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ブルーもしくはブルー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブルーもしくはブルー (角川文庫)

ブルーもしくはブルーの評価: 3.98/5点 レビュー 66件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 21~40 2/3ページ
No.30:
(5pt)

面白い!

読みました。
凄く面白い!

人生の分岐点に差し掛かった時、どちらかを選ばなくてはならなくて
いつか「あのときあっちを選んでいたら…」
そう思ってしまうことって誰にでもあることですよね。
それがとある現象によって体験できることに。

最後まで一気に読みました。
ファンタジーではあるけれど、「万華鏡のような美しい小説」ではないと思います。
女の打算や思惑が詰まってますから。
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No.29:
(5pt)

山本さんの娯楽小説としては最高かも

稲森いづみ主演でドラマ化されたことがあります。もういっぺん観たいなー稲森さんきれいだったな。
 でも原作も十分面白いです。物語の原型みたいなドッペルゲンガーものだけれど、そうねーもう若くない女の意識、みたいなものが、軽い感じの物語に乗せられていて、スマッシュヒット、ですかね。
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No.28:
(5pt)

もう一人の自分

自分とそっくりの存在に出会ったらビックリしますよね。…ドッペルゲンガーに出会ってしまったら、自分の死期が近いという噂もあるみたいです。入れ替わって生活するのも最初は楽しそうですが、やはり問題点がちらほらと出てきますね。まぁ、大人のファンタジーとして楽しめる内容だと思います。
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No.27:
(5pt)

やっぱり面白い

6、7年前に読んだのですが、読み返しても面白かった。
山本さんの書く主人公は凄く利己的で、自分勝手。
共感できてしまう自分もいて、蒼子Aのように、自分の勝手さに
気づかされる。短いのもありますが、あっという間に読めます。
説教くさくないのに、自分に気づかされ、なおかつスリルもあって
面白い最高の小説です。
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No.26:
(4pt)

女の怖さを感じる

違う異性と結婚した自分の分身に会い、生活を交換する。
そんな奇妙な設定にひかれて購入しました。

最初はただただファンタジーなのかと思っていましたが、
読んでいくと女性の怖さが滲み出てきます。
自分のことしか考えない、自分の利益を求める、そんな恐ろしさがありました。

お互いの生活をうらやましいと思って交換したはずなのに、
最初はそれでうまくいっていたのに、
やはりうまくはいかないようです。

うまくいかなくなった時、人のエゴが出てしまいます。
奇妙な設定もさることながら、このような人の感情が書き表されていることが面白いです。
面白いと同時に、戦略的な女性の怖さを感じます。
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No.25:
(4pt)

結婚

山本文緒さんの2作目の作品。一作目のパイナップルの彼方のOLとは全く違った結婚の話。読んでいて現実に則しているので少し怖くなりました。しかし、結婚、不倫の鋭い点をついていてさすが・・と言う感じがしました。
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No.24:
(4pt)

女性作家の潔い切り口

NHKドラマがあまりにもおもしろかったので原作が読みたくなり購入しました。

29歳の主婦が、自分の選ばなかった結婚生活を選んでいたもう一人の自分に出会い、生活を交換するという夢と現実が混ざったような物語。タイムスリップではなく、リアルタイムで人生のやり直しが体験できるという新しい手法。しかし「隣の芝生は青い」。どの道を選んだとしても現実には問題があり理想どおりには行かない。結局、人生の中心にあるのは自分であり、自分の行動がその場をよくもするし悪くもするということを示唆して終わる。

ドラマでは最後に主人公たちが結局今までの生活がよかったのだということに気が付き、元の生活にもどり幸せな日々を送る。しかし原作ではそれに気づいてもやり直しができない状況になっている。原作のほうが現実的な分後味がちょっと悪かった。でも女のずるさ・弱さ・強さはやっぱり原作のほうが良く書かれている。

誰でも今の自分の状況に不満があれば人生を選択しなければならなかった時期に戻って人生をやり直したいと思うときがあるかもしれない。私も何度そう思ったことか。でも今なら分かる。何度人生をやり直したとしても、同じことを繰り返すだけだと。同じ女性として、共感できる部分が多い。
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No.23:
(4pt)

自分の人生を幸福なものに

ある日,「もうひとりの自分」に出会う私.「もうひとりの自分」は,私にはとても幸福そうに見えた.だから入れ替わったのに.入れ替わって,幸福な日々を送るはずだったのに…….

思惑はあっという間に崩れ,私は入れ替わったことを後悔さえする.

そして思うのだ「私の負けだった.私は私自身に完敗したのだ」.

人は幾通りもの人生を送ることはできない.解りきっていても,それでも人は違う人生を夢見ることがある.

結婚し家族と共に生きる人生,キャリアを積んで独身を謳歌する人生・・・「今の自分にない人生」は,幾つ年を重ねても,魅惑的かつ魅力に溢れているように見えてしまう.

でも結局は「自分の人生」でしかない.

ないものねだりをしなくても済むくらい,「自分の人生」を幸福なものにつくりあげてゆくしかない.

そんなことを思わせてくれる小説です.
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No.22:
(5pt)

もしも、もう一人の自分と…

この本は以前、深夜に放送していたドラマの原作だったので読んでみることに。ドラマで見ているので映像が浮かび易く、読むのも早かった。
23歳の時、結婚相手として二人の男性の間で揺れ動き悩んだ蒼子。彼女は結局エリートサラリーマンの佐々木を選んだが、6年経った今、二人の間には愛はなく、お互いに浮気相手がいるといった形だけの夫婦生活を営むようになっていた。そんな時、もう一人の自分に偶然出会い、その自分があの時選ばなかった河見と結婚して幸せそうなのを知ると、生活を交換することを思いつく。
面白いのはドッペルゲンガーのような存在として河見蒼子がおり、あくまで佐々木蒼子が本体で、先に本体の方を知った人間には影を見ることはできず、影だけの時には見ることができたとしても、そこに本体が登場すればたちまち見えない存在へと変化するところ。しかし、その関係も逆転する時が来る。なかなか興味深く、もう一人の自分を垣間見ることで、自分自身を知るといった心の変化が面白い。
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No.21:
(5pt)

願望が現実のものとなった時

子供の頃か、現在もかは別として、誰もが、夢想したことのあることのひとつを描いていいのかもしれません。転校する願望、転職する願望、離婚する願望、生まれ変わる願望、これが現実のものとのなった時、それが幸せなのか、不幸なのか、判明するわけですが、このことを、現実のものとなる前に、存分に、思い描かせてくれる傑作だと思います。
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No.20:
(4pt)

びっくり

自分とまったく同じ人間がいて、その人は自分が捨てたもうひとつの人生を生きていた。二人は一ヶ月間、入れ替わることを決める。
 ここまで来たら、入れ替わって、もといた人生の良さを再認識して、もとの人生に戻るんだな、と誰もが思うだろうけど、全然違ってびっくりした。何でかしらないけどホラーテイスト。
 これ、恋愛ファンタジーか、と思った。北上次郎は結婚小説、と評していたけど、うーん、奥が深い
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No.19:
(4pt)

「もしも・・・」がある人生

「もしもあの時・・。」そう考えることはあっても、実際に別の人生を歩んでいる自分の姿を、想像することさえ難しい。だが、自分が不幸だと感じれば感じるほど、その思いは強くなる。だからといって、別の人生が必ずしも幸福だとは限らない。もう一つの人生を望んだ蒼子。その彼女を待っていたのは恐ろしい出来事だった。人は一度決心したら、決して振り返ってはいけない。どんなことがあっても、今の人生を大切にするべきなのだ。
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No.18:
(4pt)

緊張感。

山本さんの作品はどれも「少し怖い」ところがあって、
それがまたドキドキした緊張感を誘い、どんどん読みすすめてしまうという力がある。
この作品も、人間のエゴを見事に描き出していて、その一面を垣間見るごとに背中がぞくっとしてしまう。
それでも、最後にやっぱり人間って捨てたもんじゃないな、と思わせるストーリー展開は、本当にお見事。
引き込まれる小説というのは、まさに彼女が書くような小説のことじゃないだろうか。
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No.17:
(5pt)

ただの恋愛小説ではない

「もし自分が今の夫ではなく別の男と結婚していたら」という人生のIFを、もうひとりの自分が存在するというSF的設定で描いた恋愛小説です。しかし、山本文緒の小説がただの恋愛小説で終わるはずはないと思っていると、期待どおり、後半はスリルいっぱいのアクション小説張りの展開になります。
夫婦のありかたについて考えたい人、そしてはらはらどきどきしたい人にお薦めします。
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No.16:
(5pt)

面白かった!!

NHKでドラマをやっていて面白かったのでこの本を買ってみました。
現実ではほぼありえない話でしたが最初から物語りにはまってしまい、一気に読みました。最初はAの方に気持ちが向いていたのですが結局はAもBも同一人物で人間には嫌でも裏と表があるんだということを痛感しました。
サスペンスとしても楽しめると思います。
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No.15:
(5pt)

怖さがおもしろい!!

去年のNHKドラマを見てドラマよりも先に
結末を知りたくなってこの本を読みました
フィクションとは分かっているけど自分にも
ドッペルゲンガーがいたら…
と考えるとわくわくします!でも怖い…
怖さといってもホラーでもない、
人間の怖さというか心理的にぞくぞくします!
でも見事はまってしまいました
蒼子Aの視点で書かれているところを読むと
蒼子Bの方が悪い!と思うし逆の立場で書かれていると
悪いのも逆になる…というのを繰り返し
結局どちらも醜かったんだと思いました
そして自分は一人だから自分であって同じ人がいたら
自分ではなくなってしまうんだなぁと思いました
私は、一度読んだ本や観た映画は
もう一度読んだり観たりしないのですが
この本は何度読んでもおもしろいです!
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No.14:
(4pt)

もう一人の自分…

ある日突然自分と全く同じような顔をした人に会ったらどうする!?
驚きますよね??
この本ではそんな話が繰り広げられています。
自分のドッペルゲンガーに会ったら死んでしまう、という話があります。
けれどこれはドッペルゲンガーとかじゃなくて、本当にもう一人の自分。
たしかに、自分がもう一人いれば、と思うことはあるけれど…
この本を読んでみると、自分は一人しかいないんだ、それでいいんだ。
と思えます!(私はそうです)
「いくら悩んでも、道がいくつあっても、進むのは自分自身!」
と私はこの本を読んで思いました。
やっぱり、欲張らず大切なものを一つだけ心に決めておきたいと思います。
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No.13:
(4pt)

引き込まれて

ほんの暇つぶしのつもりで読んだはずが
どっぷりと話の中に入り込んでしまい、
続きが気になって気になって
途中のページにしおりをはさみこむことが出来ず
友人との待ち合わせ時間に遅れてしまうほど夢中になって読みました。
話の先が見えちゃってる物語とは違い
ハラハラ、ドキドキで。
そして、結局ハッピーエンドにならないところが
この話のおもしろさだと思います。
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No.12:
(4pt)

予想以上

自分(蒼子A)と正反対の結婚を選んだ自分の分身(蒼子B)。お互いの結婚にあこがれ、入れ替わって生活してみるストーリーです。
題名からしてきっと、入れ替わった最初は互いのいい所ばかりが目立ったのだが、日が経つにつれていやな所も見えてしまい、やっぱり元の鞘に戻る展開かで、その時の恋愛描写や心理描写を期待して読み始めたのだが、読み始めてびっくり。恋愛描写、心理描写は勿論あるのだが、サスペンス、ドメスティックバイオレンス、SFといろいろな物語が散りばめられている。
その一つ一つが結構面白く、しかも纏まりのなさは感じられません。
恋愛にどっぷりはまりたい方はちょっと戸惑うかもしれませんが、いろいろな角度から楽しめる小説だと思います。
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No.11:
(5pt)

NHKでもやってたブルー 小説とTVは結構違った。

NHKで2003年の7月ごろに夜23時から毎日15分づるTVドラマ化されて放映されていました。
たまたまそれを見て、おもしろい!と思ったのがきっかけでこの本を妻が買ってきました。
読みはじめると、すごく面白くて、数時間であっという間に読んでしまいました。
恋愛小説?結婚小説?ホラー?分類はよく分かりませんが、日常生活にドッペルゲンガーがでてくるのですが、それが違和感なく溶け込んでいます。すごい小説だなと思いました。
読んんでいる途中も、その後も、単に、恋や人間関係の駆け引きのスリリングさだけでなく、自分の人生についても考えさせられます。
どのくらい面白いかというと、この小説を読み始めてから、妻は小説の面白さに目覚めて、夏なのに読書の秋と称して、塊??説を読む日々を送りはじめたほどです。
特に結婚生活をはじめて、なんとなく別の選択肢があったのではと後悔されている人は、確実にはまると思います。
ちなみに、小説とTVは結構登場人物とか話しの結末も・・ます。TV版も再放映されたら、また見たいなと思っています。
ブルーもしくはブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ブルーもしくはブルー (角川文庫)より
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