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(短編集)
名画座パラディーゾ 朝霧千映のロジック
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名画座パラディーゾ 朝霧千映のロジックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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『名画座パラディーゾ 朝霧千映のロジック』です。 流行っているジャンルといえるのか、連作短編キャラミス、ということになると思います。ミステリー要素よりはキャラ要素の方が強めという感じ。 他作品との類似も指摘されているようですが、自分はそちらの作品は未読であるため、純粋に本作品の評価ということになります。 ミステリ要素よりもキャラ寄り、と言いましたが、正直に言うとミステリとしてはやや残念と言い換えてもいいかもしれません。 犯行の内容が、推理が無くても簡単に足がついてしまいそうなものだったり、犯人自身が犯行を隠そうとする意志が弱かったり、他にも強引な設定が目についたり、と、ミステリ部分に期待して読むとがっかりするかもしれません。 ただ、ミスよりもキャラに寄っているだけあって、いずれの話も人間ドラマとしてはきれいにまとまっていて、読後感は良かったです。 本作品の題材である映画の扱いですが、上手い味付けだったと思います。 映画要素が全然関係無かったら映画ネタを扱う意味が無くなってしまいますし、かといって映画部分に踏み込み過ぎてしまうと、その映画を観ていない人に対してのネタバレになってしまうので、踏み込み過ぎも困る。 その点、本作品では、題材となっている映画のあらすじや魅力をネタバレにならない程度にうまく紹介していて、映画を観ていない人が「その映画観てみたいかな」と思えるような線を攻めていたと思います。映画を観ている人にとっては、映画要素が少なすぎて物足りなく思うかもしれませんが、そこはある程度仕方ないのかなと思います。 ということで、欠点もあるかと思いますが、全体としては、尾道が舞台という独自色もあり、見所も十分にある作品だと思います。★3。 | ||||
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