここまでが出来すぎ」とか「まぐれ」としかゆうとらんのに、 広島では本気で優勝じゃ思うとるんじゃねぇ、と。
オールスターでの山本浩二と衣笠のアベックホームランは本当に衝撃的じゃった。オールスター2戦目はちいとも覚えとらんが、一戦目の二人のアベックホームランとカープのユニフォームが元気よう動きまわとったんだけはよー覚えとる。
本を読んどってもあの年の外木場の活躍やら、三村と大下の鉄壁の二遊間、終盤で復活した金城のアンダースロー。カープ狂で一杯になった市民球場の大騒ぎ具合などが昨日のように思い出されるのぉ。 そうじゃったね、あのころは紙吹雪を山のように作って球場で撒くのがあの当時の応援のスタイルじゃった。

この本ではワンパク坊主どもと大人たちの交流が様々なシーンを通して描かれる。ワルどもやケンカもあるが、しかし、「イジメ」はありゃあせん。今ほどには物質的に「豊か」な生活ではないかもしれんが、心と気持ちとしては今よりもよっぽど「豊か」じゃったんかもしれんねえ。
様々なバックグラウンドを持つ大人たち、地元の大カープファンのワンパク坊主と東京からの転校生の交流がこのカープ初優勝の年の時系列の試合経過を挟みながら展開される。 田舎者と思っていた仲間たちにやがて影響を受け、複雑な家族環境を背負いながらも新しい広島の地になじんでいこうとする転校生。 当時の暮らし具合や世相までもが、この小説を読むとわかってくるから不思議じゃねぇ。
もう一つ。この本を読んどると中沢啓二のマンガ「広島カープ誕生物語」にイメージがダブルね。ほいじゃけぇ、ぜひこの本を読んだ人は中沢啓二のマンガ本も読みんさい。
両方を読んだらどんだけカープが広島人に愛されてるかよーわかるけえ。
ま、原爆のことはちょっとしつこい気もする。わしの両親も親戚もえっと被ばくしとるんがおるけど、この本に書かれているほどのことはないような気がする。ただ、わしが小さいころはまだ戦後から20年もたっとらんかったけえ、親父もオフクロも原爆のことは話したがらんかったのは事実じゃ。戦後50年を過ぎてから、孫には話を聞かせてやっていたようじゃけどね。

今年ももうすぐペナントが始まる。野球の季節じゃ。 がんばりんさいよ、広島カープ!! 今年も優勝じゃ!!
赤ヘル1975 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975 (講談社文庫)より
4062934795
No.63
(4pt)

広島弁で読む赤ヘル初優勝と広島の戦後史。好小説である

この本の魅力は「読む広島弁」とでもいえようか。
広島出身者にとっては小説中の広島弁が心地よい。出来ることならばオーディオブックがあって広島弁で語ってほしいくらいだ。
で、以下、広島弁でレビューを。

ワシが大学3年生の時、カープは初優勝を果たした。 その瞬間を後楽園で実際に見たあの時は40年以上たった今でもつい昨日のように思い出すんよ。後楽園球場レフト側で水谷のグラブにウィニングボールが吸い込まれていくんを見とって、一緒に行った広島出身者同士で肩を叩き合って歓声をあげて喜んだのを覚えとる。 ファンがフェンスを乗り越えてフィールドになだれ込んだこと、お立ち台に立ったコージが男泣きに泣いてインタビューにならんかったこと。 うれしかったのお。
同時に思い出すんは、あの優勝した年のペナントが始まる前に出た選手年鑑の中での今年の抱負。 記憶に間違いなければ、他の選手やコーチがせいぜいAクラス入りを目標にします、と言っていたのに古葉だけは「目標は優勝」とはっきり語っとったんを思い出す。 実際、6月が終わってもまだカープが沈んでいかんのには予想外じゃったし、ほいで、7月に大学が夏休みにはいって、広島に帰ったら本通りで「それいけカープ」応援歌の発表会をやっとたんよ。びっくりしたのぉ、あん時は。評論家や新聞は皆そろって「ここまでが出来すぎ」とか「まぐれ」としかゆうとらんのに、 広島では本気で優勝じゃ思うとるんじゃねぇ、と。
オールスターでの山本浩二と衣笠のアベックホームランは本当に衝撃的じゃった。オールスター2戦目はちいとも覚えとらんが、一戦目の二人のアベックホームランとカープのユニフォームが元気よう動きまわとったんだけはよー覚えとる。
本を読んどってもあの年の外木場の活躍やら、三村と大下の鉄壁の二遊間、終盤で復活した金城のアンダースロー。カープ狂で一杯になった市民球場の大騒ぎ具合などが昨日のように思い出されるのぉ。 そうじゃったね、あのころは紙吹雪を山のように作って球場で撒くのがあの当時の応援のスタイルじゃった。

この本ではワンパク坊主どもと大人たちの交流が様々なシーンを通して描かれる。ワルどもやケンカもあるが、しかし、「イジメ」はありゃあせん。今ほどには物質的に「豊か」な生活ではないかもしれんが、心と気持ちとしては今よりもよっぽど「豊か」じゃったんかもしれんねえ。
様々なバックグラウンドを持つ大人たち、地元の大カープファンのワンパク坊主と東京からの転校生の交流がこのカープ初優勝の年の時系列の試合経過を挟みながら展開される。 田舎者と思っていた仲間たちにやがて影響を受け、複雑な家族環境を背負いながらも新しい広島の地になじんでいこうとする転校生。 当時の暮らし具合や世相までもが、この小説を読むとわかってくるから不思議じゃねぇ。
もう一つ。この本を読んどると中沢啓二のマンガ「広島カープ誕生物語」にイメージがダブルね。ほいじゃけぇ、ぜひこの本を読んだ人は中沢啓二のマンガ本も読みんさい。
両方を読んだらどんだけカープが広島人に愛されてるかよーわかるけえ。
ま、原爆のことはちょっとしつこい気もする。わしの両親も親戚もえっと被ばくしとるんがおるけど、この本に書かれているほどのことはないような気がする。ただ、わしが小さいころはまだ戦後から20年もたっとらんかったけえ、親父もオフクロも原爆のことは話したがらんかったのは事実じゃ。戦後50年を過ぎてから、孫には話を聞かせてやっていたようじゃけどね。

今年ももうすぐペナントが始まる。野球の季節じゃ。 がんばりんさいよ、広島カープ!! 今年も優勝じゃ!!
赤ヘル1975 Amazon書評・レビュー: 赤ヘル1975より
4062187043