(短編集)

謎解きはディナーのあとで2

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

謎解きはディナーのあとで2の評価:

3.53/5点 レビュー 74件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全144件 101〜120 6/8ページ
No.44
(3pt)

前作よりは良いかな。

まず、前作より良かった点は、中村佑介さんのイラストが前作よりふんだんに使われている点。
この点は、かなり良いと思います。
エピソードによっては良いものも見受けられた。

悪かった点は、安楽椅子探偵が×××(あえて伏せますが)すること。
これだと、売りのひとつが無くなってしまう。
何がディナーのあとで…ってことになりかねない。
この点は、要注意ですね。

今回は☆3つ。
そして、ここまで読んでくると中編もしくは長編を読んでみたい気がします。
東川先生、是非お願いします。
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709
No.43
(3pt)

前作よりは良いかな。

まず、前作より良かった点は、中村佑介さんのイラストが前作よりふんだんに使われている点。
この点は、かなり良いと思います。
エピソードによっては良いものも見受けられた。

悪かった点は、安楽椅子探偵が×××(あえて伏せますが)すること。
これだと、売りのひとつが無くなってしまう。
何がディナーのあとで…ってことになりかねない。
この点は、要注意ですね。

今回は☆3つ。
そして、ここまで読んでくると中編もしくは長編を読んでみたい気がします。
東川先生、是非お願いします。
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.42
(5pt)

面白過ぎる

テレビドラマ化された小説であり注目していたが、1に続いて非常に楽しく読むことができた。ユーモアミステリーという分野はこれまであまり知らなかったが、実に軽快であっという間に読み終えてしまった。これからも期待できる作家だと思う。
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709
No.41
(5pt)

面白過ぎる

テレビドラマ化された小説であり注目していたが、1に続いて非常に楽しく読むことができた。ユーモアミステリーという分野はこれまであまり知らなかったが、実に軽快であっという間に読み終えてしまった。これからも期待できる作家だと思う。
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.40
(4pt)

新鮮味は薄れたもののエンターテイメント系謎解き健在

お嬢様と毒舌執事のコンビで事件を解決していく小説の2作目

この作者は、1作目が本屋大賞&ミリオンセラーになり
軽い語り口とウィットに富んだストーリー運びに特徴があります。

6作載っているのですが、5作までが、きららの連載から
しらなかったのですがカバーなどの絵もきららの連載で
使っていたものだそうです。
6作の内容は
・アリバイの不自然さに毒舌執事が気づいてしまう「アリバイをご所望でございますか」
・なぜか殺人に帽子を使う不自然さ「殺しの際は帽子をお忘れ無く」
・一作目同様、パーティ中に殺害が起こる「殺意のパーティにようこそ」
・クリスマス、雪降る殺害現場に犯人の足跡がない「聖なる夜に密室はいかが」
・第一発見者ですら見間違ってしまうことがカギの「髪は殺人犯の命でございます」
・偉大な画家の殺害に逃走経路がわからない「完全な密室などございません」
(唯一の書き下ろし)
が掲載されています。

 執事の毒舌も2作目にもなるとなんとなく慣れ、自然にイヤミな
ボンボン上司も新鮮味が薄れてきました。50ページで1話構成の
この作品、あまり登場人物が増えるとストーリーが薄くなるのは
わかるもののキャラクターの展開は特に感じません。
謎解きもバラエティには富むものの、レベルは前作同様で、目次を
良く読み解くとなんとなく透けて見えてくるのも前作同様です。
ただ、書き下ろしの「完全な密室などございません」は、予想が
ついたものの、そんなオチかいと驚く人(私)と残念に思う人が
出るような内容になっています。

 少し辛口ではあるものの、1話50ページで解決してゆく軽快さ
肩がこらない軽いタッチ、そしてキャラクターがしつこいぐらいに
噛み合っている様は、まるでTV番組の水戸黄門の世界ではあります。
子供にも読みやすく、且つ惹きつけ続けるこの2作目は一作目ほどの
インパクトはないものの良かったと思います。おすすめです
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709
No.39
(4pt)

新鮮味は薄れたもののエンターテイメント系謎解き健在

お嬢様と毒舌執事のコンビで事件を解決していく小説の2作目

この作者は、1作目が本屋大賞&ミリオンセラーになり
軽い語り口とウィットに富んだストーリー運びに特徴があります。

6作載っているのですが、5作までが、きららの連載から
しらなかったのですがカバーなどの絵もきららの連載で
使っていたものだそうです。
6作の内容は
・アリバイの不自然さに毒舌執事が気づいてしまう「アリバイをご所望でございますか」
・なぜか殺人に帽子を使う不自然さ「殺しの際は帽子をお忘れ無く」
・一作目同様、パーティ中に殺害が起こる「殺意のパーティにようこそ」
・クリスマス、雪降る殺害現場に犯人の足跡がない「聖なる夜に密室はいかが」
・第一発見者ですら見間違ってしまうことがカギの「髪は殺人犯の命でございます」
・偉大な画家の殺害に逃走経路がわからない「完全な密室などございません」
(唯一の書き下ろし)
が掲載されています。

 執事の毒舌も2作目にもなるとなんとなく慣れ、自然にイヤミな
ボンボン上司も新鮮味が薄れてきました。50ページで1話構成の
この作品、あまり登場人物が増えるとストーリーが薄くなるのは
わかるもののキャラクターの展開は特に感じません。
謎解きもバラエティには富むものの、レベルは前作同様で、目次を
良く読み解くとなんとなく透けて見えてくるのも前作同様です。
ただ、書き下ろしの「完全な密室などございません」は、予想が
ついたものの、そんなオチかいと驚く人(私)と残念に思う人が
出るような内容になっています。

 少し辛口ではあるものの、1話50ページで解決してゆく軽快さ
肩がこらない軽いタッチ、そしてキャラクターがしつこいぐらいに
噛み合っている様は、まるでTV番組の水戸黄門の世界ではあります。
子供にも読みやすく、且つ惹きつけ続けるこの2作目は一作目ほどの
インパクトはないものの良かったと思います。おすすめです
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.38
(3pt)

エンターテイメントとしては有り

前作にも感じていましたが、トリックにちょっと無理があるというか・・・
雪の日に普通自転車の二人乗りしないよね?とか。
トリックを使いたいが為に無理やりストーリーを作っている感じです。
あと夏希って名前が2ヶ所かぶっているのもどうかと。
ここまで売れたのは正直挿絵の中村さんの力が大きいですね。
前回の方が素直に楽しめた気がします。
悪く書いてしまいましたが、お話としては面白いと思います。
影山の人間らしい所が少し出てきたし、ラストの風祭警部の活躍(?)も意外でした。
3で麗子との関係が進展する事に期待しています。
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709
No.37
(3pt)

エンターテイメントとしては有り

前作にも感じていましたが、トリックにちょっと無理があるというか・・・
雪の日に普通自転車の二人乗りしないよね?とか。
トリックを使いたいが為に無理やりストーリーを作っている感じです。
あと夏希って名前が2ヶ所かぶっているのもどうかと。
ここまで売れたのは正直挿絵の中村さんの力が大きいですね。
前回の方が素直に楽しめた気がします。
悪く書いてしまいましたが、お話としては面白いと思います。
影山の人間らしい所が少し出てきたし、ラストの風祭警部の活躍(?)も意外でした。
3で麗子との関係が進展する事に期待しています。
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.36
(5pt)

ストレス解消

1に続き2も大変面白く読みました。テレビでも観ているせいか、場面が頭に出てきてしまいます。疲れているときに、手軽に読むには最高の娯楽書籍だと思います。
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709
No.35
(5pt)

ストレス解消

1に続き2も大変面白く読みました。テレビでも観ているせいか、場面が頭に出てきてしまいます。疲れているときに、手軽に読むには最高の娯楽書籍だと思います。
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.34
(5pt)

めっちゃ面白かった!!

めっちゃ面白かったです!1に続き、風祭警部のあほさにあきれましたww執事の毒舌は相変わらず話の面白さを引き立てますね(●^o^●)
でも、読んでからテレビを見たら、いまいち面白くなかったです。。。テレビを見ないで読むことをおススメします(^O^)/
話は1よりレベルがアップしたと思うので★★★★★です♪ぜひぜひ読んでみてくださいm(__)m
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709
No.33
(5pt)

めっちゃ面白かった!!

めっちゃ面白かったです!1に続き、風祭警部のあほさにあきれましたww執事の毒舌は相変わらず話の面白さを引き立てますね(●^o^●)
でも、読んでからテレビを見たら、いまいち面白くなかったです。。。テレビを見ないで読むことをおススメします(^O^)/
話は1よりレベルがアップしたと思うので★★★★★です♪ぜひぜひ読んでみてくださいm(__)m
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.32
(3pt)

1の方が…

今回は捻りが多かったかな。

1の方がスピード感があるように思いました。
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709
No.31
(3pt)

もういいです

前作の可哀想なくらいの大酷評。
こういう風にするのは判ります。でも違うんです。こういうことじゃないんです。
また買ってしまった自分が悪い。
テレビの方が面白い。
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709
No.30
(3pt)

1の方が…

今回は捻りが多かったかな。

1の方がスピード感があるように思いました。
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.29
(3pt)

もういいです

前作の可哀想なくらいの大酷評。
こういう風にするのは判ります。でも違うんです。こういうことじゃないんです。
また買ってしまった自分が悪い。
テレビの方が面白い。
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.28
(5pt)

「ミステリのパロディ」であるコメディとして好き

大酷評の嵐だった前巻を読んでみて、私はたいそう気に入りました。
これは単なる手抜きや型どおりなのではなく、実はちゃんと計算された文体で、「本格」と「ユーモア」と「執事もの」という型すべてを、さらにおちょくっている。そんな遊び心の作品ではないのか。

その日に、即、続巻である本書を注文、翌日一気に読み、ますます好きになったので、その理由を書いてみます。

前作は執事の慇懃無礼が、普通の敬語ではなく、敬語とぞんざいさと翻訳調がミックスしたふしぎな言葉遣いで、言葉が立っているのが目を引きました。ただの罵倒ではなく、ひとつひねった「罵倒」のパロディ。これは不用意に「変」なのではなく、わざとした逸脱であって、「型(執事の物語)」への批評(とエール)なのではないでしょうか。

今回はそれがほんの少し普通の人間の発する言葉に近づいていますが、すると今度は、罵倒された瞬間のお嬢様の「引きかた」「コケかた」が類型を脱して、大がかりになっています。作者は大まじめにクールな筆でそれを叙しています。そこがおかしい。

 たとえば車の中で、麗子お嬢様が事件の説明をしたあと。

「お言葉を返すようで恐縮ですが、お嬢様のほうこそ、どこに目ン玉お付けになっていらっしゃるのでございますか」と、普段どおりの丁寧な口調で暴言を吐いた。麗子は思わず後部座席から転がり落ちて、リムジンの硬い床で腰を強打した。前触れなしの暴言には身体が反応し切れない。(130ページ)

 このあとも、「突然の暴言をよけきれなくて」珈琲を噴いたり、とか、お嬢様の漫画的リアクションの描写はさらに精彩をきわめてゆくのですが、すましかえった文体にはめこまれた、ちょっと不思議な言葉遣いとアクションが巧いです。このお嬢様刑事自身も、逆上すると「警部、いったいどこのどいつがそんなふざけた証言をしやがったのですか!」(前巻)と詰問しはじめるキャラで、やはり「(お嬢様の)型」から逸脱した変な言葉遣いに走りますが、これも(ラノベ的天然ではなく)、作者の故意の計算とセンスではないでしょうか。そしてこの言葉の外し方のセンス、正直言って好きです。
 この続巻では、彼女のお嬢様な食生活などの描写(これもパロディ風味)とその言葉・姿勢のおかしさがさらに際立ち、そのため「お嬢様」の型から大幅にはみ出た、かなり抜けている可愛らしさが全開になります。

 お嬢様たちのパーティを描いた第三話には、少し生身でリアルな彼女たちの生活感も出ていて、虚実の塩梅のさじかげんが楽しいです。推理も数学的に綺麗にはまっていると思いますし、帽子の使い方や宝石の色合いなど、女性読者には印象的なネタさばきだと思います。
 そしてこの巻、一番の見どころは、そんな高飛車なお嬢様と無礼な執事のうっすらとした心の接近。
 完璧に頭脳明晰に見えた執事もこの巻では、あちこちとぼけた味を出していて、イブの夜の不審な行動とか、最終話のアクションとかでは、お嬢様に大いに感情移入してしまいます。ことに最後の話ではお嬢様が例によって、逆上のあげく本心を口走っています。
 
 前巻で切り抜き人形のようだった登場人物、つまりダメ・コンビの風祭警部と麗子お嬢様、そして執事、彼らが、本書では生身の存在感を増しており、それがユーモア小説としてのバランスをよくしたと思います。『型』だけでなく、誇張・デフォルメギャグならではの不条理な人物の存在感、たとえばロアルド・ダール作品のような味を感じます。
 犯罪に使われた小道具も壁画密室ふくめてヴィジュアル的ポイントが高く、短編ですから、このくらいパズルとして整理されていれば。

 そしてラストのほうの定番ギャグでは、
「感極まったような表情を麗子に向けながら」「まさに、お嬢様のおっしゃったとおりでございます。確かに、お嬢様の凡庸な閃きなど、誰かに話すほどのものではございません。聞くだけ時間の無駄でございました」と言う執事のセリフに、「驚きのあまりロッキングチェアーごと後方にぶっ倒れ、所狭しと陳列された数々の美術品の類をいっせいになぎ倒し破壊」してしまうお嬢様のリアクション。(255−6ページ)

(ここで、何となく、魔夜峰央の「パタリロ」の静止したギャグ・シーンを思い出します)

 人物の厚みとふたりの通い合う気持ちが出てきたなかでのギャグ、前作とは違うほほえましさもプラスして笑えます。
 よく考えると、ミステリというより、けっきょくはミステリパロディのコメディとして好きなのかもしれません。
 
 


謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.27
(5pt)

あいかわらず「パロディの文体」が可笑しい

大酷評の嵐だった前巻を読んでみて、私はたいそう気に入りました。これは手抜きや型どおりなのではなく、実はちゃんと計算された文体で、本格とユーモアと「執事もの」という型すべてを、さらにおちょくっている。そんな遊び心の作品ではないのか。

その日に、即、続巻である本書を注文、翌日一気に読み、もっと気に入ってしまったので、その理由を書きます。

前作は執事の慇懃無礼が、普通の敬語ではなく、敬語とぞんざいさと翻訳調がミックスした、ふしぎな言葉遣いで、言葉が異様に立っているのが魅力的でした。ただの罵倒ではなく、ひとつひねった「罵倒」のパロディ。これは不用意に「変」なのではなく、わざとした逸脱であって、「型」への批評(とエール)なのではないでしょうか。
今回はそれがほんの少し普通の人間の発する言葉に近づいていますが、逆に、罵倒された瞬間のお嬢様の「引きかた」「コケかた」が類型を脱して、大がかりになりました。しかも作者はクールな頭できっちりそれを叙しています。自分が笑いながらギャグを言ったら、他人は笑えないですが、作者は大まじめに、きちんと重心を落とした文章で、このギャグを書いています。
 たとえば車の中で、麗子お嬢様が事件の説明をしたあと。

「お言葉を返すようで恐縮ですが、お嬢様のほうこそ、どこに目ン玉お付けになっていらっしゃるのでございますか」と、普段どおりの丁寧な口調で暴言を吐いた。麗子は思わず後部座席から転がり落ちて、リムジンの硬い床で腰を強打した。前触れなしの暴言には身体が反応し切れない。(130ページ)

 このあとも、「突然の暴言をよけきれなくて」珈琲を噴いたり、とか、お嬢様の漫画的リアクションの描写はさらに精彩をきわめてゆくのですが、すましかえった文体にはめこまれた、ちょっと不思議な言葉遣いとアクションがたまりません。このお嬢様刑事自身も、逆上すると「警部、いったいどこのどいつがそんなふざけた証言をしやがったのですか!」(前巻)と詰問しはじめるキャラで、やはり「型」から逸脱した変な言葉遣いは(ラノベ的天然ではなく)、作者の計算ではないでしょうか。
またこの続巻では、彼女のお嬢様な食生活などの描写(これもパロディ味がいい)とその言葉のおかしさがさらに浮き彫りにされますが、「お嬢様」と言っても薬師寺涼子とは違う、ちょっと抜けている可愛らしさが全開です。

 お嬢様たちのパーティを描いた第三話には、少し生身でリアルな彼女たちの「高級な生活感」が出ています。このあたり虚実の塩梅がよく楽しいです。推理も数学的にきれいにはまっていると思いますし、帽子の使い方や宝石の色合いなど、女性読者には印象的なネタさばきです。
そして一番の読みどころは、お嬢様と執事のうっすらした心の接近でしょう。
 完璧に頭脳明晰に見えた執事もこの巻では、あちこちとぼけた味を出していて、イブの夜の不審な行動とか、最終話のアクションとかでは、お嬢様に大いに感情移入できるところも。ことに最後の話ではお嬢様が例によって、逆上のあげく本心を口走っています。
 
 この巻では、これまで切り抜き人形ぽかった人物たち、つまりダメダメ・コンビの風祭警部と麗子お嬢様、そして執事、彼らに生身の存在感が増し、それがユーモア小説としてのバランスをよくしたと思います。誇張・デフォルメギャグならではの不条理な人物の存在感、たとえばロアルド・ダール作品のような味を感じます。
 そして犯罪に使われた小道具も壁画密室ふくめてヴィジュアルのポイントが高く、推理も後味に煮え切らないものを残しません。短編ですから、このくらい綺麗に整理されていれば、私にはミステリとして十分です。

 ミステリとしてどうか、という声もあるようですが、泡坂妻夫の『亜愛一郎』シリーズなどと同じくらいのレベルで、あの洒落感と似ている気がします。

 そしてラストのほうの定番ギャグ。「感極まったような表情を麗子に向けながら」「まさに、お嬢様のおっしゃったとおりでございます。確かに、お嬢様の凡庸な閃きなど、誰かに話すほどのものではございません。聞くだけ時間の無駄でございました」と言う執事のセリフに、「驚きのあまりロッキングチェアーごと後方にぶっ倒れ、所狭しと陳列された数々の美術品の類をいっせいになぎ倒し破壊」してしまうお嬢様のリアクション。(255−6ページ)
(何となく、魔夜峰央の「パタリロ」の静止したギャグの味を思い出してしまいます。)
 人物の厚みとふたりの通い合う気持ちが出てきたなかでのこれなので、前作とは違うほほえましさもプラスして笑えます。
 
 


謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.26
(3pt)

叙述トリックとか入れてほしい

なんかどれもあっと驚くようなトリックが無い。コナンとかで見たような推理ばかりです。
まずミステリーといっても犯人がテンプレ過ぎて萎え萎えです。
サスペンス視点で見ても東野圭吾の様なドキドキ感が無いです。
リアリティーに欠けた短編ミステリーのGothでも、叙述トリックはしっかりとしてますし。土 記憶 犬 など、どれも驚愕というエンターテイナーがありました。
私自信が叙述トリックのミステリーしか読まないせいもありますが、
できれば読者を良い意味で裏切る話が見たかったです。
謎解きはディナーのあとで 2 Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2より
4093863164
No.25
(3pt)

まだ全12話。続編に期待したい。

テレビドラマが放映され、注目度の高い作品だろう。
前作に引き続き、本作でも6話収録されている。
令嬢刑事宝生麗子と執事探偵影山のやりとりで謎解きが行われていくスタイルである。
影山は鋭い洞察力で事件の真相を見抜いてしまい、「こんなこともお分かりにならないとは…お嬢様は…」と執事にはあるまじき発言でお嬢様のプライドを踏みにじったりとスパイスの効いたキャラである。執事が探偵という設定と影山のキャラクターがおもしろいのである。ミステリーやトリックに重きをおく読者には物足らないかもしれない。
私の推理が正しければ、おそらく犯人はこの方ではないでしょうかといった流れで終わることが多い。やや単調になりかけており危機感を覚えるが、本作では事件現場に影山が突入するといった変化がみられた。
影山のプロフィールは謎に包まれており今後は徐々に明かされていくのだろうか。そしてお嬢様との関係は…
まだ全12話である。続編に期待したい。
謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)より
4094088709