なかよし小鳩組

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

なかよし小鳩組の評価:

4.20/5点 レビュー 45件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 61〜74 4/4ページ
No.14
(5pt)

上質のユーモア小説

『オロロ畑でつかまえて』でも登場した、倒産寸前のプロダクションが引き受けた大仕事とは、なんと893さんのイメージアップ戦略だった。
ユーモア小説として1級ですし、泣かせ処もあり、文句なし。
オオオッオオオッ(何のことかは、読めば分かります)
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.13
(4pt)

笑いだけでは終われない

あまりのかわいいタイトルにぷっと笑って手を伸ばしてしまった一冊。のっけからくすくす笑ってしまう。読み進めるほど笑いが止まらない。最後の方では、笑いを堪えるのが大変だった。
しかし。笑いだけで終わらないのがこの著者の作品の奥深さだ。笑っている目尻には、いつのまにか涙が滲んできてしまったりする。主人公が、どったんばったん起きる出来事に翻弄されながら、それでも自力で次の一歩を出そうとする、読者は、それを思わず応援したくなる。あったかくて、おかしくて、せつなくて、思わず同じ著者の作品を続けて読みたくなった。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.12
(3pt)

しみじみ 「面白いなー」

「オロロ豆? ユニバーサル広告社?
なんだか知ったような名前が出てくるなー」と思ったら、
なんとデビュー作「オロロ畑でつかまえて」の続編だった。
そうだ、超過疎地の牛穴村「村おこし」“ウッシー”の話だったか。
どうりで「なかよし小鳩組」なんて、おかしなタイトルつけてる訳だー。
そうか、早苗ちゃんはもう小学校2年生になったのか?
「パパは本当は小鳩組なんだぞー」(*小鳩組=ヤクザ屋さん)
「早苗は2年4組だぞ」
「まー君は2年D組だぞ」
?????
なんだか、冴えてるな!やっぱり
今回の話は、ヤクザ屋さんのCI(コーポレート・アイデンテティー)だ。
最終的にどんな風な展開でCIやるんだ? と興味を持って読んだ。
「そうか、最後はそう来たか?」
と、うなずいた。
納得した。
この「小鳩・・」の早苗ちゃんは良いキャラしている。
携帯をトランシーバーのように
「・・・・・応答願います、どうぞ!」
「・・鳩が近くにいます。どうぞ!」
とか、
昼メロまる覚えの
「幸せは比べるものじゃないわ」
「不幸は、比べるところから始まるのよ」
と、平気でのたまうところがたまんなく可愛い。
まー 最後は、早苗ちゃんを真似て
荻原 浩は何を読んでも面白い!
もっちロンドン・パリ! プルップ〜
お約束は守らなくっちゃね、子供も、大人も!
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.11
(4pt)

誇張の合間に…

ヤクザの描き方に誇張した表現が見られるし、モチーフもストレートすぎるけど(もちろん、この二つは荻原さん以外の方の作品にもある手法ですし、荻原さんの他の作品にも見られることですが)、読後は爽快感が残ります。それは誇張した表現の合間に、荻原作品ならではのモチーフの「現実風刺」(村崎の、サイケを連想させる才能がなかなか認められないこと、勝也が高校を中退になった理由)と、「誰でも優れた才能を持っている」(学校の勉強は苦手なのに、昼ドラの台詞を覚えたりサッカーをやるのは得意な早苗・村崎・さえない甘党のイメージですが、イベントで思いもかけない才能を発揮する石井社長・走るのが得意で、「LSD」というトレーニングで杉山を仰天させる勝也など)とがさりげなく(しかもある種の親近感を持たせるように)描かれてあるからでしょう。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.10
(4pt)

懐かしい感じがする

 前作「オロロ畑でつかまえて」は「オヨヨ島の冒険」、本作は「唐獅子株式会社」からの影響を感じさせながらも、全く違うストーリーで、どちらもとっても面白い。とにかく単純に楽しめました。
 小鳩組長を唐獅子の須磨組長、鷺沢を原田かと思って読むと、思い切り裏切られます。
 「ハードボイルドエッグ」のマーロゥに憧れる探偵ってのも、小林信彦の本にもあったんだけど、荻原さんってそんなに小林信彦が好きだったんでしょうか。好みが似てる人にはどれもストライクゾーンです。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.9
(3pt)

三十路バツイチの日々がリアルです

三十路過ぎのバツイチ,杉山。勤める会社は自転車操業の零細広告屋。引き受けた仕事は,なんと暴力団のCI。時を同じくして転がり込んでくる娘の早苗はサッカー少女。運動がダメそうな新しい父親とソリが合わず,母親の乳がん手術を機会に,杉山のもとに転がり込んでくる・・・。
設定はデビュー作「オロロ畑でつかまえて」の続編。暴力団メンバが時折見せる人間くさい一面,ちょっとおかしい広告社と協力メンバのキャラは,いかにも荻原作品。ヤクザのブレーンの巧妙な手口にハメられ,なかなか手を切れずに苦闘する杉山たち。
意外などんでん返しがあってストーリーは上向きになるんですが,これまで読んだ荻原作品の中では,一番盛り上がりに欠ける印象。舞台が暴力団で,身近に感じられないものだからかな。ラストのマラソンシーンこそ面白かったけど,それは単にワタシが市民マラソンをかじったことがあるからかもしれないし。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.8
(4pt)

奮闘する“とうちゃん”

荻原浩のデビュー第2作にして、再び「ユニバーサル広告社」の面々が活躍する、『オロロ畑でつかまえて』の続編である。今回も社長の石井をはじめ、コピーライターの杉山、アートディレクターの村崎、アルバイトの猪熊や知り合いのデザイナーらが登場するが、中心に据えられるのは杉山である。
いまだに倒産寸前の零細プロダクション「ユニバーサル広告社」に大仕事が舞いこんだ。ところが、その中身は幼稚園のクラスのような名前ながら、ヤクザ「小鳩組」のイメージアップ戦略、というとんでもない代物。
担当するハメになった、本書での主人公、アル中でバツイチの杉山のもとには、さらに離婚した妻が連れて行った小学2年の愛娘・早苗まで転がりこんでくる。家庭問題をも抱えながら、杉山の会社、仕事に対しての、そして愛娘・早苗に対しての涙ぐましい奮闘ぶりが、たっぷり笑わせ、そしてしみじみ泣かせてくれる。
これまでに荻原浩の諸作品を何冊か読んできたが、どの作品でも何かに「奮闘する」主人公が登場して、笑わせながらもほろっとさせてくれる。ユーモア小説でありながら人情小説。そんなところが彼の人気の秘密なのだろう。
なかよし小鳩組 Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組より
4087752429
No.7
(4pt)

奮闘する“とうちゃん”

荻原浩のデビュー第2作にして、再び「ユニバーサル広告社」の面々が活躍する、『オロロ畑でつかまえて』の続編である。今回も社長の石井をはじめ、コピーライターの杉山、アートディレクターの村崎、アルバイトの猪熊や知り合いのデザイナーらが登場するが、中心に据えられるのは杉山である。
いまだに倒産寸前の零細プロダクション「ユニバーサル広告社」に大仕事が舞いこんだ。ところが、その中身は幼稚園のクラスのような名前ながら、ヤクザ「小鳩組」のイメージアップ戦略、というとんでもない代物。
担当するハメになった、本書での主人公、アル中でバツイチの杉山のもとには、さらに離婚した妻が連れて行った小学2年の愛娘・早苗まで転がりこんでくる。家庭問題をも抱えながら、杉山の会社、仕事に対しての、そして愛娘・早苗に対しての涙ぐましい奮闘ぶりが、たっぷり笑わせ、そしてしみじみ泣かせてくれる。
これまでに荻原浩の諸作品を何冊か読んできたが、どの作品でも何かに「奮闘する」主人公が登場して、笑わせながらもほろっとさせてくれる。ユーモア小説でありながら人情小説。そんなところが彼の人気の秘密なのだろう。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.6
(5pt)

爽やかな気持ちになれる佳作

作品に登場する「ユニバーサル広告社」の面々や、主人公である「杉山」の家族は、「オロロ畑でつかまえて」でも登場していた面々で、本作品では「オロロ」では、ちょっとしかスポットが当たらなかった何名かの人物にさらにスポットが当たり、そのキャラクターが明らかになっていきます。
作品の魅力の一つは、その登場人物なので、「オロロ畑でつかまえて」を読んでから、この作品を読めば、時系列的にも、いっそう楽しめるのでは。と思いました。
登場人物の今後をさらに読みたくなる。そう思わされる一冊です。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.5
(4pt)

人間らしさ

零細企業のユニバーサル広告社が請け負ったのは、暴力団・小鳩組のイメージアップの仕事。暴力団ということで、大っぴらにメディアを使ってのイメージアップは難しいが、主人公の杉山を始めとするユニバーサル広告社はそこをどう乗り切るか。とにかく、登場人物に魅力がある。暴力団の面々も恐いだけではなく、ドジな一面を見せたり、健康の事で悩んだりと、ごく普通の人間らしさを表に出す。そして読みやすい文章と、切れ味鋭いユーモア。何度も笑ってしまった。また、暴力団との仕事だけではなく、そこに別れた妻や娘なども加わり、元・父親としての杉山の難しい立場も描かれる。単に楽しいだけではなく、爽やかで優しい気持ちにもなれる、良作だ。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.4
(4pt)

ユーモアの中に、すてきな人間ドラマが・・・

ユニバーサル広告社は社長の石井、社員の杉山、村崎、猪熊など個性豊かな人ばかり。暴力団からの仕事の依頼を無事こなせるのか?難問は山積みだ。杉山も、自分個人の悩みを抱えながら奮闘する。「小鳩組」を売り込む最善の方法は?小鳩組の組員に脅されながらの日々。だがラストに杉山は思う。「俺と同じだ。不安と臆病を抱えて生きている者同士だ。」怖そうに見える組員も、実は自分と同じ人間なのだと。人はそれぞれ生きている環境が違う。だがそれぞれの環境の中で、一生懸命に生きていこうとする姿は同じなのだ。ユーモアあふれる作品の中にすてきな人間ドラマをちりばめた、とても楽しい作品だった。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.3
(5pt)

眠れなかった

おもしろいから,ずっと笑わしてくれて泣かしてくれるから,途中で手を離すことができなくなります。荻原浩はストーリーをひねるタイプではなく,ひたすら人物造形を作り込むことで読者を引き込みます。そのさじ加減の高度さといったら,嘆息ものです。結局,朝5時でした。寝たの。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.2
(5pt)

おかしくて、やがて悲しき・・・

 ユーモア小説、なのだそうです。確かに、やくざの「小鳩組」のCIのために奔走する超弱小広告代理店という無茶苦茶な設定。そのこじゃれたセリフ回しには思わず頬が緩みますし、「そんなバカな!」と言わずにはいられない意外な話の展開が続きます。 けれど別れた妻と小学生の娘との交流に、私には泣けました。ラスト、地域のマラソン大会で「お仕事」としては既に所期の目的を果たした後も走り続ける父親と、沿道から無邪気に声援を送る娘。。。 涙腺のゆるい同類の方、油断してかかるとひどい目に会うかも知れませんよ。
なかよし小鳩組 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組 (集英社文庫)より
4087475573
No.1
(5pt)

ユーモア小説では最高ランク

小鳩組はヤクザの組。題名だけでは幼稚園の話と勘違いしてしまう。しかし、初めから終わりまで、ブラックを含むユーモア満載!絶対、損はしない本。ハッキリ言って面白い!
なかよし小鳩組 Amazon書評・レビュー: なかよし小鳩組より
4087752429