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危険な文通



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【この小説が収録されている参考書籍】
危険な文通 (1972年)

危険な文通の評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

なんという事もない娯楽小説でしたが、この手の読み物を人生の糧にしている私みたいな輩には、作者が誰であれ、面白く納得した小説

ある雑誌の編集者が、経営者と険悪になり・・・というお話。

全編が書簡形式で話が進み、主人公の女性遍歴や会社の社長や他の社員、借りている部屋の家主等との往復書簡形式で話しが進む作品でした。

この手のペーパーバックの作品例に漏れず、読んでいる間は滅法面白いですが、読んでも人格が向上したり、人生が変わったりしない、単なる消閑小説の王道を如く堂々たる娯楽小説でした。

ローレンス・ブロック氏と言えばかのマット・スカダー・シリーズやバーニー・ローデンバー・シリーズで著名ですが、その氏が名前が売れる前の修業時代(多分)に書いていたらしい、軽いコンゲームか詐欺ネタっぽい推理小説がこれらしいです。この手の物が翻訳される事自体(少なくとも日本では)あまり例がないと思いますが、そういう希少価値以外でも、単なる読み物としても結構良く出来ていて、読む価値のある推理小説になっていると思います。

こういう作品で十分な文学修行を積んだおかげでこの後に偉大な作品を書くスキルが身についたとしたら、やはり、元々持っていたポテンシャルと努力の結晶でああいう高名な作家になったのだな、と納得した次第です。

と、書いておいてなんですが、もしかしたら同名異人の別の作家の人の作品かもしれないので、その場合、上記に書き込んだ事が全て無効になるので、その際はすいません、と一応謝っておきます(ネットで検索してもイマイチ素性が判明しなかったもので)。

という訳で、なんという事もない娯楽小説でしたが、この手の読み物を人生の糧にしている私みたいな輩には、作者が誰であれ、面白く納得した小説でした。機会があったら是非ご一読を。
危険な文通 (1972年)Amazon書評・レビュー:危険な文通 (1972年)より
B000J95E3K

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