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東京零年



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【この小説が収録されている参考書籍】
東京零年
東京零年 (集英社文庫)

東京零年の評価: 3.26/5点 レビュー 19件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.26pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1~19 1/1ページ
No.19:
(4pt)

新品の本で安く手に入りました

新品の本を安く、手に入り感謝しています。
東京零年 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:東京零年 (集英社文庫)より
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No.18:
(2pt)

稿料稼ぎ術

某書評では「栞を挟むのももどかしくなるスピード感」と
なっているが、要するに、短い会話文でどんどん改行して
いるだけ。

原稿料は文字数ではなく、改行して空白ばかりになっても、
原稿用紙1枚につき幾らという契約だと思う。

それが間違いの元。文字数で計算すれば良いと思う。

筒井康隆が某書でふざけて書いているように、軍隊に
整列させ、番号の点呼やそのやり直しをさせるのを
延々とさせられたら、堪ったものじゃない。

だけど、この小説みたいに軽い内容だと、それと
大差ない。「はあ」と「そうね」、これだけで
何行稼いでいるだろうか。

この本の体裁みたいに、1行最大50文字程あるのに、
4、5字で1行稼ぐ、そんな風にして、つまらない
文章が長年にわたって生まれて来たんだよ。

文字数で計算したら良いんじゃないのか。いくら、
余白にも何らかの価値があるとは云っても。

読んでいる内に、段々内容の薄さを感じ、星を
一つ減らした。
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No.17:
(5pt)

人としての筋を通す

歌手でいうと、中島みゆきさんや、さだまさしさんは、きっと国家から表彰されない人たちだと思う。赤川次郎さんもそうだ。ほんもの人間であろうとしつづけ、ほんものの人間として筋を通そうとするからだ。本書で書かれている政治権力の在り方は、いかにもじっさいありそうなものだ。権力者がいちばんいやがることは、人間がほんものの人間であろうとすることだ。知性と理性がどこまでも真理と実在を志向し、道徳的・倫理的な感受性と精神力がどこまでもほんとうの価値・端的に善を志向し、そして、無制約・無条件・無制限・無留保に、あらゆる感情を超えて愛そうとするような人間、そうした人間は、権力者に都合よく飼いならすことはできないから、そうした人間を生み出したくないし、排除したい。そうした権力者の利己心・虚栄心・高慢と、小さな当たり前の人間の矜持との、戦いを描いた本書は、読む人に「二つの旗」の間での選択を迫るものでもある。「体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな」とイエスは言った。天賦人権・人賦国権を前提し、啓蒙された世論に基づく政治を志向する、民主制が人権もろとも平然と公然と踏みにじられようとしているいま、こうした作品を出した作者と出版社には、両親と心意気が感じられて、善い読後感であった。
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No.16:
(4pt)

些か尻切れトンボ

さらっと読めたが、些か尻切れトンボの感あり。
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No.15:
(2pt)

安い話

伏線回収はされず、なんとか覚えたであろう一昔前のIT用語は上手く使えず、ただダラダラ長いだけで中身の全くない安い話だった。当然タイトルとの整合性もない。
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No.14:
(4pt)

理不尽。

内容がちょっと 難しかったかな〰️⁉️ 理不尽なことが続いたので、読み終わって なんかスッキリしない気分でした。
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No.13:
(1pt)

本当に近未来の日本なの?

この先生の本は読みやすい側、現実的ではないような気がする。結構この小説に限らず、今まで先生の本を読んできたが実にレイプが多いのである。

「ここからはネタバレになるから読まないでください」

大学の先生が講義の最中に、先生と他に20人くらい生徒たちがいるのに、複数の男達が何人も主人公をレイプするなんてある。

あと他の作品で赤川先生はバーに行ってみたことがあるのかな?バーに偏見しているように思える。

ある作品でバーで一般人に、組織の人間が手榴弾を買うなんてある。売人に「職務質問されたら大変ですから」なんて事を書いていた。

バーに行ってカクテルを飲んでみてくださいよ。
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No.12:
(3pt)

重い推理小説

頁数の多い推理小説たが、赤川次郎さんのものだから一気に読めると思ったが、かなり私には重かった印象でした。
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No.11:
(2pt)

テンポの良いストーリーだが、社会の闇の描写は物足りない

【良かったところ】
・600ページを超える長編だが、テンポよくストーリーが進む。
・喜多村などの元刑事や刑事の人物描写がうまい。

【イマイチなところ】
・社会派サスペンスながら、黒い闇の描写が浅い。内容紹介から松本清張っぽい不気味な描写を期待していましたが、そうではなかったですね。
・タクシーに乗って居眠りしていたらいつの間にか無人の自動運転になっていて、海の中に沈まされるとか、リアリティが感じられない設定で白ける。
・生田目重治の自殺シーンがあっさりし過ぎていて物足りない。
・エピローグで亜紀が妊娠しているが、相手の健司は就職先もまだ決まっていない大学4年生。設定に無理やり感がある。
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No.10:
(3pt)

無駄なページ数稼ぎが気になる

赤川次郎なんて何年振りでしょう? 幽霊列車とか、三毛猫ホームズとか、マリオネットの罠とか、どれも傑作でしたよね。ユーモア推理なんて形容はこの著者のために生まれたようなものです。

 本書はその著者が書いた、珍しい社会派の小説です。期待が裏切られたとは思いませんが、赤川次郎らしい独特のユーモアは余り感じられませんね。まるで往年の名画(映画)に登場するようなお洒落な台詞回しは、本作ではすっかり影を潜めてしまった印象です。

 それでいて、登場人物の内面にまで踏み込んだ心理描写は不得意という、昔の著者の悪い部分は本作でもしっかり受け継がれています。なので、大人が読む小説としてはちょっと中途半端なんですよね。ヒロインとヒーロー、若い二人のおかげで読後感こそ爽やかですが、もう少しドロドロした部分があっても良かったかもしれません。
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4087457958
No.9:
(3pt)

説得力があまりありません。

赤川次郎さんの作品は若いころから好きで、長く楽しませていただいています。
理由は読みやすいライトノベルだからです。それだけ文体も簡潔です。
なので、こういう近未来に起こりうる作品を赤川文体では多少無理なような気がします。
読みやすいので、若い人に読んでもらえるのはいいのですが、賞を取るほどの内容があったかと言われると
ちょっと違うなという感じです。他の作品が現実にありえないを元にしているので
何を書いても現実にありえないと感じてしまうのは残念です。
それでも赤川作品が好きなので☆は3つです。
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No.8:
(4pt)

久々の赤川次郎、ストーリーテラーぶりは変わらず

赤川次郎は、中学生の頃、三毛猫ホームズを始めとして、著作をかなり読んだ記憶があります。
それから何十年と遠ざかっていたが、最近、吉川英治文学賞を受賞した作品として、本作品を読んでみることにしました。

赤川次郎というと、簡潔で平明な文章で有名ですが、今読んでみると、ある意味、特異な文体に思えてきます。
例えば、ある登場人物が旅館の朝食に出された漬物を誉めるシーンがあります。
そこには、「漬物」はあくまで、「漬物」としか表現されません。
大抵の作家なら、「大根のぬか漬け」とか、「キュウリの浅漬け」などと描写するでしょう。
それが、「漬物」とだけしか書かれていない。
これは書けないのではなく、あえて書かないのでしょう。
かつて読んだ記憶があるのですが、赤川次郎は、できるだけ、具体的な描写は避け、あとは読者の想像に任せるのだそうです。

本作品の舞台は、すべての日本人が国家に管理されているという近未来SFのような作品。
でも、どのように管理されているのか、監視カメラがいたるところに設置されていることは、書かれているのですが、それ以上の具体的な描写はありません。

だから、読者は、特定秘密保護法の施行や、マイナンバー制度などによって、現実に行われている管理状態を自分なりに想像して読むことが求められています。

赤川次郎といえば、ユーモアミステリーというイメージが強いですが、処女長編の「マリオネットの罠」からして、意外とシリアスな作品も多いのです。
本作品もそんなシリアスな面を多分に持った作品と言えます。
しかも500ページに及ぶ大長編です。

それでありながら、長さをあまり意識させずに読ませてしまう力量は、ストーリーテラーとしての才能がまだ健在だということを物語っていると思います。
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4087457958
No.7:
(4pt)

社会を何とかするのは、結局、私たち。

監視カメラ群、メディア統制、自動運転などによるホワイト・テロリズム(国家によるテロ)の様子がリアルです。デモも許されず、声を出せば「要注意人物」として監視され、「国家に対する反逆の疑い」で令状もなく逮捕/抹殺される、数年後の日本。それでも"普通"の人々は、TVや大手メディアを見ながら、"幸せ"に暮らしてます。

 「"公益"秩序のために」と、堂々と人々を殺す検察/警察のトップの人々。「天」から命令があれば、その検察/警察の人々自身も簡単に消されますが、代わりはいくらでもいます。

 頼りは、「それでいいの?」と"マトリックス"に気付いた市井の人々と、欧米政府/海外メディアやソーシャル・メディア。小説として、さらっと読めます。

 こういう社会になるかどうかは、私たち次第です。
東京零年 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:東京零年 (集英社文庫)より
4087457958
No.6:
(4pt)

単純に面白かった。

随分久しぶりに赤川次郎の作品を読みました。学生の頃は本当によく読んでいたのに。
複雑すぎたりせず文体がとても自分には読みやすかったです。
物語もちょっと切なさが残る感じが昔と変わらない。
それもよかったな。
東京零年 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:東京零年 (集英社文庫)より
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No.5:
(5pt)

スピーディーな展開

本の厚さを感じさせないスピーディーな展開で、読み飽きず一気に読了しました。最後はどうなるんだろうと、ページをめくるのもドキドキ。納得の読み応えでした。
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4087457958
No.4:
(1pt)

つまらなかった。

すばる誌連載なので、純文学的なモノが求められるのだが…。 まあ、それはともかく。 今後マイナンバーなり監視カメラなり、雁字搦めになるであろう社会。 その辺を風刺したかったのだろうね。 だが小説としてはちっとも面白くない。 悪いけれども赤川さんは20年前に旬を過ぎた様である。
東京零年Amazon書評・レビュー:東京零年より
4087716139
No.3:
(2pt)

監視世界の恐怖?

監視世界の恐怖というよりは、検察・警察権力の暴走を描いているが、
その世界を作り上げた立役者が一介の検事というのはあまりにも不自然
当然政治が主導しなければならないのだが、そのあたりの描写はない。
確かに検察・警察権力が暴走しているのだが、
やり方があまりにも粗暴かつ幼稚で現実感がない。
何を目的としているかもわからない。
したがって恐怖感もない。あきれるだけだ。
このような世界が来るかもしれない、すでに始まっているかもしれないと読者に思わせなければ、
このての小説は失敗であると思う。
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4087457958
No.2:
(5pt)

近未来ではなく現在進行形になりつつある現実

我々は「見せかけの自由。まやかしの自由」(本書394ページ)の中で生きているのかも知れません。

街中に防犯カメラと呼ぶ監視カメラがあふれ始めたのはいつ頃からでしょうか。
犯罪捜査に適正に利用されていれば良いのですが、その保障はありません。
そこで集められた個人情報の管理は適正なのでしょうか。
不要になれば消去しているのでしょうか。

道路上にあふれるNシステムも盗難車捜査の為と言う触れ込みで導入されましたが、今や犯罪捜査への流用は当たり前になってしまいました。
Nシステムで集められた膨大な個人情報はどう処理されているのでしょうか。

携帯電話、スマホのGPS情報は大丈夫なのでしょうか。

本来は裁判所の許可などで収集すべき個人情報が無制限に安易に収集されている恐れはないのでしょうか。

それらの情報に簡単にアプローチ出きる立場の警察官や検察官の不祥事が後をたちません。

膨大な個人情報を集め、処理する事へのフリーハンドを国民は彼らに与えたのでしょうか。

本当に大丈夫なんでしょうか。

最近でもアメリカのNSAがドイツやブラジル、日本の首脳の電話や携帯電話を不当に盗聴して国際的非難を浴びたばかりです。

本書の帯には「近未来」とありますが、もうすでに現実の話かもしれません(本書の事件は別にして)。

個人情報に関して考えさせられる書です。

お勧めです。
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4087457958
No.1:
(4pt)

若い人たちに未来を託す

日本が、戦前の様な「警察国家」になってしまった近未来を描いています。
警察も検察もすべて「権力」の都合の良い様に動きます。
都合の悪い人間は事件をでっち上げて、どんどん消してゆきます。
どこにいても監視カメラが追いかけてくる、そんな窮屈な社会です。
そんな中で、主人公の健司と亜紀が様々な危険を掻い潜って、将来の明かりを見せてくれるという物語です。
タイトルの「東京零年」は、そうした未来の明かりに向けての第一歩ということでしょうか。
現在の右傾化する日本への心配を、作者が若い人たちに、そんな社会にしないで欲しいと書いた作品の様に思えます。
東京零年 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:東京零年 (集英社文庫)より
4087457958

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