魔力の胎動
評判
魔力の胎動の評価:
3.69/5点 レビュー 98件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1〜20 1/2ページ
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魔力の胎動の評価:
3.69/5点 レビュー 98件。 B ランク
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その続編である(時系列としては魔女の前)こちらも同様に面白いだろうと期待して読んでしまった結果、肩透かしをくらいました。
ラプラスの魔女の前日譚ですから、僕としては円華がなにかしらの失敗なり挫折なりを経験して精神的に成長する話を勝手に期待していました。しかし蓋を開けてびっくり、能力をひけらかして、人生の何もかもを分かった気になって他人に説教する姿しか描かれていませんでした。
期待値が高かったから相対的に低い評価になっている訳でも、自分の思い描いた通りのストーリーじゃなかったから酷評している訳でもありません。
この作品に出てくる円華は不快です。
力の使い道としては間違っていませんし、結果的に登場人物たちは円華によって助けられています。しかし円華の内面にある自己顕示欲(かあるいは他人に甘えたい欲求)のようなものがかなり強く透けて見えてしまって気持ちが悪いです。
魔女に出てきた円華も子供っぽいふるまいを見せるわけですが、それらは彼女の過ごす環境を考えると納得できるものでした。
しかし今作に出てくる円華は擁護不能です。母親を幼くして亡くしたからとか、計画に携わったせいで友達がいなくなったからとか、そういう理由を差し引いても円華の振る舞いは不快です。
ここまで酷評しましたが、良い点もあります。
文章は非常に読みやすく、スラスラと最後まで読めました。
総評としては読まなくて良い本です。
なぜ円華がこれほど不快に写るのかを少し考えて、もしかして僕の心のなかにある自己顕示欲が円華に投影されているのかとも考えました。
しかし円華の描写を考えると、他人に対する優しさとか気遣いのようなものが全く見えないことに気が付きました(これは僕の読解力が低いだけかもしれませんが)。そのせいですべての行動が露悪的に受け止められてしまうようです。
なんとか円華を擁護できないかと考えましたが無理でした。