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ぶたぶた日記
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ぶたぶた日記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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短編集で空き時間に読むには良い | ||||
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やはり、矢崎存美先生の作品は最高です。 | ||||
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アミの会(仮)のサイン会で席上に目印の如くぶたさんのぬいぐるみを見つけて、ああ、この人は(ぶたさんがついているから)いいや、と(企業面接に保護者同伴のようなフラグを感じ)避けました。 徳間書店から既に何作か出た後の光文社発再開後の作品で、途中からでいいのかと手に取るか悩みましたが読み始めました。 内容は、サイトで日記公開、この受講でのドタバタ劇でしたが原稿用紙○枚分なんて構えずにツイッターのような一文を続けることを選んで欲しかったです(当時から日記などはその程度だったはずです)。そこは時代の古さか、書籍化まで見据え出版社事情をも加味したものだったのでしょうか。原稿用紙換算まで息巻く意欲は何だったのか。枚数が問題なら年単位でも良いはずなのに気になりました。 よかった点は、単にぶたぶたさんが一癖ある受講者を救う、という話でなく、ラスト、ぶたぶたさん自身が困難を潜り抜けた当事者である点が(詰め込みながら)示され、各エピソードに裏付けを与えたことに意義があると思っています。 登場人物が、ぶたぶたさんを見て、あっさり納得する、あるいは参る、優しい作風だな、と思ったら担当さんが同じでしたか。大事にしてあげてください。 | ||||
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ぶたぶたさん7作目読了しました。 今回のぶたぶたさんの舞台はエッセイ教室。 それぞれがぶたぶたさんを見て驚いたり、癒されたり。 特に最後の話がよかったです。 いろいろひどい目にあったぶたぶたさんを想像して しまいます(「化け物」と言われたり、燃えたり)。 可愛いと言われる一方で苦労があるという事が伺えます。 ますますぶたぶたさんのファンになりました。 | ||||
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ぶたぶたシリーズの光文社文庫第1弾。文庫書き下ろし。 生きているブタのぬいぐるみ(中身オジサン)のぶたぶたが、エッセイ講座に通うお話し。その講座に参加している人達(講師含む)6人分の短編集的構成。 中でも一番の年長である児玉修を主人公とする「紅茶好きの苦悩」は、ファンタジーだからソフトに出来た話しだと思う。全編人間模様が描かれているが、この話しは2度読んだ。私はその年齢ではないのだが、考えさせられた。最後の「今までで一番怖かったこと」も、ゾクリとさせられる話しだ。 全体的にぶたぶたらしさそのままに、少し角度を変えた話作りになっていて面白く読めた。しかし一番興味深かったのは、作中に登場するぶたぶたのエッセイ原稿を通じて、ぶたぶたの日常がかいま見ることが出来るところ。パワフルな義母の登喜子さんとか、子供との生活とか。ぶたぶたについての疑問を、少なからず解消できるのではないだろうか。 | ||||
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それがぶたぶたさん。見かけも中年男性だったらいろいろと絡めないことも多いけど、ぶたのぬいぐるみだと、つい心をゆるしちゃいますよね。深く考えず、心ですんなり受け止めて欲しい日常ファンタジーでした。 | ||||
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山崎ぶたぶたは、普通の日常生活を送っているぬいぐるみ?かつ人格者だ。仕事もするし、ビールも飲む。文章も上手だ。それは直接出会った人でしか、確認出来ない。たとえテレビやビデオ出演したとしても、ぬいぐるみのショーだと思われるだけだ。写真を撮っても、普通のぬいぐるみにしか見えない。 本書中の「紅茶好きの苦悩」では、ぶたぶたがぬいぐるみである事が、家族を警戒させる。主人がぶたぶたの事を話すと、家族に認知症だと思われてしまうのだ。最後は精神科受診まで勧められるのは傑作だ。 こんなぶたぶたは、本当の紳士なのだ。 他人に対して、深い思い遣りを示す。 まさに癒し系だ。 著者の話題は、精神科関連の内容に言及する事が多々ある。 著者は精神医学や心理学にも造詣が深い。 また本書では、作家の苦悩を、ぶたぶたを通して、 ひそかに表出しているのかも知れない。 | ||||
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ぶたぶたさんは、ひょんなことからエッセイの講座に通うことになります。 そこで出会った人々との交流が丁寧に書かれてます。 うまく行っている人は少なくて、みんな悩んで、つまずいている。 でもなぜかぶたぶたさんが関わると幸せに感じてしまうのです。 寒い今の時期こそ、読んで心から暖まってください。 ぶたぶたさん・・・大好きです。 | ||||
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主人公の名前は山崎ぶたぶた。渋い声の中年で可愛い妻と娘2人がおり、家庭を大切にし、人に誠実で懐が深い、今時珍しいほどの理想的な男性だ。彼の容姿が桜色のぶたのぬいぐるみ(大きさはバレーボールくらい、黒ビーズの点目、そっくり返った耳、突き出た鼻。手足の先と耳の内側には濃いピンクのベルベットが貼ってある)でなければ、思わず惚れてしまってもおかしくはない。人々はその外見に様々な反応を示し、ぎゅっと抱きしめたい気分に捕らわれながら、その中身に対して敬意を払う。 ちょっと疲れた時などは必読のこのシリーズ、オススメです。 なんかこう癒されるのだ。 ぶたのぬいぐるみという容姿にももちろんだけど、きっとぶたぶたさんの人柄に。 | ||||
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やっと、帰ってきた「山崎ぶたぶたさん」今回も、とても楽しく読めました。私の近くにも、ぜひ、1匹?いや、1人ほしいです。 声は、落ち着いた中年のおじさんなのに、とてもラブリーな愛嬌のある姿で、周りの人を幸せにしていき、まわりから幸せにしてもらっているぬいぐるみ。 今までの作品にはなかった、「ぶたぶたさん」の本当の生活や心の奥底にある心理が見えてきます。 また「山崎ぶたぶた」さんが、でてくるのを待ってまーす。 | ||||
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かわいらしい外見。ピンクのぶたのぬいぐるみ。 なぜ歩いてるの?なぜ喋ってるの?なぜおっさんなの?! そんな読者の疑問の声を無視して物語は突っ走る。 いくつか読んだぶたぶたシリーズでこの『ぶたぶた日記』が一番面白かった。前向きな姿勢。優しくて謙虚で、人懐っこい…。 一見、人からねたまれそうなほど人間として大切なもの・正しいものを手に入れているぶたぶた。 それでもぬいぐるみの姿だから嫌味がないのか? …と思っていたらそんな考えが覆される本編最後のお話『今までで一番怖かったこと』 ほんわか癒し系の内容が続いた最後にこの話を持ってくるとは…。 ぶたぶたがどうしてこんなに優しくて、人懐っこくて、謙虚で、明るい のかがわかる。 多くの悪意とそれと同じだけかそれ以上の善意に挟まれながら生きているぶたぶたを知ったら、少し元気が出て前向きになれた。 本当に明るく頑張っている人は、本当に辛くて、苦しくて、キツイことを経験して、他人の手を借りながらもそれを乗り越えた人なんだと思った。 | ||||
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『ぶたぶた』は慢性中毒になる。 もう何年も異なる展開で色々なぶたぶたが登場したが、読んでいる時は何の疑問も感じず一気に読めて「今回も大満足」。 いつも爽やかで、汚れていたり落ち込んだ気持ちを浄化するパワーがぶたぶたにはある。 『火星年代記』のようにその素性が各本に散らばり、『ポーの一族』のようにこれは独身のころ? という話がときどき登場し今回も前の話と違う?があるのに、そんなことなど気にならないところがなんともすごい。 本だけにおさまらずショコラ(ぶたぶたさんのぬいぐるみ)が欲しくなる読者もいれば、これがかなり多いようで 本物?はMサイズと作者まで公言。 ひとたび読んでしまうと年に一度は新刊がでているか必ずチェック。 買ったら最後、あなたも『ぶたぶた』から離れられません。 | ||||
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カルチャースクールで出会ったのは六人目受講生・ピンクの可愛らしいぶたのぬいぐるみ。 誰かの忘れ物かと思っていたら動きだし話し始め「山崎ぶたぶた」と渋い声で名乗る立派な中年男。 最初は自分の目を疑い驚いていた講師や受講生たちもこの愛くるしい「ぶたぶた」とお茶や酒を飲み交わすうち、いや「ぶたぶた」を見ているうちに自分の中に抱えていた悩みをポツポツと語り始めいつしか心が軽くなっていく・・・何とも癒される1冊です。 色々な書評サイトで評価の高かった「ぶたぶた」、でも動くぬいぐるみのお話でしょ?ファンタジーなんでしょ?となかなか手にとることがなかったのですが大きな間違いでした。 確かに動くぬいぐるみでありファンタジーでもあるのですがそれだけに収まらないのです。 「人」に対して自分の悩みを打ち明けたり相談したり泣いたりするのは大人になってくるとなかなかその相手がいなく、また素直に言葉にならないものだと思います。 でも、もし目の前に全てを受け入れてくれそうな点目のぬいぐるみ山崎ぶたぶた氏がいたとしたら? おそらく誰にも言えない胸のうちをふと口に出してしまうのではないでしょうか。 そしてそれらの悩みに対してぶたぶた氏も決して自分の意見を強要するわけでもなく相談に乗りました!という態度に出るわけでもなく自分のエッセイを見せることで彼らの悩みの解決口をその人自身に見付けさせてくれます。 タイプは全然違うけど奥田英朗氏の精神科医・伊良部先生みたいに何故か自然と心を癒してくれるぶたぶた氏。 読む「薬」としてご家庭に1冊どうぞ。 | ||||
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桜色のぶたぬい、山崎氏をご存じだろうか? 見た目とは不釣り合いなしぶ~い低音と、 可愛らしい容貌と温かい心で関わりあう人を魅了しまくり、 知り合えて本当によかったと思わせるそんな人(ぬい?)なのである。そんな山崎氏が義母(奥さんはれっきとした人間です)の代わりに通うことになったエッセイ講座。 そこで知り合った6人は何かしら問題を抱えているのだが 山崎氏や講座の仲間とふれ合うことにより解決の明かりが見えてくるのである。あっという間の210ページ 心が楽しくなりたいときにお薦めです。 それにしても、 ビーズの目をした桜色のぶたぬいが目の前を歩いていたら 絶対、後をつけちゃいますよ。 | ||||
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ピンク色したぶたのぬいぐるみ、山崎ぶたぶたが活躍するシリーズ。 今回は、「日記エッセイを書こう」というカルチャースクールを受講した人たちが、ぶたぶたと会って言葉を交わすうちに、それぞれが抱えている悩み事を解決するヒントを得たり、問題に立ち向かう勇気をもらったりする話。 しゃべり、歩くピンクのぬいぐるみを見て、最初は点目になって唖然とする受講者たち。でも、自分の悩みを聞いてもらいたくなる雰囲気が、この生きたぬいぐるみのぶだふたにはあるんですね。だからなのかな、本書でのぶたぶたが、人生相談を受けるカウンセラーや牧師さんのようにも見えました。 本書の六つの話。どれも、普通の生活を送っている人たちが、とても普通の生活は送れないはずのぶたぶた(だってまず、注目されるでしょう。ピンクのぶたのぬいぐるみが、その辺をとことこ歩いたり、話したり、ビール飲んだりしてたら、ねえ)と会って話をすることで、心の屈託や鬱々とした気持ちがすーっと晴れていくと、そういうストーリーです。飼っている動物の仕草や表情にふっと気持ちがなごむような、そういうあたたかな温もりを感じました。 ひとつ残念だったのは、ぶたぶたのモデルになったピンクのぶたのぬいぐるみの写真が掲載されていなかったこと。別の出版社から出ている本には、表紙とかにぶたぶたの写真が載っていたのになあ。本の裏表紙の著者近影の下のほうにでも、「山崎ぶたぶた」近影の写真を掲載して欲しかったです。 | ||||
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おー、「ぶたぶた」の最新刊が出ている、と喜びいさんで買ってしまった。しかも期待通り面白かった。楽しく、笑えて、登場人物たちの心が癒される過程にほろっとさせられる。短編の名手が描く6編の日常ファンタジーだ。徳間デュアル文庫の「ぶたぶた」「ぶたぶたの休日」「刑事ぶたぶた」、と単行本の「クリスマスのぶたぶた」に続くシリーズの最新刊。「ぶたぶた」は、バレーボールくらいのぶたのぬいぐるみ。だが、中身は温厚な中年のお父さんで、妻と子供がいる。しかもちゃんと会社にいったりお酒を飲んだり、日常生活になじんでいるのだ。作品では、毎回違う登場人物たちが、のんきで優しいこのぬいぐるみと出会うことで癒されていくすがたがユーモラスに描かれる。彼らはそれぞれに、少しばかりの心の痛みをかかえているのだ。 とはいっても、お説教くささは一切なし。作者はそのへんよく分かっていて、押しつけの人生訓に含まれるトゲをきれいに抜き取ってくれている。しかも現実から目を逸らしていないし、安直な解決も示さない。 ようするに、難しいことを一切考えずに、読み終わって何かを得たような幸せになれるような、そういう連作短編集なのだ。 今回は、ぶたぶたが「エッセイ講座」のカルチャースクールを受講する。受講者は6人。講座を引き受けた少し自信のない若手小説家、上司のセクハラに怒れない内気なOL、引きこもり気味の女子学生、作家を夢見る主婦、リストラされた中年。 それぞれの受講者のぶたぶたとの邂逅が、6話に分けて語られる。 今作では、意外に文章上手なぶたぶたのエッセイが毎回披露されるのが楽しい。さらに通しで読むと、これがちゃんとした文章講座にもなっているのだ。名手の手になる、ささやかな極上の1品。読むとみんなにすすめたくなる。 | ||||
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