紫の悪魔
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他の方のレビューにも盛り上がりに欠けるとありましたが、私も同感でした。 全編を通して話を引っ張っていく魅力的な主人公が居ないのが大きいのではと思いました。 出てくる人物、刑事も冒険家?も研究者も長編を引っ張っていく主役としては中途半端な描写に思えたし、 せっかく謎めいた女性キャラも出てくるのに生かせていないし。 悪魔の正体も私は早々に解ってしまいました。 でも種明かしがすごく退屈に感じてしまったのは、それだけではないはず。 中心人物らしき学者さんキャラがいるんですか、どれだけ叔父(伯父?覚えてない)さん大好きっ子なの(笑)って感じでオッサン同士のやり取りが延々あったりするのもつまらなかった。 自分だったら、この登場人物を主人公にして、この人物はこう動かして、最後のネタバラシはこうもってきて…とか、いろいろ考えてしまいました。 こうしたらもっと面白くなるのに〜みたいな(笑)妄想して補いたくなるような部分がいっぱいあるんですよ。 着想はいいのに、色々ともったいないなと感じた作品でした。 | ||||
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第3回の新潮ミステリー倶楽部の島田荘司特別賞受賞の長編作品。 著者は現役の感染医学の医師ということもあり、専門的知識を駆使した蘊蓄系ミステリーとしての側面も持つ。 未知の病原体による感染を扱っているが、いわゆるそれにより日本中が大パニックになっていくようなパニックサスペンスものではない。 そして、SFホラーでもない。 本作は病原体による感染の恐怖をモチーフにしているが、れっきとした本格ミステリーである。この種のテーマを扱っている割にこじんまりと地味な印象を与えるのは本作が本格ミステリーとして書かれているだためのものであることは理解しておく必要があるだろう。 島田荘司が絶賛しているが、刊行されたのが99年であり、当時島田荘司氏は最新の科学的知識などを用いた21世紀本格という概念に拘っていた時期であり、本書のような未知の病原体を扱った本格推理というフォーマットはまさにこの時期の島田氏が理想としてものであっただろう。それ故に島田荘司特別賞受賞作は納得できるものだ。 派手さはないが、堅実にしっかりとまとめられているという印象である。 | ||||
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最初の洞窟での事件からボルネオ、日本での謎の死へと繋がる長編。 物語の筋は良いが盛り上がりに欠け、やや冗長な印象。 けして悪いわけではないが、やや淡々としている。 中盤〜後半のボルネオパートは探検記的で感じの構成で面白かった。 時間が有れば読んでみるのも良いかも。 | ||||
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二度目に訪れた者は死ぬ、と語り継がれたボルネオの聖地。冒険のためにそこへ足を踏み入れた日本人大学生3人の一人は急死、一人は崖下へ転落し、ただ一人の生還者も数年後、CJDのごとき奇病で死亡する。一方、静岡某所では、肉をえぐられた女性の変死体が発見され…。 医者である著者によるサスペンス。医学的な事などの説明部分が多く、ちょっと読んでいるとお勉強みたいな気持ちになる雰囲気の作品である。端正で論理的な長編なのだが、きれいにまとまりすぎて迫力に乏しいきらいがあるかもしれない。 | ||||
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