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魔力
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魔力の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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アメリカ先住民の出ながら因習や呪術を嫌うジョー・リープホーン警部補と、部族の伝統に敬愛の念を持つジム・チー巡査。単独で主人公を張ってきた2人が合流する最初の作品です。 チー巡査が自宅トレーラーハウスでショットガンで狙撃された事件を皮切りに、不審な殺人が相次ぎます。犠牲者の傷跡から発見される牛の骨製のビーズは呪術を連想させ、事件には魔術と迷信が色濃く漂っていた。。。 トニイ・ヒラーマンミステリは、アメリカ先住民を主人公に、彼らの独特な世界観や文化に根ざして起きるエキゾチックなミステリ。他に同類を捜せばアーサー・アップフィールドのボナパルト警部シリーズぐらいでしょうか。 最後の30ページ、人々の病気を癒す歌い手になりたいという野心に付けこんだ犯人の罠に嵌り瀕死の重傷を追うチー、最後の殺人を食い止めようと奔走するリープホーンの手に汗握る場面に、それまでともすると退屈にもなりかねなかったプロットが一気に収斂しました。地味だけれど、さすがの筆さばきです。 | ||||
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