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ヴァチカンからの暗殺者



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【この小説が収録されている参考書籍】
ヴァチカンからの暗殺者 (新潮文庫)

ヴァチカンからの暗殺者の評価: 4.50/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

ストーリーテラーやね。

昔、この作家の本は色々読んで面白かった印象がありましたので、購入しました。
期待を裏切らず、久々に面白い小説です。 「ジャッカルの日」を思い出しました。
お勧めします。
ヴァチカンからの暗殺者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァチカンからの暗殺者 (新潮文庫)より
4102205055
No.7:
(5pt)

風景が目に浮かぶ傑作

クイネルは結構いつも最後はあっさりとしているんですが、今回も広げたサブストーリーが一気に終末にむけて気持ち良く押し寄せます。個人的には東ヨーロッパの風景や人情、暗くどんよりとした低い雲などが印象に残りました。主人公の描写は素晴らしく倍くらいのボリュームがあっても苦にならないと思いました。
今となっては懐かしい冷戦時代のお話ですが、普遍的な感覚覚えるのは決して突飛な内容でないからだと思いました。
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4102205055
No.6:
(4pt)

面白い

韓国訪問を予定しているローマ法王を密かにKGBが狙っている―。法王を守るためその側近たちが出した結論は、アンドロポフ書記長暗殺だった。〈法王の使者〉として選ばれた男は、亡命したポーランド秘密保安機関のエリート少佐。妻を装った若く美しい修道女を道連れに、クレムリンへの長く危険な旅が始まる!大胆な構想で展開する、息もつかせぬポリティカル・サスペンス。
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4102205055
No.5:
(2pt)

読み応えあり

20年前くらいに読んだのですがすっかり内容を忘れていました。
本は古いので少しカビのにおいがしました。値段が安いのでしようがないと思いました。
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4102205055
No.4:
(5pt)

恋愛小説としても楽しめるエスピオナージ

週間文春 1987年 海外第3位

1981年5月13日ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が、サンピエトロ広場にて銃撃された。当時、ローマ教皇暗殺未遂事件は大きく報道されたと記憶しているが、本作品は、この歴史的な事実を背景にしたエスピオナージだ。ストーリーの核となるのは、事件の首謀者がソビエト連邦 書記長アンドロポフで、ローマ教皇の暗殺を諦めていなかったという大胆な仮説である。

ローマ法王が暗殺の危機にさらされているのを察知した、ヴァチカンのヴァーサノ大司教、メンニニ枢機卿、ヴァンバラ司祭は、計画を阻止するためアンドポフを葬り去ることを決意する。暗殺者として指名されたのは、上官を射殺し、ポーランドから亡命してきたスツィボル。スツィボルは、過去の出来事からアンドロポフへ憎しみを抱いているのだった。ヴァーサノ大司教らは、スツィボルのソビエトへの侵入を容易にすべく、夫婦ものとしての偽装を画策する。妻役として選ばれたのは、美しい修道女アニタ。アンドロポフ暗殺を遂行するため、スツィボルとアニタの命を掛けた潜入行が始まる。 ・・・・

秘密裏に進められていたアンドロポフ暗殺計画は、メンニニ枢機卿の不注意からソビエト上層部に知られるところとなり、スツィボルとアニタは、KGBに追われるはめになる。ソビエトへの潜入ルートに張り巡らされた監視の目。スツィボルとアニタの潜入行は、息つく暇のないピンチまたピンチの連続だ。暗殺者の正体は、早々とソビエト側にバレてしまうのだが、これが、スピード感と緊張感をいや増すことになる。焦燥感を煽りたれられつつ、ぐいぐいと話の流れに引っ張られていく。ギリギリのところで危機をすり抜けるスツィボルとアニタ。執拗に追いすがる敵。はたして、アンドロポフ暗殺は成就するのか。最後まで、ハラハラ、ドキドキは止まらない。

冷酷無比な暗殺者スツィボルと、神のみに愛を誓う修道女アニタ(アニタはスツィボルの任務を途中まで知らない)。反感に近い感情を持っていたぎこちない二人が、危険な旅をとおして恋に落ちていく様が描かれていく。手に汗握るアクションと並行して、育てられていく二人の思いが素敵である。アニタが登場してきたあたりから、想像できてしまうのだが、二人の心が寄り添っていく過程が実に自然なのだ。英米の作品にありがちな、とりあえずデキちゃえば的な、性急さがないところが良い。余韻を残す締めくくり方も申し分ないし、恋愛小説としても楽しめる作品である。
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4102205055
No.3:
(5pt)

愛しのローマ法王パウロ二世様

A・J・クイネル氏の本は沢山読んだ中で、「ヴァチカンからの暗殺者」は最高です。1981年日本訪問から帰国した後の サンピエトロ寺院前広場での暗殺未遂事件、ローマカトリックとKGBが絡んだロシア聖教との70年の軋轢、カカティンの森事件などの史実が根底にあっての物語で本当に手に汗を握る感覚で読みました。今は絶版になっていますが、アマゾンでなら探せますよ。
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4102205055
No.2:
(5pt)

”燃える男”に次ぐ傑作

全然古さを感じません 
携帯があたりまえの現代と比べると、通信手段には隔世の感がありますが 
旧ソ連の最深部にもぐりこんで暗殺を実行しようとする者とそれを阻止しようとする者達 
そのかけひき、
暗殺者と同伴者にうまれる愛情 
とてもおもしろく再読しました 
フォーサイスの”ジャッカルの日”と比べたくなるおもしろさです 
クィネルの作品は全部読んでいますが、この作品と”燃える男”の2つが出色の出来だと思います 

”燃える男”はシリーズ化されクリーシーは主人公になりましたが、
みまわれる不幸には正直、何故そんなにまで酷い設定にするのか・・・・という思いが消えませんでした
そんな思いもあり、
ヴァチカンからの暗殺者がシリーズ化されずに、ミレクとアニアのハッピーエンドが壊れないということが
この作品により愛着をわかせているのかもしれません 

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4102205055
No.1:
(5pt)

読み終わるのが惜しい。

あらすじは上記の通り、この設定で「面白そうだ。」と思った貴方の(感)に間違いはありません。クィネルの作品に余りハズレは無いけれど、この作品は文句無しに面白い。ポーランド秘密保安機関の冷酷無比かつ優秀な少佐であった暗殺者と、若く美しく敬虔な修道女という組み合わせの妙。二人の長く過酷な旅を援助すべく登場する様々な脇役たちのキャラクターも味わい深く秀逸。勿論、物語はジェットコースター的波乱万丈の展開。そして、なんと言っても、ミレク・スツィボルと、アニタ・クロルという主人公の二人のキャラクター。当然、ミレクは、アニタに惹かれていくのですが、そのあたりの二人の恋模様の描写が珍しいくらい初々しくて清清しくてとても気持ちいい。そんなに薄い本でもないけれど、それでもまだあと倍くらい厚かったらなあ。と、読み終わるのが非常に惜しくなる部類の作品です。
ヴァチカンからの暗殺者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァチカンからの暗殺者 (新潮文庫)より
4102205055

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