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(短編集)

誰もいない夜に咲く



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【この小説が収録されている参考書籍】
誰もいない夜に咲く (角川文庫)

誰もいない夜に咲くの評価: 3.97/5点 レビュー 35件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 1~20 1/2ページ
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No.24:
(4pt)

期待通り

期待通りでした
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No.23:
(5pt)

悲しくも映る女の性を冷めた目線で描いた短編集

「ホテルローヤル」を読んで以来の桜木紫乃作品だったが、当方も主人公達の哀愁に心を寄せらる歳になり、流れるように書き進む文体にも魅せられた。
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No.22:
(5pt)

社会の片隅の日の当たらない人へのまなざし

短編集だけど一作一作にすごい物語があり、良い意味で疲れるほど。
北海道を舞台に、どちらかというと陽の当たらない暮らしをしている人や、社会の片隅で荒んだ心を持て余しながら生きている人が主人公。
世間的にはドロップアウトしていたり犯罪に手を染めたりしている人間を、作者の目線は甘すぎず、でも突き放さずに捉え読者に届ける。だから読んでいて、暗い気持ちにはなるものの、つい主人公に寄り添いたくなる。 みんな絶望や諦念を抱えながらも必死でもがいている。そして自分の力で少し何かを変える。美文と共にそこに惹きつけられた。
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No.21:
(5pt)

誰もいない夜に咲く

桜木紫乃さんは、一番好きな作家です
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No.20:
(5pt)

北の大地に生きる強く逞しい女達の浮き沈みある人生模様を描く桜木紫乃さんの傑作短編集。

桜木さんの描くヒロイン達はみんな迷いがなくきっぱりとしていますよね。自らの下した決断に責任を取り後悔せずに今を懸命に生きている男以上の力強さを感じます。みんな十分に聡明で賢いのにどうして自堕落な甲斐性の無い男達に惚れるのかは謎ですが、まあ生まれついての性分なのでしょうね。本書を読んで心に思い浮かんだ2つの歌詞を書きますね。前川清「そして神戸」誰かうまい嘘のつける相手捜すのよ、さだまさし「向い風」倖せの形くらい私に決めさせて

『波に咲く』我愛爾、愛してる、国だけで性格を一括りにすべきではないと思います。『海へ』健次郎は自由への手切れ金と考えよう。加藤さんは少し気の毒ですね。『プリズム』やがて記憶が戻り現実が重く圧し掛かってくるでしょう。『フィナーレ』勇気を出せば二人の復縁も有り得るかも知れませんね。『風の女』自らの運命を悟った姉は妹の幸せを願って全てを仕組んだのかも知れませんね。『絹日和』最低の男と死の一歩手前で別れられてよかった。彼の潔さだけは褒めてあげるべきでしょう。『根無草』嘘も方便。古賀の遺した金で母娘二人お幸せにね。
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No.19:
(5pt)

辛くたって明日はある

単行本 「恋肌」に加筆・修正し、未発表作品「風の女」を加えて改題した短編集。
 中国人農業研修の形で「嫁を買った」という酪農家の母、不倫の果てに死体を遺棄する女、知り合いの借金のかたに妻とセックスさせる男など、嘆息するような底辺社会が描かれる。デパートのフェアで繰り広げられるような憧れの北海道ではなく、これが北海道なのだと作者は渾身の力で描き出す。
 いやなことも辛いことも含めて、明日が続いていくことをありのままに受け止める決意が浮かび上がる。
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No.18:
(4pt)

人は悲しいけど、それでも生きていく

この作家を際立たせている一つとして、性描写は切り離せない。
ただ、この作家が真に表現したいことはそれではない。
男女が寄り添えば、息を吸うように自然なことだから。
焦点はもっと深いところにある。
日の当らない裏通りで、ひっそりと這いつくばり身幅で生きる男女に
桜木氏はいつも優しい眼差しを向ける。
エリートのハンサムな人生は小説にならない。
裸足で生きる人間は、ひとつひとつの感情の温度が高い。
裸足で生きる我々は人生の喜怒哀楽を味わい尽くせるのではないか、
人生を終える時、苦しくても悲しくても、よく生きたと思えるのではないか。
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No.17:
(4pt)

決して真似できない

自分の人生では決して交わることのないような女性たちが桜木紫乃の作品にはいつも描かれていますがこの作品も例外ではありません。でもそれがとてもリアルで売れたいがためのうわべだけの話とは全く違いいつもそれは魅力的でいつのまにか惹きこまれます。
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No.16:
(4pt)

素晴らしい文章表現

私にとっては、三冊目の本になる。
言うまでもないが、流石直木賞作家である。
文章表現が素晴らしい、徹底的に取材したのだろうし、その感性が凄い。
相当の書物を読み漁らないとこのような文は書けるものではなかろう。
薄幸な底辺で生きる女性を描いた短編集である。
虚しい侘しい決して明るくはない情感が心に沁みる・
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No.15:
(4pt)

読みやすい

久しぶりの一気読みでした。それぞれの主人公の人生に引き込まれます。
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No.14:
(4pt)

寒い季節には?

直木賞を受賞した『ホテル ローヤル』に魅せられて購入しました。
覚悟はしていましたが、またまた辛すぎる環境の中でしか生きられない主人公たちの心に身を寄せて読み進めました。
何よりストーリー展開と彼女の個性と思われる詩的な表現に、今回も圧倒されました。
寂寥感と虚無感が、どの短編に流れます。
舞台が北海道ということで、寒い冬に読むには余計に心に沁みることでしよう。

さて、次は何を読みましょうかね?
映画化されて公開が待たれる『起終点駅 ターミナル』を狙っています。
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No.13:
(5pt)

誰もいない夜に咲く

タイトルに魅かれての読んでみたいなでありました。
でも「誰もいない夜に咲く」はタイトルのみ。
収録されているのは「波に咲く」「海へ」「プリズム」
「フィナーレ」「風の女」「絹日和」「根無草」の7編。

トップの「波に咲く」は裏表紙にも解説されていて
すごく面白いのかと思いきやそれ程でもなくて
(多分好みのせいなのでしょう)ここでストップしてしまい
ました。しばらくして再び読み始めました。

「海へ」の千鶴のあだ名はマグロ・・・やる気のない投げやりな
日常。それでも好きだと思ってる男の為にはお金の為には
稼ぐしかない。気前のいいカモみたいな男の正体が実に興味深く
ここからガゼン桜木紫乃ワールドにはまり込みました。
「プリズム」の殺人。「フィナーレ」のストリップが好きという
桜木さんの観察力バツグン。終わり方もよく出来ていていい意味での
余韻あり。「風の女」のいわく言い難いフクザツなる女の心情。
「絹日和」は途中うまくいくのかなってちょっとハラハラ。
「根無草」こちらが一番好きかな。伏線あり。どんでん返し的あり。
色々あっても。最後はそれなりに。どの主人公もクセがあり
暗っぽくても芯は強くて。北海道に住んだことないけど
風土的なものをすごく感じます。それがとってもいいなとおもいます。

そうして川本三郎氏の「解説」が適格ですばらしい。
ナルホド、ナルホド・・読ませていただきました。
ありがとうございました。
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No.12:
(5pt)

満足しています。

迅速・丁寧な対応に感謝しております。機会がありましたら、また、利用したいと思います。
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No.11:
(4pt)

ホテルローヤルほどは

ホテルローヤルがとても良かったので、他の作品も読んでみたくなり、購入しました。
桜木さんの小説は、北海道が舞台ということもあって、身近に感じていますが、この小説に書かれているほど、暗い土地ではないように思いますが、どうでしょうか?
ホテルローヤルも暗いですが、時系列を操作した見事な構成に引き込まれたこともあって、楽しめましたが、ちょっとこの作品は、私には暗すぎました。
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No.10:
(5pt)

人間の描き方がうまい。

荒涼とした北海道の風景と人間描写は秀逸。
桜木紫乃さんの女性の描き方が、すっきりとして、私は好きです。
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No.9:
(5pt)

北海道の各地が舞台に描かれた、作者のあたたかい目線がうれしい短編集。

桜木紫乃さんが描く、北海道を舞台とした短編集。
7つの短編に描かれている男女、どの人物も決定的に悪者もなく、成功者でもなく、地道にそれぞれの生き方をしている。
そんな一般市井の人々の中で起こる、ほんの小さな出来事が、とても大事な大切なものとして作者が描いていることが、とても嬉しい。
華やかで脚光を浴びる、人々の羨望の的のような人ではなく、すぐ隣にいるような人、地味に生きている普通の人に、作者のあたたかい目線があるだけでも、世の中捨てたもんじゃないと思わせる。
文庫で読みましたが、解説の川本三郎さんの1文もまたいい。
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No.8:
(4pt)

したたかに生きる女たち

文章の上手さに感嘆。描写力もたけていて、文中にぐいぐいと引き込まれ、あっという間に読みきった。
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No.7:
(5pt)

解き放たれる

「誰もいない夜に咲く」(桜木紫乃)[Kindle版]を読んだ。たっぷりと水分を内に含んだ真綿の布団を掛けて眠っている時に見る夢はきっとこんな感じに違いない。決して悪夢ではないのだけれど、それにしても重たい。ただし、どの物語も読み終わる瞬間にフワッと解き放たれる快感があるのも事実。
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No.6:
(5pt)

哀愁漂う。

地域の風景が思い出される。その中で繰り広げられる人間模様、
誰もが、何かを感じるはず。
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No.5:
(5pt)

逞しく生きる女達

湿度の少ない北海道の風土からうまれた女性作家だと思います。一貫して、小説に登場する女性が、あっけらかんとして生きる逞しさと潔さに道産子の私は共感しています。厳しい自然、恵まれない生い立ちの中で、健気に生きようとする女性と北海道のダイナミックな風景描写が調和して、透明で美しい色彩を感じさせてくれます。シンプルな文体で綴るこの作家の描く世界に、真っすぐに生きることへの希望を感じました。私も詩に魅了させられたゴールデンボンバーファンです。
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