(短編集)

6ステイン

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6ステインの評価:

4.38/5点 レビュー 45件。 B ランク

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平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全80件 21〜40 2/4ページ
No.60
(4pt)

文学的価値や技巧の巧拙より、ただ人の持つ暖かみが心地良かった短編小説

あさのあつこ氏の「あとがき」から読み始めると「わたしは自分の感情のままに、構える事もなく格好をつけることも捨てて、泣いてみる。人間のせつなさに、温かさに、哀しさに、健気さに、脆さに、強さに、したたかさに、しぶとさに泣いてみる」という文に出会いました。

文学的価値や文章の巧拙などよりも、人の持つ温かさや人との出会いの可能性に触れてみたい、というような心情の方には自信を持ってお薦めします。

氏の作品は8割方読みましたが、大学中退のガンダム世代のこの作者は本当に温かみを持った人だなぁとこの6つの短編集を読み改めて実感しました。


6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.59
(4pt)

文学的価値や技巧の巧拙より、ただ人の持つ暖かみが心地良かった短編小説

あさのあつこ氏の「あとがき」から読み始めると「わたしは自分の感情のままに、構える事もなく格好をつけることも捨てて、泣いてみる。人間のせつなさに、温かさに、哀しさに、健気さに、脆さに、強さに、したたかさに、しぶとさに泣いてみる」という文に出会いました。

文学的価値や文章の巧拙などよりも、人の持つ温かさや人との出会いの可能性に触れてみたい、というような心情の方には自信を持ってお薦めします。

氏の作品は8割方読みましたが、大学中退のガンダム世代のこの作者は本当に温かみを持った人だなぁとこの6つの短編集を読み改めて実感しました。


6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.58
(5pt)

珠玉の作品です

どのタイトルもページをめくるのが惜しい珠玉の短編集です。長編が多い「文豪」の短編はどんなものなのかと思ってましたが驚きです。こんなのが連載されていた雑誌もスゴイ。長編では作者本人もノリノリであろう場面には福井節で貫かれているのに比べ、短編集では文章そのものがより技巧を極めて完成度が高いように思われました。あまりにリアルなので、髪金でも引き締まった体のコギャルや、いくら飲んでも酔わないオネーサンに遭遇すると、ひょっとしてAP?もしやSOF上がりか!と思ってしまうようになりました。
6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.57
(5pt)

珠玉の作品です

どのタイトルもページをめくるのが惜しい珠玉の短編集です。長編が多い「文豪」の短編はどんなものなのかと思ってましたが驚きです。こんなのが連載されていた雑誌もスゴイ。長編では作者本人もノリノリであろう場面には福井節で貫かれているのに比べ、短編集では文章そのものがより技巧を極めて完成度が高いように思われました。あまりにリアルなので、髪金でも引き締まった体のコギャルや、いくら飲んでも酔わないオネーサンに遭遇すると、ひょっとしてAP?もしやSOF上がりか!と思ってしまうようになりました。
6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.56
(5pt)

一気読み

日本を舞台に数々の諜報戦が繰り広げられるハードボイルドアクションノベル。六つの短編から成るがいずれも読み応えは十分。決して軽く読み飛ばせる類のものではないが、一気読みしてしまった。

台詞回しと話の転がし方が上手いせいか、作り物臭さは感じさせず、その非情な世界観にぐっと惹き込まれた。又、ちょっとした部分の文章表現の巧みさにも唸らせられた。

個人的にはオススメしたい。
6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.55
(5pt)

一気読み

日本を舞台に数々の諜報戦が繰り広げられるハードボイルドアクションノベル。六つの短編から成るがいずれも読み応えは十分。決して軽く読み飛ばせる類のものではないが、一気読みしてしまった。

台詞回しと話の転がし方が上手いせいか、作り物臭さは感じさせず、その非情な世界観にぐっと惹き込まれた。又、ちょっとした部分の文章表現の巧みさにも唸らせられた。

個人的にはオススメしたい。
6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.54
(4pt)

良さを全面に押し出してはいるが

「イージス」「ローレライ」などと「大作作家」のイメージがある福井晴敏。短編はうまくいくのかどうかと不安ではあった。しかし、福井色を押し出し、緊密なプロットと文章で諜報戦を描く著者の技はすごい。物語の作りが丁寧である。

が、人間ドラマの点では、「ああ、やっぱりこうするのか」とか「お決まりの展開」といわざるを得ない(はっきり言ってしまえば明らかに「作り物」っぽいようなもの)ものがあった。前述の「作りが丁寧」な分だけ作り物っぽく見えてしまう。もっとハリウッド映画のような粗雑で荒削り(言い過ぎではありますが)でも、壮大なアクションものをドーンと書いて欲しいものです(時事問題や国際情勢を絡ませるものとか、人間ドラマ色を薄めにしたものとか)。

6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.53
(4pt)

良さを全面に押し出してはいるが

「イージス」「ローレライ」などと「大作作家」のイメージがある福井晴敏。短編はうまくいくのかどうかと不安ではあった。しかし、福井色を押し出し、緊密なプロットと文章で諜報戦を描く著者の技はすごい。物語の作りが丁寧である。

が、人間ドラマの点では、「ああ、やっぱりこうするのか」とか「お決まりの展開」といわざるを得ない(はっきり言ってしまえば明らかに「作り物」っぽいようなもの)ものがあった。前述の「作りが丁寧」な分だけ作り物っぽく見えてしまう。もっとハリウッド映画のような粗雑で荒削り(言い過ぎではありますが)でも、壮大なアクションものをドーンと書いて欲しいものです(時事問題や国際情勢を絡ませるものとか、人間ドラマ色を薄めにしたものとか)。

6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.52
(5pt)

爽やかな読後感!

福井氏の作品の中では一番いいんじゃないでしょうか?ひとつのテーマで6話の短編が描かれているが決して破綻していなく実に読ませる。マニアックな描写もありながら非常に読みやすく男性はもちろん女性の読者にもオススメしたいです。
6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.51
(5pt)

爽やかな読後感!

福井氏の作品の中では一番いいんじゃないでしょうか?ひとつのテーマで6話の短編が描かれているが決して破綻していなく実に読ませる。マニアックな描写もありながら非常に読みやすく男性はもちろん女性の読者にもオススメしたいです。
6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.50
(4pt)

熱いぜ!

著者の本は初めて読みました。短編集のわりにはどの作品も力が入っていると思います。年配の主人公が多くあんまり若い主人公は出てこないですが、彼等の熱さは若者の私にも伝わって来ました。これを機に著者の他の本も読んでみようかと思います。
6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.49
(4pt)

熱いぜ!

著者の本は初めて読みました。短編集のわりにはどの作品も力が入っていると思います。年配の主人公が多くあんまり若い主人公は出てこないですが、彼等の熱さは若者の私にも伝わって来ました。これを機に著者の他の本も読んでみようかと思います。
6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.48
(5pt)

市井の工作員群像

エンターテイメントにおいて「工作員」というと、特殊訓練を受けた、武器や格闘のエキスパートというイメージが一般的だが、この作品に登場する工作員達は、我々市民社会のそこここにいるありふれた、しかも少々くたびれた人達だったりする。「市ヶ谷」の「非常勤工作員」(略称AP)が全国に数千人いる、という設定は、あまりに荒唐無稽(のはず)だが、そのAPたちの生活やら人生哲学やら哀感やらを淡々と綴る福井の筆力は、「もしかするとこれは実話かも?」とさえ思ってしまう。いまや老人と若者中心の社会になってしまったこの国で生きる中年サラリーマンとして、「自分達は何のために存在しているのか」を強く意識させられた珠玉の短編集だ。

6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.47
(5pt)

市井の工作員群像

エンターテイメントにおいて「工作員」というと、特殊訓練を受けた、武器や格闘のエキスパートというイメージが一般的だが、この作品に登場する工作員達は、我々市民社会のそこここにいるありふれた、しかも少々くたびれた人達だったりする。「市ヶ谷」の「非常勤工作員」(略称AP)が全国に数千人いる、という設定は、あまりに荒唐無稽(のはず)だが、そのAPたちの生活やら人生哲学やら哀感やらを淡々と綴る福井の筆力は、「もしかするとこれは実話かも?」とさえ思ってしまう。いまや老人と若者中心の社会になってしまったこの国で生きる中年サラリーマンとして、「自分達は何のために存在しているのか」を強く意識させられた珠玉の短編集だ。

6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.46
(5pt)

想像以上の面白さ!

ローレライを途中で挫折して以来、久々に福井作品を読んだのだが、あまりの面白さに徹夜してしまった。
防衛庁情報局(途中までは実在の組織だと思い込んでた)の下部に位置する人たちを主人公にした6つの短編集。
「いまできる最善のこと」「畳算」「媽媽」の3編は、主人公が不実な生き方から脱却するために命を顧みない、とんでもない選択をし、読んでる者をハラハラさせる展開になる。特に「畳算」に登場するスーツケースの話は、リアリティがあって、本当に冷戦時代にそういうことがあったかも、と思わせられた。
「媽媽」の続編になる「断ち切る」は、カバンの底を剃刀で切って、中身を抜き取るスリが主人公だが、この断ち切りの話が面白い。また、二転三転するストーリーも最後まで読ませる。
「サクラ」は、ヒロイン・サクラの仕事の時の顔を、素顔とのギャップが出色。
最後の「920を待ちながら」は「亡国のイージス」のサイドストーリー的な話になっている。これも最後の方で衝撃の事実が明かされる展開。


6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.45
(5pt)

想像以上の面白さ!

ローレライを途中で挫折して以来、久々に福井作品を読んだのだが、あまりの面白さに徹夜してしまった。
防衛庁情報局(途中までは実在の組織だと思い込んでた)の下部に位置する人たちを主人公にした6つの短編集。
「いまできる最善のこと」「畳算」「媽媽」の3編は、主人公が不実な生き方から脱却するために命を顧みない、とんでもない選択をし、読んでる者をハラハラさせる展開になる。特に「畳算」に登場するスーツケースの話は、リアリティがあって、本当に冷戦時代にそういうことがあったかも、と思わせられた。
「媽媽」の続編になる「断ち切る」は、カバンの底を剃刀で切って、中身を抜き取るスリが主人公だが、この断ち切りの話が面白い。また、二転三転するストーリーも最後まで読ませる。
「サクラ」は、ヒロイン・サクラの仕事の時の顔を、素顔とのギャップが出色。
最後の「920を待ちながら」は「亡国のイージス」のサイドストーリー的な話になっている。これも最後の方で衝撃の事実が明かされる展開。


6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.44
(5pt)

不実に生きるか、誠実に死ぬか?

国益、治安維持という名目で、人殺し等の汚れ仕事を淡々と遂行する防衛庁情報局の工作員達。
上からの命令には疑問をはさまず、感情を捨て、ロボットのように任務をこなす事が美徳とされる職種。
そんな彼等が「人間としての情」によって、感情を揺さぶられる物語が6編。
「プロとしての任務」と「人間としての情」の相克する感情が、痛いほど伝わってくる。

私は特に「畳算」がよかった。
主人公の「プロとしての冷酷な判断」と「老婆に対する親愛の情」との葛藤がヒシヒシと伝わってきた。
国際情勢と権力争いの掛け算の結果でしかない「国益」のために、命も尊厳も売買の対象にされる不実な世界に妥協して生きるか?
人間として誠実に死ぬか?
主人公は、極限下での生き方を問われる。
読後、私は自分自身の生き方が問われているような気がした。

福井作品は、派手な戦闘シーンやスパイ戦ばかりに目がいくが、どの作品にも根底にあるテーマは「不実に生きるか、誠実に死ぬか?」という生き様の選択。
この骨太なテーマがあるからこそ、単なるアクション小説に成り下がらず、重厚感があり、魂に響く作品に仕上がっている。
戦争やテロといった極限下のシチュエーションは、このテーマをわかりやすく読者に伝えるための手段に過ぎない。

福井作品は、結局のところ、人間を描くという文学の本道をいっている事を忘れてはならない。
福井作品を酷評する人は、その事が読み取れていない。
6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.43
(5pt)

不実に生きるか、誠実に死ぬか?

国益、治安維持という名目で、人殺し等の汚れ仕事を淡々と遂行する防衛庁情報局の工作員達。
上からの命令には疑問をはさまず、感情を捨て、ロボットのように任務をこなす事が美徳とされる職種。
そんな彼等が「人間としての情」によって、感情を揺さぶられる物語が6編。
「プロとしての任務」と「人間としての情」の相克する感情が、痛いほど伝わってくる。

私は特に「畳算」がよかった。
主人公の「プロとしての冷酷な判断」と「老婆に対する親愛の情」との葛藤がヒシヒシと伝わってきた。
国際情勢と権力争いの掛け算の結果でしかない「国益」のために、命も尊厳も売買の対象にされる不実な世界に妥協して生きるか?
人間として誠実に死ぬか?
主人公は、極限下での生き方を問われる。
読後、私は自分自身の生き方が問われているような気がした。

福井作品は、派手な戦闘シーンやスパイ戦ばかりに目がいくが、どの作品にも根底にあるテーマは「不実に生きるか、誠実に死ぬか?」という生き様の選択。
この骨太なテーマがあるからこそ、単なるアクション小説に成り下がらず、重厚感があり、魂に響く作品に仕上がっている。
戦争やテロといった極限下のシチュエーションは、このテーマをわかりやすく読者に伝えるための手段に過ぎない。

福井作品は、結局のところ、人間を描くという文学の本道をいっている事を忘れてはならない。
福井作品を酷評する人は、その事が読み取れていない。
6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419
No.42
(5pt)

心地よい寂寥感と読後感

普段はどこにでもいる主婦だったり全然別の仕事をしていたりする彼らが、一度国を揺るがす一大事が起こると、生きるか死ぬかのやり取りをする戦場に飛び込んでいく。それなのに、報酬はすずめの涙ほどしかない。そんな彼らを人は『ダイス』と呼んだ……。
 決して報われる事のない任務を、そうと分かっていながら敢えて全うする男女達。福井晴敏には珍しい短編集です。日本に生まれた事・住んでいる事に感謝する作品です

6ステイン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 6ステイン (講談社文庫)より
4062757087
No.41
(5pt)

心地よい寂寥感と読後感

普段はどこにでもいる主婦だったり全然別の仕事をしていたりする彼らが、一度国を揺るがす一大事が起こると、生きるか死ぬかのやり取りをする戦場に飛び込んでいく。それなのに、報酬はすずめの涙ほどしかない。そんな彼らを人は『ダイス』と呼んだ……。
 決して報われる事のない任務を、そうと分かっていながら敢えて全うする男女達。福井晴敏には珍しい短編集です。日本に生まれた事・住んでいる事に感謝する作品です

6ステイン Amazon書評・レビュー: 6ステインより
4062126419