魔球

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評判

魔球の評価:

3.94/5点 レビュー 87件。 B ランク

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平均点3.94pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全128件 101〜120 6/7ページ
No.28
(4pt)

須田武志の生きる道

本書は、高校野球が介在するミステリーである。本書を読んだ感想は、やるせなさと孤独感を強く感じました。印象的な言葉は「兄貴はいつも一人だった」という弟勇樹の言葉であった。それは、主人公の須田武志が一匹狼という言葉が良く似合うことであった。つまり、彼は、右腕がなければもう存在価値がないということを良く知っていたとも言える。
本書は、九回裏二死満塁のときに、須田武志は、揺れて落ちる「魔球」を投げた。それが、事件の始まりであり終わりである。その後、捕手の北岡明は犬と共に遺体が発見され、投手の須田武志も遺体が発見され、右腕が切断されている。側の地面には「マキュウ」と書かれたダイイングメッセージが残されていた。 途中で、東西電気の爆弾事件や社長の中条の誘拐未遂という話も入ってくるが、それも全て一本の線で結びつけることができるようになる。
生まれた境遇や環境によってその人の運命はほぼ決まると思う、須田武志は多分想像するとマイナスの環境のなかから全てを受け入れ、背負い込むことから、自分の生きかたや在り方を模索することになったんだろう。その結果が、家族を楽にするために自分は野球にはげむしかないと思って、ストイックに練習に励んで、ストイックな生きかたをせざるを得なかったんだろう。親は須田武志を見てどう思っただろうか?
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.27
(4pt)

須田武志の生きる道

本書は、高校野球が介在するミステリーである。本書を読んだ感想は、やるせなさと孤独感を強く感じました。印象的な言葉は「兄貴はいつも一人だった」という弟勇樹の言葉であった。それは、主人公の須田武志が一匹狼という言葉が良く似合うことであった。つまり、彼は、右腕がなければもう存在価値がないということを良く知っていたとも言える。
本書は、九回裏二死満塁のときに、須田武志は、揺れて落ちる「魔球」を投げた。それが、事件の始まりであり終わりである。その後、捕手の北岡明は犬と共に遺体が発見され、投手の須田武志も遺体が発見され、右腕が切断されている。側の地面には「マキュウ」と書かれたダイイングメッセージが残されていた。 途中で、東西電気の爆弾事件や社長の中条の誘拐未遂という話も入ってくるが、それも全て一本の線で結びつけることができるようになる。
生まれた境遇や環境によってその人の運命はほぼ決まると思う、須田武志は多分想像するとマイナスの環境のなかから全てを受け入れ、背負い込むことから、自分の生きかたや在り方を模索することになったんだろう。その結果が、家族を楽にするために自分は野球にはげむしかないと思って、ストイックに練習に励んで、ストイックな生きかたをせざるを得なかったんだろう。親は須田武志を見てどう思っただろうか?
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.26
(4pt)

緊張感のある作品

高校球児と殺人と企業の爆弾騒ぎと社長誘拐...。
どのようにストーリーが進展するのか、興味を失うことなく最後まで緊張感が続いた作品でした。
「まさか?」「なぜ?」という疑問が破綻することなく完結している。
物語の中心となる高校球児の生き方は凄まじい。
それが悲劇の事件につながったが、根底には家族愛がある。
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.25
(4pt)

緊張感のある作品

高校球児と殺人と企業の爆弾騒ぎと社長誘拐...。
どのようにストーリーが進展するのか、興味を失うことなく最後まで緊張感が続いた作品でした。
「まさか?」「なぜ?」という疑問が破綻することなく完結している。
物語の中心となる高校球児の生き方は凄まじい。
それが悲劇の事件につながったが、根底には家族愛がある。
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.24
(5pt)

真実はあまりにも重く、深すぎる、感動のストーリー

野球少年の殺人と爆破未遂事件がどうつながるのか気になる始まり方で、ストーリーに引き込まれます。
そして、まさかと思う新たな殺人事件が起こります。
武士の野球への信念、家族への思いは本当に深いです。
そして、その真実を知った時、涙が出ます。
東野圭吾さんの作品の中でも、1ページ1ページ重みのある、内容の濃い小説です。
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.23
(5pt)

真実はあまりにも重く、深すぎる、感動のストーリー

野球少年の殺人と爆破未遂事件がどうつながるのか気になる始まり方で、ストーリーに引き込まれます。
そして、まさかと思う新たな殺人事件が起こります。
武士の野球への信念、家族への思いは本当に深いです。
そして、その真実を知った時、涙が出ます。
東野圭吾さんの作品の中でも、1ページ1ページ重みのある、内容の濃い小説です。
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.22
(5pt)

須田武志

小説を読んでこんなにも泣いたのは初めてだ。須田武志という青年の意志は素晴らしいものであった。それと同時に厳しさや優しさを併せ持っていた。この本を一人でも多くの人の手に取ってもらい読んでほしい。
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.21
(5pt)

須田武志

小説を読んでこんなにも泣いたのは初めてだ。須田武志という青年の意志は素晴らしいものであった。それと同時に厳しさや優しさを併せ持っていた。この本を一人でも多くの人の手に取ってもらい読んでほしい。
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.20
(5pt)

母の心、子知らず

 作中で語られる、母の一言に、親の本当の希望がこめられています。
 しかし、子供は、母親に楽をさせたいと、無理をします。無理をして、無理をして、その挙句に……。
 なんとも、やるせない。
 ラストシーンで、ちょっと救われます。
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.19
(5pt)

母の心、子知らず

 作中で語られる、母の一言に、親の本当の希望がこめられています。
 しかし、子供は、母親に楽をさせたいと、無理をします。無理をして、無理をして、その挙句に……。
 なんとも、やるせない。
 ラストシーンで、ちょっと救われます。
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.18
(4pt)

ストイック、約束、親孝行

 春の選抜大会で、天才・須田投手を擁し甲子園出場を果たした千葉県立開陽高校。1回戦で優勝候補の大阪・亜細亜学園と対戦。大方の予想どおり、須田対亜細亜学園打線の試合展開となり、試合は1対0と開成高校リードで土壇場の9回裏、亜細亜学園の攻撃を迎えていた。状況は2死満塁、打席には4番。須田が投げた投球は、空振りをとったものの悪送球となり捕手が後逸。同点となり、その後逆転されて開陽高校は敗れてしまった。
 一方、東西電気で爆弾騒ぎが起こっていた。本物だったが、爆発する構造ではなかったという。
 甲子園から帰ってきた開陽高校だが、まもなく捕手の北岡が飼い犬とともに他殺体で発見された。捜査する高間刑事は北岡のアルバムから「魔球を見た」という言葉を発見する。事件は一応の進展を見せるなか、今度は須田が殺された。しかも右腕を切断されて。さらに、側の地面には「マキュウ」と書かれた大イングメッセージが残されていた。
 魔球とは何なのか? 東西電気での爆弾騒ぎは関係あるのか? そして、北岡と須田の黄金バッテリーを殺害した犯人とはいったい!? 
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.17
(4pt)

ストイック、約束、親孝行

 春の選抜大会で、天才・須田投手を擁し甲子園出場を果たした千葉県立開陽高校。1回戦で優勝候補の大阪・亜細亜学園と対戦。大方の予想どおり、須田対亜細亜学園打線の試合展開となり、試合は1対0と開成高校リードで土壇場の9回裏、亜細亜学園の攻撃を迎えていた。状況は2死満塁、打席には4番。須田が投げた投球は、空振りをとったものの悪送球となり捕手が後逸。同点となり、その後逆転されて開陽高校は敗れてしまった。
 一方、東西電気で爆弾騒ぎが起こっていた。本物だったが、爆発する構造ではなかったという。
 甲子園から帰ってきた開陽高校だが、まもなく捕手の北岡が飼い犬とともに他殺体で発見された。捜査する高間刑事は北岡のアルバムから「魔球を見た」という言葉を発見する。事件は一応の進展を見せるなか、今度は須田が殺された。しかも右腕を切断されて。さらに、側の地面には「マキュウ」と書かれた大イングメッセージが残されていた。
 魔球とは何なのか? 東西電気での爆弾騒ぎは関係あるのか? そして、北岡と須田の黄金バッテリーを殺害した犯人とはいったい!? 
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.16
(4pt)

1960年代の時代背景の中で

天才投手・須田武志を擁して甲子園へと出場した開陽高校野球部。そんな野球部の主将であり、捕手である北岡が何者かに殺害され、さらに武志も右腕の無い遺体で発見される。そして、大手企業・東西電機では爆弾騒ぎが起こっていた。貧しい家庭から抜け出し、母への恩返しをする目的の為に他人にも自分にも厳しく、孤立することも厭わずにプロ入りを目指す武志とそこに起こった事件。事件そのものもさることながら、その過程で語られている武志の想いというのが悲しみ、痛みを感じさせる。高度経済成長期へと入った1960年代という時代背景もこの作品にリアリティを与えている。動機の部分にちょっと弱さを感じないわけではないが、登場人物たちの想いがひしひしと伝わってくる物語だ。
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.15
(4pt)

1960年代の時代背景の中で

天才投手・須田武志を擁して甲子園へと出場した開陽高校野球部。そんな野球部の主将であり、捕手である北岡が何者かに殺害され、さらに武志も右腕の無い遺体で発見される。そして、大手企業・東西電機では爆弾騒ぎが起こっていた。貧しい家庭から抜け出し、母への恩返しをする目的の為に他人にも自分にも厳しく、孤立することも厭わずにプロ入りを目指す武志とそこに起こった事件。事件そのものもさることながら、その過程で語られている武志の想いというのが悲しみ、痛みを感じさせる。高度経済成長期へと入った1960年代という時代背景もこの作品にリアリティを与えている。動機の部分にちょっと弱さを感じないわけではないが、登場人物たちの想いがひしひしと伝わってくる物語だ。
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.14
(5pt)

単なるミステリー以上

推理小説、ミステリーという分野では、どうしてもトリックや謎解きというエンターテインメント性が強くなってしまい、小説としての文学性が弱くなってしまうきらいがあるが、この作品はそのような枠を越え、一小説として大変優れた作品。そこに描かれる少年達の純粋さ、痛み、悲しみが深く心に突きささってくる。大お薦めの一冊。
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.13
(5pt)

単なるミステリー以上

推理小説、ミステリーという分野では、どうしてもトリックや謎解きというエンターテインメント性が強くなってしまい、小説としての文学性が弱くなってしまうきらいがあるが、この作品はそのような枠を越え、一小説として大変優れた作品。そこに描かれる少年達の純粋さ、痛み、悲しみが深く心に突きささってくる。大お薦めの一冊。
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.12
(5pt)

高度成長の過程では様々な犠牲があったのでしょうね

この6作目はこれまでの東野作品と異なり、昭和39年を舞台にしているところに特徴があります。昭和39年が作中では「現代」にあたり、更に終戦直後くらいからのいきさつが登場します。過去を描くということがその後の東野作品の重要な要素となることを思えば、かなり重要な作品ということになると思われます。そして、本作に関して言えば昭和39年というのは日本がまだ貧しかった時代ということであり、その時代でなければ通用しない貧しさを原因とする物語が綴られています。その筆致には社会派に通じるものを感じさせます。トリック的にはダイイング・メッセージが一応の目玉となっています。初期の密室、前作のアリバイから更に新たなトリックのジャンルに挑んだことになります。しかし、本作の魅力はダイイング・メッセージにあるのではなく、あくまでも事件が起きるまでの事情にあります。物語の主人公がどんな人生を歩んできたかが本作の最大の謎であり、それが解けた瞬間にはうっすらと涙が滲みました。
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.11
(5pt)

高度成長の過程では様々な犠牲があったのでしょうね

この6作目はこれまでの東野作品と異なり、昭和39年を舞台にしているところに特徴があります。昭和39年が作中では「現代」にあたり、更に終戦直後くらいからのいきさつが登場します。過去を描くということがその後の東野作品の重要な要素となることを思えば、かなり重要な作品ということになると思われます。そして、本作に関して言えば昭和39年というのは日本がまだ貧しかった時代ということであり、その時代でなければ通用しない貧しさを原因とする物語が綴られています。その筆致には社会派に通じるものを感じさせます。トリック的にはダイイング・メッセージが一応の目玉となっています。初期の密室、前作のアリバイから更に新たなトリックのジャンルに挑んだことになります。しかし、本作の魅力はダイイング・メッセージにあるのではなく、あくまでも事件が起きるまでの事情にあります。物語の主人公がどんな人生を歩んできたかが本作の最大の謎であり、それが解けた瞬間にはうっすらと涙が滲みました。
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X
No.10
(5pt)

充実度抜群。。。

東野初期作品の傑作の一つでしょう。本作は、解説でミステリー、エンターティメント作品でも優秀なものは文学作品でもあるという様な指摘に、私も全く同感である。高校野球を題材にした殺人事件絡みの作品であるが、犯人の動機に思わず泣けてしまう。謎解きミステリーもよいが、作品の背景には家族愛と若者の正直さがひしひしと伝わってくる青春文学に仕上がっている。東野作品の中でもとても印象的で、末永く語り伝えられるような品格がある。
魔球 Amazon書評・レビュー: 魔球より
4062039036
No.9
(5pt)

充実度抜群。。。

東野初期作品の傑作の一つでしょう。本作は、解説でミステリー、エンターティメント作品でも優秀なものは文学作品でもあるという様な指摘に、私も全く同感である。高校野球を題材にした殺人事件絡みの作品であるが、犯人の動機に思わず泣けてしまう。謎解きミステリーもよいが、作品の背景には家族愛と若者の正直さがひしひしと伝わってくる青春文学に仕上がっている。東野作品の中でもとても印象的で、末永く語り伝えられるような品格がある。
魔球 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 魔球 (講談社文庫)より
406184931X