(短編集)

珈琲屋の人々

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

珈琲屋の人々の評価:

3.75/5点 レビュー 40件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全82件 81〜82 5/5ページ
No.2
(3pt)

「熱々」の珈琲が飲みたくなる一冊

地上げ屋を殺してしまった過去をもつ主人公が経営する『珈琲屋』を中心とした短編小説です。
下町の商店街という舞台設定の中で、登場人物の誰もが悩みや秘密を抱えながら『珈琲屋』を訪れます。
作品自体は比較的淡々と続いていきますが、各編の珈琲についての描写を読んでいると、無性に「熱々」の珈琲が飲みたくなります。
もう少し主人公の内面にまつわるエピソードがあってもよかったのではないかなと思いますが。。。
珈琲屋の人々 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 珈琲屋の人々 (双葉文庫)より
4575515264
No.1
(4pt)

特濃エスプレッソをマグカップで?!!

本普通の人々の何気ない日常と彼らがそのなかで抱く感情を

情感豊かな文章で、つぶさに描くことに定評のある著者の連作短編集。

かつて商店街を荒らした地上げ屋を、怒りに任せて殺めてしまったマスターを主人公とし

主人公に殺された地上げ屋の妻

援助交際の元締めをする女子高生

複雑な過去・現在を背負った人々が、

一杯のコーヒーをきっかけに、秘めた想いを語り始めます。

ありきたりな表現だと「コーヒーのようにほろ苦い」―と言ったところですが

この本に関しては、むしろ

<特濃エスプレッソをマグカップで>

―という表現がお似合いではないでしょうか。

とにかく全編通じて、

話が重く、登場人物が暗く、

悲壮で、沈痛で胸が張り裂けそうになります。

とはいえ、いかに重い物語であっても

それがゆえに不快になることはなく

むしろ、つらい過去や現在を背負った人々の内面を追体験し

それを記そうとする作家の姿勢に強い感銘を覚えます。

近頃流行の「深イイ」に感動できない方でも

というか、「深イイ」に感動しない方にこそおススメの著作です。
珈琲屋の人々 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 珈琲屋の人々 (双葉文庫)より
4575515264