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紫の悪魔
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紫の悪魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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第3回の新潮ミステリー倶楽部の島田荘司特別賞受賞の長編作品。 著者は現役の感染医学の医師ということもあり、専門的知識を駆使した蘊蓄系ミステリーとしての側面も持つ。 未知の病原体による感染を扱っているが、いわゆるそれにより日本中が大パニックになっていくようなパニックサスペンスものではない。 そして、SFホラーでもない。 本作は病原体による感染の恐怖をモチーフにしているが、れっきとした本格ミステリーである。この種のテーマを扱っている割にこじんまりと地味な印象を与えるのは本作が本格ミステリーとして書かれているだためのものであることは理解しておく必要があるだろう。 島田荘司が絶賛しているが、刊行されたのが99年であり、当時島田荘司氏は最新の科学的知識などを用いた21世紀本格という概念に拘っていた時期であり、本書のような未知の病原体を扱った本格推理というフォーマットはまさにこの時期の島田氏が理想としてものであっただろう。それ故に島田荘司特別賞受賞作は納得できるものだ。 派手さはないが、堅実にしっかりとまとめられているという印象である。 | ||||
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最初の洞窟での事件からボルネオ、日本での謎の死へと繋がる長編。 物語の筋は良いが盛り上がりに欠け、やや冗長な印象。 けして悪いわけではないが、やや淡々としている。 中盤〜後半のボルネオパートは探検記的で感じの構成で面白かった。 時間が有れば読んでみるのも良いかも。 | ||||
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