悪の教典

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評判

悪の教典の評価:

3.40/5点 レビュー 497件。 A ランク

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平均点3.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全266件 261〜266 14/14ページ
No.6
(4pt)

恐怖の距離感を楽しむ

分厚い本ですが、会話も多く、土日の2日間で読了。グイグイ引っ張られるように読みました。上巻はハスミンの視点の語りで進んでいき、次第に生徒側からの視点が増えていき、後半ではハスミン視点はほとんどなくなります。これが、怖さを醸し出している。前半ではハスミンがまともに見えるどころか、正直、好感すら感じました。こんな先生がいたらいいな、と。ハスミンという人は、非常に問題解決力の高い人。頭がいい、というのもあるが、最大の理由は一般人よりも選択肢が多く(前提に縛られない)、且つ、実行に躊躇いがほとんどない。前半、次から次へと問題を処理していく。目立ちすぎず、周囲から信頼と好感を伴った関係性を構築しながら、その中で自分の王国をつくり、好きに楽しもうという考え方。そのため、天才という割には、完全さや機械のような印象を与えない。いい人、に見えるのだ。しかし、それは近くでよく見ると“人の顔であるかのように見えるだけ”なのだ。後半、語る視点が彼から離れれば離れるほど、彼の怖さが引き立っていきます。特に11章からラストにかけて。物語は上巻は前振り、下巻はあっと驚くやや大雑把な展開になっていきます。正直「え!?この人これだけ??」「あれについてはもっと触れないの?」という箇所もいくつかあり、これだけの分量なのにもっと深堀り、盛り込んでほしかったモノがいくつかあります。故に星4。個人的にはハスミンの巻いた種の今後を勝手に想像して楽しんでいますが、続編があったら面白いな。貴志さんのペースを見ると、希望薄かな。いや〜、面白かった。
悪の教典 下 Amazon書評・レビュー: 悪の教典 下より
4163295208
No.5
(4pt)

面白かった

「黒い家」、「クリムゾン迷宮」、「新世界より」など、数々の名作を書いてきた貴志さんの作品ということで、発売前から楽しみにしていました。これまでの作品と同様、読み始めると一気に引き込まれて2日で読み終えてしまいました。その意味では、質の高い作品でした。しかし、上記3冊に比べると、物足りない印象も残りました。主人公である蓮実が天才とは思えない短絡的な行動をし、脇役があまりに弱すぎるため、話としての深みがいまひとつでした。
悪の教典 下 Amazon書評・レビュー: 悪の教典 下より
4163295208
No.4
(4pt)

貴志先生待ってました!!!

発売日に上下巻とも購入。上巻を読んだ上でまずはレビューします。面白い。この恐怖をずっと待ってたという感じ。個人的には「新世界より」のような非現代社会を表現するファンタジー作品は苦手だったのですが、今作にはふんだんに「貴志節」炸裂で非常に興奮して読ませてもらっています。黒い家のキャッチコピーにもあった。「人間が一番怖い」これを随所に感じれました。下巻がどうなるかとても楽しみです。学園ものということで、教員含め、登場人物が多数出てくるので読みながら登場人物の簡単な説明をメモしておくことをお勧めします。私のメモには登場人物の名前がずらりと並んでいますが、さして物語に関わらない人物もちらほら。細かい突っ込みどころはありますが、貴志作品にはそんなこと気にさせない面白さがある。私はファンだから余計そうなのでしょうが、こんなに楽しく読める小説は本当に久しぶりです。
悪の教典 上 Amazon書評・レビュー: 悪の教典 上より
4163293809
No.3
(5pt)

蓮見聖司の魅力

主人公の蓮見は世間的に見れば絶対的な悪です。 蓮見さんの幼少の頃からの恐ろしい性格。読んでいて危機迫るものがあります。 しかし、心の中では、蓮見さんを応援してしまっている自分もいます。 どこか魅力的で、女性のみならず男性をも虜にしてしまう蓮見。 彼が下巻にてどのような豹変をし、どのような結末を迎えるのか、 楽しみで仕方有りません。
悪の教典 上 Amazon書評・レビュー: 悪の教典 上より
4163293809
No.2
(5pt)

新刊を心待ちにしておりました

書店で上下巻が並んでいるのを見つけて即買い。『狐火の家』『新世界から(あれも上下巻だった)』から2年半。待ってました。これだけ新刊を心待ちにして、なおかつ毎回、その期待にこたえてくれる作品を読ませてもらえるという幸福! ワクワクします。上巻は「人と共感することができない」という高校教師・蓮実の視点がメインで進んでいきます。彼がいつも口ずさんでいるというクルト・ヴァイルのモリタート(マック・ザ・ナイフ)! 音楽とサイコキラーのイメージが重なって、読み進めていくうちに背筋がゾクゾクしてきます。私は作曲者クルト・ヴァイルの妻ロッテ・レニヤのアルバムを聴きながら読んでおります。一気に上巻を読了してしまい、すでに下巻の半ばあたりにきております。読み終わるのがもったいないけれど、でもページをめくる手がとまりません。全体の感想はすべて読み終わって、さらに余韻にひたりながら書きたいと思います。
悪の教典 上 Amazon書評・レビュー: 悪の教典 上より
4163293809
No.1
(5pt)

じわじわと恐怖が

待望の貴志佑介の長編新作。本屋で見つけて上下巻即買いです。表紙がまず、恐ろしくてステキ!上巻は434ページ。系統で言うと黒い家系?壊れている人目線で物語りは進み、すぐに貴志ワールドに引き込まれてあっという間に読み終わりました。余計な先入観を入れずに読み始めましたが嵐の前の静けさ、と言うか何かが起こりそうな空気がぷんぷん。異常に感づいているあの子達は下巻で殺される・・?これからもっとスパークしちゃうの?なんて思うとゾクゾクします。私は個人的には蓮見は好きなんですが貴志先生は何かが欠落している壊れた人間を表現するのが本当に上手だなぁと思います。「新世界より」も良かったですが、今回舞台が学校と言うことで、身近でありえそうな設定により恐怖感があおられます。上巻はまるごと前フリ、と言うところでしょうか。読んでいると時間が経つのを忘れます。下巻も分厚くて、たっぷり堪能できそう。買ってよかったです。
悪の教典 上 Amazon書評・レビュー: 悪の教典 上より
4163293809