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転落者
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転落者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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予定より早く商品が届いて驚きました。 同じ作者の本は今までハヤカワの文庫本とペーパーバックだったのでハードカバーは初めてです。 翻訳もハヤカワの人と違って文体が異なり違和感がぬぐえませんが、ヒラーマンの作品にまた巡り会えて感謝しています。 | ||||
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ナヴァホ族警察シリーズの第12作め。邦訳されたものとしては9冊め(途中未訳あり)。この版元と訳者では初めて。 本作ではリープホーンが警察を引退し、ジム・チーは警部補代理に昇進。物語はリープホーンとチーが別々に追っていた事件がリンクして解決を見るいつものパターン。この事件が引き金になってそれまでも不安定だったチーとジャネット・ピートとの関係が終わり、同時に、新米女性巡査・バーニー・マヌエリトとの新しい恋の予感が示唆される。小説自体の完成度はそこそこで可もなく不可もなくといったところだが、その印象をさらに散漫にしているのが翻訳の違和感。ハヤカワでの大庭訳に慣れていたので、この訳者の平板でメリハリのない訳文では物語に没入できなかった(本書が翻訳デビューだそうです)。チーの特徴である、その若さに似合わぬ生真面目さはこの訳からは伝わってこないし、地の文で、疑問文の?マークの次を一文字分空けずに次のセンテンスを続けるという表記の仕方にも読むリズムを崩されてイライラした。また、版元/訳者が代わっても、シリーズとしての整合性のため(つまりは読者のため)に既訳を踏襲するべきだと思われる固有名詞がいくつかあったのも気になった(津森訳〈ベガイエイ〉→大庭訳〈ベゲイ〉/〈夜明けの少年〉→〈暁の少年〉/〈川が交わる〉→〈落合川〉等)。結論として非常に読みにくく、ある意味今まで築かれてきたシリーズの雰囲気が著しく損なわれたと感じた。大好きなシリーズだけに残念です。 | ||||
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