6ステイン
評判
6ステインの評価:
4.38/5点 レビュー 45件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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6ステインの評価:
4.38/5点 レビュー 45件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
乱歩賞受賞作はほぼ読んでいるが、なぜか、この作家だけは
読まずに来た。
実際のところ、受賞作を本屋で手にとってレジに向かいかけたこともあるが、
ここまで読まずに来た。
さて、読んでみてどうか。
文章は堅すぎず、軟らかすぎずで、読みやすい。
また、描写もうまい。
話のもっていき方もうまいと思う。
文章、話の構成とも全体的に志水辰夫に近い。
要するに、私好みである。
でも、何か足りない。
読みすすめるうちに、わかった。
「足りない」のではなく、「多すぎる」のだ。
自作の世界にリアリティを持たすための説明
(ほとんどが主人公の独白あるいは心情として語られるのだが)
をする文章が多すぎるのだ。
ある意味、読者に親切な作家といえるのだろうが、
逆に筆力のなさともいえる。
例えば、本作品のような話を書いていた作家として、
志水辰夫、北方謙三、船戸与一などが挙げられるが、
彼らが福井の作品と同様のものを書いたとしたら、
ほぼ半分のページ数で書き上げるだろう。
そして、彼らの書いたものの方がより大きなインパクトを読者に残すだろう。
福井に「足りない」もの、それは、経験といえるのではないかな。
福井が、自分の書いたものを半分の量にする筆力を身につけたとき、
彼の作品は長く読み継がれることになるだろう。
福井は、自分の作品が映像化されること念頭に
小説を書いているということを何かで読んだ記憶があるが、
それがあの説明文の長さに通じているのだろう。
ファンの方には、「それが福井節」となるのであろうが。
いずれにせよ、福井が、これからの日本の冒険小説界を背負って立つ
一番近い位置にいることは自他共に認めるところである。
更なる精進を期待したい。