末枯れの花守り
評判
末枯れの花守りの評価:
4.46/5点 レビュー 13件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21〜24 2/2ページ
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末枯れの花守りの評価:
4.46/5点 レビュー 13件。 B ランク
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確か「曼珠沙華」の話の回で、ちょうど、この話のサイドストーリーの、
青葉時実の主人の、何処とも知れぬ場所に住まう、
滅びの帝、日照間と、その妻、朧の悲劇の話が出てきた頃だった気がします。
しかし、その後、その雑誌が廃刊になってしまい、
ずっと続きが気になっていました。妖しくも美しい世界が
描かれている物語です。永世姫・常世姫という名前も、雅で素敵ですし、
日照間と朧の話も魅力的だと思います。
「朝顔」と「寒牡丹」と「山百合」では、それぞれの花が象徴する
要素を内包した三人の女性達が登場します。私は「寒牡丹」の話が
最も印象的でした。その回の主人公の、勝気で牡丹が好きな少女には、
あまり感情移入する事はなかったのですが、彼女と、時実の部下の
五郎とのやり取りが面白いです。それに、遊郭の花形だった、
美しき二人の女性が登場したりして、一番、能や歌舞伎を
思わせる場面が多く、華やかな話だったような気がします。
「山百合」の、百合依という少女が登場する話は、
話の始まり方が、とても面白いと思いました。
かなり切なさを感じる話でした。百合依のような人は、
多いんじゃないでしょうか? それから、私も空木の花は好きです。
だから、いい花として取り上げられていて良かったです。
この漢字の名前も好きですし。
また、確かに、妖しく美しく幻想的なだけ
ではなく、考えさせられる物語でもあると思います。
菅浩江氏は、京都出身だそうで、だから、こんな情感ある話が
書けたのかな?と思いました。ただ、時実と日照間と朧の過去については、
まだ謎も多く、そこはかなり気になりました。