四畳半神話大系

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評判

四畳半神話大系の評価:

4.10/5点 レビュー 197件。 B ランク

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平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全313件 301〜313 16/16ページ
No.13
(4pt)

彼は私のただ一人の友人であった

凝っている小説だ。バッハの遁走曲のような綿密さを持つ四つの平行した物語。
幻の至宝「薔薇色で有意義なキャンパス」から遠のくばかりの二年間を送り、ふと我に返った三回生である大学生が主人公である。主人公は現実から遁走しかねんばかりの、ぎりぎりの直前で四畳半で踏みとどまっている。四畳半は主人公にとって、仮屋である。
最初の3章のある種のくどさがあるからこそ、4章の孤独感が際立つ。誰もいないのであれば自分すらいなくてもよい。究極の孤高の生活を強いられて、他者の必要を痛感する。もっと広い世界を。
作者の文体の妙味が活きており、ばかばかしくも微笑ましく、涙ぐましく、健気でいじましく、しかも珍しいことに、主人公の恋愛は成就する。友愛も。
二十歳過ぎたむさ苦しい男を誰が抱きしめてやりたいと言われれば、私がしてやりたいと挙手せんばかりに、私からしてみれば主人公達が十二分に可愛いかった。
四畳半神話大系 Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系より
4872339061
No.12
(5pt)

妄想力

これを読み始めて、わたしは電車の中で笑うことに抵抗を覚えなくなった。

同じ設定で、その時々の選択により通る道は違っても、結果として同じ終着点に行き着いたり状況がリンクしていたり。

その点で一般の小説とは異なる面白みがある。

しかし森見さんの麻薬性は、文章自体。

「立腹しすぎて、乱立した腹をよける」とか。

本文は二段組で、森見さんを初めて読む方には、多少の意気込みが必要だろうが文章自体はユーモアに溢れていてよみやすい。

パピルスでの劇団ひとりさんとの対談で、ナイーブさ、妄想力などお二人に通じるところを感じた。

なによりこの人のブログ、小説のまんまの文体でかなりおもしろい。
四畳半神話大系 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系 (角川文庫)より
404387801X
No.11
(5pt)

妄想力

これを読み始めて、わたしは電車の中で笑うことに抵抗を覚えなくなった。

同じ設定で、その時々の選択により通る道は違っても、結果として同じ終着点に行き着いたり状況がリンクしていたり。

その点で一般の小説とは異なる面白みがある。

しかし森見さんの麻薬性は、文章自体。

「立腹しすぎて、乱立した腹をよける」とか。

本文は二段組で、森見さんを初めて読む方には、多少の意気込みが必要だろうが文章自体はユーモアに溢れていてよみやすい。

パピルスでの劇団ひとりさんとの対談で、ナイーブさ、妄想力などお二人に通じるところを感じた。

なによりこの人のブログ、小説のまんまの文体でかなりおもしろい。
四畳半神話大系 Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系より
4872339061
No.10
(5pt)

次回作も期待!

「太陽の塔」に引き続き今回も京都学生ネタですがとても楽しく読むことができました。

もう学生生活から20年近くも経つのに、森見さんの2作品は私をあっという間にその時代に連れて行ってくれる不思議な魔力があります。

最後の最後にわかっていながらまた今回もほろりとさせられてしまいました。

最後の1ページのために積み上げられるストーリー、贅沢な構成に今後を期待してしまいます。
四畳半神話大系 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系 (角川文庫)より
404387801X
No.9
(5pt)

次回作も期待!

「太陽の塔」に引き続き今回も京都学生ネタですがとても楽しく読むことができました。

もう学生生活から20年近くも経つのに、森見さんの2作品は私をあっという間にその時代に連れて行ってくれる不思議な魔力があります。

最後の最後にわかっていながらまた今回もほろりとさせられてしまいました。

最後の1ページのために積み上げられるストーリー、贅沢な構成に今後を期待してしまいます。
四畳半神話大系 Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系より
4872339061
No.8
(5pt)

大学時代の友人にすすめられて読んだ。僕自身、京都で学生生活を送り、
今は就職して京都を離れている為、
個人的なノスタルジーによるところが大きい気もするが、
これは、面白い本ですよ。京都で大学時代を過ごし、
今、京都を離れてる人、必読。
四畳半神話大系 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系 (角川文庫)より
404387801X
No.7
(5pt)

大学時代の友人にすすめられて読んだ。僕自身、京都で学生生活を送り、
今は就職して京都を離れている為、
個人的なノスタルジーによるところが大きい気もするが、
これは、面白い本ですよ。京都で大学時代を過ごし、
今、京都を離れてる人、必読。
四畳半神話大系 Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系より
4872339061
No.6
(4pt)

育ちのよさがにじみ出る逸品

京大生なのにダメ男、というバランス感覚が好もしい。ダメな学生のダメダメな下宿生活が延々と綴られるが、不思議と飽きが来ない。古風な諧謔文学を装った文体の中に、時としてほのかなやさしさがにじみ出ているところもいい。この人には本質的な育ちのよさを伺わせる愛と公平さと謙虚さがあると思う。たいした描写が割かれているわけでもない「明石さん」がかわいい女の子であることがなぜか伝わってくるあたりも巧みだ。
 一見、コピペを駆使した手抜きとしか見えない同工異曲の「ヴァリアント」を並列させているようだが、実はまさにそこにこそ仕掛けがあるのであって、最終章でそれがあきらかになったときには思わず膝を叩いた。それに、終盤のパラレルな四畳半巡りの旅には、「学生であること」をめぐるいろんな寓意を読み取ることも可能で、意外に深いなと感じさせる。
 ただ、事実つい最近まで「学生」であったこの人が、「学生」でなくなったときに何をどう描くのか、という点は気になる。間違いなく実力はある人だと思うので、今後のスタンスの取り方に注視したい。
四畳半神話大系 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系 (角川文庫)より
404387801X
No.5
(4pt)

育ちのよさがにじみ出る逸品

京大生なのにダメ男、というバランス感覚が好もしい。ダメな学生のダメダメな下宿生活が延々と綴られるが、不思議と飽きが来ない。古風な諧謔文学を装った文体の中に、時としてほのかなやさしさがにじみ出ているところもいい。この人には本質的な育ちのよさを伺わせる愛と公平さと謙虚さがあると思う。たいした描写が割かれているわけでもない「明石さん」がかわいい女の子であることがなぜか伝わってくるあたりも巧みだ。
 一見、コピペを駆使した手抜きとしか見えない同工異曲の「ヴァリアント」を並列させているようだが、実はまさにそこにこそ仕掛けがあるのであって、最終章でそれがあきらかになったときには思わず膝を叩いた。それに、終盤のパラレルな四畳半巡りの旅には、「学生であること」をめぐるいろんな寓意を読み取ることも可能で、意外に深いなと感じさせる。
 ただ、事実つい最近まで「学生」であったこの人が、「学生」でなくなったときに何をどう描くのか、という点は気になる。間違いなく実力はある人だと思うので、今後のスタンスの取り方に注視したい。
四畳半神話大系 Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系より
4872339061
No.4
(4pt)

2度とない日々を

山上たつひこの傑作まんが『喜劇新思想体系』と遠く響き合う個性的な作品である。作者の母校京都大学、京都が舞台。
文体のリズムが良く、リフレインされる、「人生の定めとも言うべき」口上のパターンが時に五月蠅く感じられるものの、作者の狙いはそこにこそあるのだ。
主人公は大学生活を始めるに当たって、4つのクラブに入る選択肢を持ってるが、一度の学生生活ゆえにそのうちの一つしか選ぶことは出来ない。それら4つのあり得た学生生活をそれぞれ描いているが(パラレル・ワールド風)、どのクラブに入っても常に他の3つのクラブに入っていればなあと悔いる。
そこにはバラ色の学生生活があるかに思われてくるのだ。
しかし、いずれのクラブを選んでも代わり映えはしない。いや、大きく変わると言えば変わってしまうのだが、いずれも不本意なのだ。つまり、不本意である(本当の自分はこうではない)という思いを抱く点において代わり映えしないのだ。
あとは読んでいただくとして、しかし以上のごとき作品ながら陰惨ではない。軽重いずれにしろ学生時代を悔いる人に、読後は苦い、しかし切ない笑いを抱かせ、少々元気も出て来るという、最近珍しい味のある小説だ。それにしても(小生も学生時代を彼地で送ったが)京都は田舎だナー。
四畳半神話大系 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系 (角川文庫)より
404387801X
No.3
(4pt)

2度とない日々を

山上たつひこの傑作まんが『喜劇新思想体系』と遠く響き合う個性的な作品である。作者の母校京都大学、京都が舞台。
文体のリズムが良く、リフレインされる、「人生の定めとも言うべき」口上のパターンが時に五月蠅く感じられるものの、作者の狙いはそこにこそあるのだ。
主人公は大学生活を始めるに当たって、4つのクラブに入る選択肢を持ってるが、一度の学生生活ゆえにそのうちの一つしか選ぶことは出来ない。それら4つのあり得た学生生活をそれぞれ描いているが(パラレル・ワールド風)、どのクラブに入っても常に他の3つのクラブに入っていればなあと悔いる。
そこにはバラ色の学生生活があるかに思われてくるのだ。
しかし、いずれのクラブを選んでも代わり映えはしない。いや、大きく変わると言えば変わってしまうのだが、いずれも不本意なのだ。つまり、不本意である(本当の自分はこうではない)という思いを抱く点において代わり映えしないのだ。
あとは読んでいただくとして、しかし以上のごとき作品ながら陰惨ではない。軽重いずれにしろ学生時代を悔いる人に、読後は苦い、しかし切ない笑いを抱かせ、少々元気も出て来るという、最近珍しい味のある小説だ。それにしても(小生も学生時代を彼地で送ったが)京都は田舎だナー。
四畳半神話大系 Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系より
4872339061
No.2
(4pt)

なるほど。

おもしろかったです。4つの話があって、登場人物や出てくる物は同じで、結末も同じ。主人公がどんな選択をしたか?で少しずつ話が変わっている。ひねくれた大学生の妄想は、ちょっとひきつつも共感してしまいました。最後まで読めば、あっなるほど。と、にやりと笑ってしまう、そんなお話でした。
四畳半神話大系 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系 (角川文庫)より
404387801X
No.1
(4pt)

なるほど。

おもしろかったです。4つの話があって、登場人物や出てくる物は同じで、結末も同じ。主人公がどんな選択をしたか?で少しずつ話が変わっている。ひねくれた大学生の妄想は、ちょっとひきつつも共感してしまいました。最後まで読めば、あっなるほど。と、にやりと笑ってしまう、そんなお話でした。
四畳半神話大系 Amazon書評・レビュー: 四畳半神話大系より
4872339061