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四月、不浄の塔の下で二人は



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【この小説が収録されている参考書籍】
四月、不浄の塔の下で二人は

四月、不浄の塔の下で二人はの評価: 3.83/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

最後が良かった

初めての恋愛に、すごく冷静な思考で向き合っていて切なかった。
四月、不浄の塔の下で二人はAmazon書評・レビュー:四月、不浄の塔の下で二人はより
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No.5:
(3pt)

心情の描写に違和感が強い

「果たして、教団で生まれ育った主人公が、そのように考えることはあり得るのだろうか?」
と首を捻り続ける作品だった
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No.4:
(5pt)

不思議・新鮮・初心と、そして少し切ない。傑作だと思います!

平山瑞穂さんの著書は、数冊読んでいますが、どれもハズレなく、この著書もまた、凄く印象に残る読後感でした。

「異色のラブストーリー」となっていますが、読み進めて、最終章手前まではラブストーリーと言った感じではありません。
読みながら「エンノイア」の視点で描く「被造世界」つまり現実の私達の世界や生活を観ての、エンノイアの感じ方・捉え方・解釈など、そして私達が普段当たり前に、何気なく使っている物や行っている事などを、今を生きる著者の平山瑞穂さんが、エンノイアの視点をどう描くのかな?と、とても面白く、興味を持って読み進められました。

エンノイア視点を読んでいると、ある意味普段の当たり前の生活にも「初心に返れる」と言うか「新鮮な感じ」がしたり、不思議感が溢れています。
エンノイアが使命としての覚悟をし、独りになり、全くの未知の被造世界への出立。その被造世界での出会いや体験、かなりの孤独や恐怖だったと思います。
それを乗り越えながら、本人も気づかない間に少しずつ変化していく様子など、目が離せないといった雰囲気で読めました。
でも「真の使命」は、被造世界へ出る前とは全く真逆のものでした。
その「解体」は、出立よりも困難な事の様に思います。生れたて時から、当たり前に何1つ疑う事なく過ごしてきたものを「根本から変える」難しさ、並大抵の事ではないと思います。が、読後にうまくいってほしい!と私自身が想像で思いました。
最終章は、そこでやっと「異色のラブストーリー」なる様子が出てきて、そこは少し切ないものでした。エンノイア=静になった静が、口にしなかった最後の?言葉、切ないです。
それともう1つ読後に願ったもの、綾がネックレスを受け取り、大切に身につけてほしいと感じました。
静が未知の世界で「働いた給料」で買ったネックレス。凄くいい意味で重く、貴重なものだと思います。
諒は、あの1万円札は使わずにとっておくだろうと、私感で思いました。
最後に、再会してほしいなぁ!とも。

この「四月、不浄の塔の下で二人は」を、もっと多くの人に読んでもらいたい!と思いました。お薦めしたいです。

本の価格で言うと、少し高めかな?とは思いますが、この価格で購入しても、読めば買って良かった!と読後に思います。
ずっと大切に保管し、読み返します。

ーーーー追記ーーーー
この本を読んだ記憶を消して、もう1度読みたいくらいです♪
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No.3:
(4pt)

一読の価値あり。

タイトルも世界観もテイストも少し変わった一作。
一応ラブストーリーを謳っているが、テーマは恋愛だけではない。

ラノベ風の表紙に反し、独特の語り口はやや固いが、
内容はそれだけ重厚でもある。

内容はページ数以上に分厚く感じられた。
四月、不浄の塔の下で二人はAmazon書評・レビュー:四月、不浄の塔の下で二人はより
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No.2:
(4pt)

最近の作品としてはなかなかのヒット

この作者の著作には「マザー」という奇跡的な大傑作がある。
それを読んで以降この方、旧作を含めかなり熱心に追っかけている作家ではあるが、
なかなかその域に達した作品には巡り会えていない。

その中で本作はなかなか良い出来と感じられた。
ある程度結末が読めるとは言え、主人公その他の心理描写もリアリティが感じられ、
決して爽やかな話ではないながら、ついつい引き込まれるような力が感じられる。
いずれ「マザー」を凌ぐすごい作品を読みたいものではあるが、コンスタントに活躍していってほしい作家である。
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No.1:
(4pt)

現実に添い遂げる非現実

平山瑞穂さんの作品としては「出ヤマト記」という作品に近いような感じがします。現実の中で発生しかねないファンタジーを、ある種の実際を伴いながら表現されている作品だなと感じました。今までの作風に比べグッと現実味を帯びた上で、このタイトルというのがやはり作者らしいです。宗教の園という独善的な環境の中で生まれ育ち、世の中の体験をほぼ持たないという少女がメインになりますが、正直見てられないくらいの痛々しさでした。そんな彼女が使命を帯び世間に繰り出すのですが、自分が見てきた世界とは姿形は近しいとも決して同じではない世界に困惑している様が彼女の苦難をなおさら引き立てていました。確かに人に勧めるにはオススメできないかもしれない。だけど多くの人がこの本を読むべきだ。そう感じるような彼女の成長っぷりがとても心に残る作品でした。
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4120045390

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