変身

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

変身の評価:

3.88/5点 レビュー 206件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全505件 341〜360 18/26ページ
No.165
(5pt)

「私」とは何か

「私」とは何か。この手は「私」の手であり、この心臓は「私」の心臓である。手も心臓も、「私」が所有しているモノのひとつである。では「私」とはいったい何なのか?
「私」があって、「私」の肉体がある。肉体が滅びようとも、私自身はなくならないと考えるのが「霊」の考え方なのかもしれない。実際、「私」と「私の肉体」は切っても切り離せない関係にあるのかもしれないし、別々でも働くのかもしれない。答えはわからないが、この本を読んだ私は、前者なのではないかと思った。
自分自身とは何なのか、自分自身が死ぬということはどういうことかを考えさせられた一冊。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.164
(4pt)

悲しかった

脳移植をして人格が変わっていくところをリアルに表現してある辺りはさすがだなと思いました。
最初の方で、誰の脳を移植したのか察しがついてしまいましたが、それでも読むだけの価値はありました。
恋人がだんだん自分から気持ちが離れていくのを感じている辺りが悲しかった。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.163
(4pt)

悲しかった

脳移植をして人格が変わっていくところをリアルに表現してある辺りはさすがだなと思いました。
最初の方で、誰の脳を移植したのか察しがついてしまいましたが、それでも読むだけの価値はありました。
恋人がだんだん自分から気持ちが離れていくのを感じている辺りが悲しかった。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.162
(5pt)

自分の足跡

すごくリアルに自分が自分でなくなっていく過程が描かれている。「生きているということは自分が足跡を残していくことだ」という一文には深く納得。アルツハイマー患者は自分が残した足跡が消えていく。でも主人公、純一は自分が残してきたはずの足跡がどんどん他人のもののように思えてくる。どちらも生きていくのが空しくなるだろう。でも愛する人を愛したい気持ちがなくなっていくのを止められない、しかもそれを自覚しているという点においては後者のほうがつらいだろうと思う。最後に純一があの絵を描き残してくれてよかった。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.161
(5pt)

自分の足跡

すごくリアルに自分が自分でなくなっていく過程が描かれている。「生きているということは自分が足跡を残していくことだ」という一文には深く納得。アルツハイマー患者は自分が残した足跡が消えていく。でも主人公、純一は自分が残してきたはずの足跡がどんどん他人のもののように思えてくる。どちらも生きていくのが空しくなるだろう。でも愛する人を愛したい気持ちがなくなっていくのを止められない、しかもそれを自覚しているという点においては後者のほうがつらいだろうと思う。最後に純一があの絵を描き残してくれてよかった。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.160
(4pt)

脳の中の壮絶な闘い

 脳移植を受けた主人公が、ドナーの性格に少しずつ乗っ取られていくという、ある意味でとても怖い話だ。
 主人公の純一は優しく気弱な青年だが、彼と脳の中の「別人」との壮絶な闘いは感動的でさえある。彼が最愛の恋人を守りぬくラストシーンには目頭が熱くなった。
 この小説はミステリーというより、あえて言えば犯罪小説の一種だから(それ以前に恋愛小説だけどね)、猟奇的な部分もあるが、書こうと思えば、もっと「ホラー」にもできたはずで、作者はあえて一定のレベルで止めているのだろう。主人公の一人称だけでなく、周囲の人々の「日記」や「メモ」を挿入して、客観的に描こうという視点も成功していると思う。
 移植された脳のドナーが誰か、という謎は、すぐにわかってしまうけど、作者はそれを承知で書いているだろうから、まあ問題ではない。
 しかし、ドナーは攻撃的な性格かもしれないが、腹が立った相手に、瞬時に殺意を抱き、ためらいなく実行するほど、悪魔のような人間ではなかったはずで、そう考えると、主人公の人格を塗りつぶそうとする「別人の脳」の異常さは、ちょっと納得しにくい。そこが気になったので減点1かな。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.159
(4pt)

脳の中の壮絶な闘い

 脳移植を受けた主人公が、ドナーの性格に少しずつ乗っ取られていくという、ある意味でとても怖い話だ。
 主人公の純一は優しく気弱な青年だが、彼と脳の中の「別人」との壮絶な闘いは感動的でさえある。彼が最愛の恋人を守りぬくラストシーンには目頭が熱くなった。
 この小説はミステリーというより、あえて言えば犯罪小説の一種だから(それ以前に恋愛小説だけどね)、猟奇的な部分もあるが、書こうと思えば、もっと「ホラー」にもできたはずで、作者はあえて一定のレベルで止めているのだろう。主人公の一人称だけでなく、周囲の人々の「日記」や「メモ」を挿入して、客観的に描こうという視点も成功していると思う。
 移植された脳のドナーが誰か、という謎は、すぐにわかってしまうけど、作者はそれを承知で書いているだろうから、まあ問題ではない。
 しかし、ドナーは攻撃的な性格かもしれないが、腹が立った相手に、瞬時に殺意を抱き、ためらいなく実行するほど、悪魔のような人間ではなかったはずで、そう考えると、主人公の人格を塗りつぶそうとする「別人の脳」の異常さは、ちょっと納得しにくい。そこが気になったので減点1かな。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.158
(3pt)

変わってゆくことの辛さ

優しくて気の弱い純一の性格が、どんどんと変化してゆく様子はもうなんとも言えず。
ただ、あそこまで性格が乗っ取られて(?)しまうのはいかがなもんか。
もう少し二つの人格が闘ってもよかったような気もする。
や、それが性格の強さによるもの、と言われてしまえば仕方ないんやけど。
あまりもの変わりっぷりは、本当にすさまじい。
行動が変わってしまうのは仕方ないにしても
今まで愛していた人を愛せなくなってゆくのってどれだけつらいんだろう、と思わずにはいられなかった。
それでも、純一が恵を想う気持ち、そして恵が純一を想う気持ちだけは何にも負けなかった、ってことか。
それだけに最後は切なかったなぁ。
純一は救われたんやろうか?
脳移植手術なんて、近い将来本当に実行されそうだし
なんだか薄ら寒い恐怖みたいなものを感じた作品でした。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.157
(3pt)

変わってゆくことの辛さ

優しくて気の弱い純一の性格が、どんどんと変化してゆく様子はもうなんとも言えず。
ただ、あそこまで性格が乗っ取られて(?)しまうのはいかがなもんか。
もう少し二つの人格が闘ってもよかったような気もする。
や、それが性格の強さによるもの、と言われてしまえば仕方ないんやけど。
あまりもの変わりっぷりは、本当にすさまじい。
行動が変わってしまうのは仕方ないにしても
今まで愛していた人を愛せなくなってゆくのってどれだけつらいんだろう、と思わずにはいられなかった。
それでも、純一が恵を想う気持ち、そして恵が純一を想う気持ちだけは何にも負けなかった、ってことか。
それだけに最後は切なかったなぁ。
純一は救われたんやろうか?
脳移植手術なんて、近い将来本当に実行されそうだし
なんだか薄ら寒い恐怖みたいなものを感じた作品でした。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.156
(4pt)

実現可能なのか、脳移植は?

世間で「白夜行」が話題となっており読むのを躊躇っていたとき、同じ作者の「分身」を読んでかなり面白かったので、「変身」を読んでみました。
多分、世界でも実施例がない(と思う)脳移植をテーマにした医療サスペンスです。
脳が何を司どっているのかも含めて、脳移植は非常に重たいテーマだと思いますが、サスペンスとしては展開が読みやすい。
これは別な方が指摘していたことですが、主人公・純一が性格が変わってゆく課程で、一人称が「僕」から「俺」に変化しており、作者の細かい技巧には驚かされます。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.155
(4pt)

実現可能なのか、脳移植は?

世間で「白夜行」が話題となっており読むのを躊躇っていたとき、同じ作者の「分身」を読んでかなり面白かったので、「変身」を読んでみました。
多分、世界でも実施例がない(と思う)脳移植をテーマにした医療サスペンスです。
脳が何を司どっているのかも含めて、脳移植は非常に重たいテーマだと思いますが、サスペンスとしては展開が読みやすい。
これは別な方が指摘していたことですが、主人公・純一が性格が変わってゆく課程で、一人称が「僕」から「俺」に変化しており、作者の細かい技巧には驚かされます。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.154
(2pt)

勢いはあるものの

正直なんだかよくわからなかったです。
段々と変貌していくというより、突然変貌した。そして、その原因が段々と解明
されていく感じでしょうか?
特に予想外な展開も無いです。
読み物としてはそれなりに盛り上がるが、特別な部分は感じられない。
アルジャーノンに花束をに似ている気がします。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.153
(2pt)

勢いはあるものの

正直なんだかよくわからなかったです。
段々と変貌していくというより、突然変貌した。そして、その原因が段々と解明
されていく感じでしょうか?
特に予想外な展開も無いです。
読み物としてはそれなりに盛り上がるが、特別な部分は感じられない。
アルジャーノンに花束をに似ている気がします。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.152
(5pt)

脳の大切さ

東野圭吾さんの本を読むのは
初めてでしたが、本当に面白かったです!!!
本書を読んで、
人の身体の不思議さに改めて感じさせられました。
やはり脳という部分は
人間が生きていく上での大切な感情などを
扱っている所なのであり、
いつかもし脳移植が試されるようになったとしても
この本のような出来事が実際に起こるのだろうかと思うと
怖くてならない。
研究あってこその医療だけれど、
人ひとりの人生までも犠牲にしていいものだろうか。
まだ読んだ事のない人は恵と純一との関係にも注目して読んでもらいたい。
表紙からして難しそうな本だが、
高校1年の私でも文字どうり読むのが止まらなかったので
若い人たちにも是非読んでいただきたい。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.151
(5pt)

脳の大切さ

東野圭吾さんの本を読むのは
初めてでしたが、本当に面白かったです!!!
本書を読んで、
人の身体の不思議さに改めて感じさせられました。
やはり脳という部分は
人間が生きていく上での大切な感情などを
扱っている所なのであり、
いつかもし脳移植が試されるようになったとしても
この本のような出来事が実際に起こるのだろうかと思うと
怖くてならない。
研究あってこその医療だけれど、
人ひとりの人生までも犠牲にしていいものだろうか。
まだ読んだ事のない人は恵と純一との関係にも注目して読んでもらいたい。
表紙からして難しそうな本だが、
高校1年の私でも文字どうり読むのが止まらなかったので
若い人たちにも是非読んでいただきたい。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.150
(4pt)

自己の崩壊

事件に巻き込まれ、脳移植という手段によって
一命を取り留めた主人公の、心の変化を描いている。
他人の脳片の一部を、自分の脳の損傷部に移植する。
果たして、他人の脳を持つ「自分」は「自分」なのか?
好きだったもの、考え方、感じ方、愛していた人、
かつての自分とは明らかに変わってしまった自分を、
どうにもできずに変身がエスカレートしていく話。
人格の崩壊という、苦しすぎる展開には
読んでいるこちらにも苦しさが伴う。
心から愛した人を愛せなくなる。
本物の自分というものが消滅していく。
読んでいてあまり気持ちの良いものではないけど、
文章がとても読みやすいものだから、読むのに時間は
さほどかからないと思う。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.149
(4pt)

自己の崩壊

事件に巻き込まれ、脳移植という手段によって
一命を取り留めた主人公の、心の変化を描いている。
他人の脳片の一部を、自分の脳の損傷部に移植する。
果たして、他人の脳を持つ「自分」は「自分」なのか?
好きだったもの、考え方、感じ方、愛していた人、
かつての自分とは明らかに変わってしまった自分を、
どうにもできずに変身がエスカレートしていく話。
人格の崩壊という、苦しすぎる展開には
読んでいるこちらにも苦しさが伴う。
心から愛した人を愛せなくなる。
本物の自分というものが消滅していく。
読んでいてあまり気持ちの良いものではないけど、
文章がとても読みやすいものだから、読むのに時間は
さほどかからないと思う。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.148
(4pt)

人格の変遷と主人公の葛藤が読み応えあり

 脳移植を受けた本人がどのように変わっていくのかという描写が非常に興味深いし面白かった。経過説明に当たる医学的な記述では作家がよく調べているなと言う好感も持てた。
 全体に散りばめられた回想シーンが、物語を多重化している。さらに登場人物ためのメモや日記という第三者的な記述が功を奏していて秀逸なアイデアだと思われた。視点が移ろうことを嫌って完全に第三者の報告という記述方法で話を進め、どこかに本人からの告白をまとめるという手段もあったかと思うが、今の構成で違和感なく読めた。
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963
No.147
(4pt)

人格の変遷と主人公の葛藤が読み応えあり

 脳移植を受けた本人がどのように変わっていくのかという描写が非常に興味深いし面白かった。経過説明に当たる医学的な記述では作家がよく調べているなと言う好感も持てた。
 全体に散りばめられた回想シーンが、物語を多重化している。さらに登場人物ためのメモや日記という第三者的な記述が功を奏していて秀逸なアイデアだと思われた。視点が移ろうことを嫌って完全に第三者の報告という記述方法で話を進め、どこかに本人からの告白をまとめるという手段もあったかと思うが、今の構成で違和感なく読めた。
変身 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 変身 (講談社文庫)より
4061856987
No.146
(4pt)

人間の生命倫理的なテーマ

 本書で扱っているテーマは科学技術の発展によって生まれる倫理的なテーマを扱っている、フィクションながらも、現実に起こりうることであると思います。クローンや、人工頭脳をもったロボットの事を考えると、軽視できない人類的な課題ではないでしょうか。
 東野氏の作品は、『天空の蜂』でもそうでしたが、専門的な分野の描写(本書では脳医学、『天空の蜂』では原子力)が、とても優れていると言えます。専門的に学んでいる人ならば、フィクションとしての「粗」を探し出せるかもしれませんが、一般教養レベルの知識では、それを探し出し、非現実性を感じる事は不可能だと思います。
 普通に考えれば、脳を移植して別人格になるということはありえないかもしれませんが、本書はそんな一般常識に抗するだけの、文章力・説得力を持っています。
 展開がやや単純だったこと、特に入り組んだ伏線がなかったことから、僭越ながら☆4つをつけさせていただきますが、全体的にはやはり東野氏の作品らしく、面白かったです。
 
変身 Amazon書評・レビュー: 変身より
4061939963