月下上海
評判
月下上海の評価:
3.45/5点 レビュー 64件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21〜32 2/2ページ
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月下上海の評価:
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
なぜこの時代の、上海が舞台なのだろうか?
実在の人物がいて、その生き方を小説として残したいというのであれば分かる。
しかし全くの想像上の人物だとしたら、なぜこの時代の、上海なのかという疑問がわいてくる。
著者は上海に行ったことがないままこの小説を書いたという。
どうしてそんな冒険をする必要があったのだろうか。
自分が生きた時代でもない、自分が住んだ場所でもない。そんなところを描くのは本当に難しい。
資料を読んで作り上げた世界はまるで虚構の世界だ。
虚構の世界の中で、虚構の人物が動く。足場のない舞台の上で踊りを踊るダンサーのようだ。
主人公が日華友好協会の建物を見て「おとぎの国のお城みたい」というシーンがある。
これにとても違和感を感じた。
この建物はスウェーデン系(イギリス系との説もある)のユダヤ人富豪が娘の夢に出てきた建物を実現したといわれている。確かに現代の日本人から見ればディズニーに出てくるお城のイメージなのだが、主人公が少女時代を送った大正時代には、アンデルセンの絵本は存在せず、日本人には「西洋のおとぎ話」のイメージはなかったはずだ。それにこの建物(現在はホテル)が建っていたあたりは、雑然としていて、この建物を初めて見た人は「美しい」というよりも「奇妙」と感じたはずだ。
たぶん、著者はホテルの説明書きを読んでそれをそのまま信じたのだろう。
なぜ、著者が上海を選んだのか、読後も分からなかった。