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(アンソロジー)

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鮎川哲也の密室探求 (第1集)



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鮎川哲也の密室探求 (第1集)の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

日本の密室の歴史

1977年に出た単行本『鮎川哲也の密室探求』の改題・文庫化。ただし、藤村正太の「盛装」が「妻恋岬の密室事件」に入れ替え、新たに加納一郎「箱のなかの箱」が加えられている。
 収録されているのは、大阪圭吉「灯台鬼」、島田一男「殺人演出」、左右田謙「山荘殺人事件」、藤村正太「妻恋岬の密室事件」、豊田寿秋「草原の果て」、渡辺剣次「悪魔の映像」、飛鳥高「二粒の真珠」、大谷羊太郎・鮎川哲也「密室の妖光」、泡坂妻夫「右腕山上空」、天城一「朽木教授の幽霊」、山沢晴雄「扉」、加納一郎「箱のなかの箱」。
 ある意味で日本の密室短編の歴史をたどるようなアンソロジーとなっている。機械的トリックが多かったりで、いまでは古く感じられるものが少なくないが、飛鳥高「二粒の真珠」や泡坂妻夫「右腕山上空」は斬新でいま読んでも楽しめる。
 巻末に詳細な解説が付いているのが嬉しい。
密室探求 (第1集) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:密室探求 (第1集) (講談社文庫)より
4061830767
No.1:
(5pt)

密室入門編

誰でもが楽しめるアンソロジーです。 この著者が編者を務める本はどれも読みやすく,楽しいものばかりで,はずれがありません。 最近の小説家が編者をつとめるアンソロは,すれかっらしの読者を意識してか,万人向けとは言いがたいマニアックなものが多いですが,この方のものはそうではありませんので,よっぽどひねくれた人でもない限り素直に(ここ強調)楽しめるでしょう。 特に最近ミステリを読み始めたばかりという方には,もってこいの本です。 この本が気に入ったら,ぜひこの方の他の本も読んで見てくださいね。 どれもこれも本格の面白さを味わえるものばかりです。
密室探求 (第1集) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:密室探求 (第1集) (講談社文庫)より
4061830767

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